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2026年10月15日(木)放送の『林修の今知りたいでしょ!』では、疲労回復に役立つ「最強の食べ物」が紹介されました。
疲れたときには、ウナギや焼肉などのスタミナ食を食べたり、甘いスイーツで元気を出したりする人も多いのではないでしょうか。
しかし、番組では、こうした昭和の常識が今では変わっていると紹介されました。
今回、疲労回復におすすめの食材を教えてくれたのは、20年以上疲労を研究してきた医学博士・片野秀樹先生と、水産研究の専門家・世古卓也先生です。
さらに、鶏むね肉を1週間食べ続けた3人の疲労年齢にも、大きな変化が見られました。
この記事では、番組で紹介された疲労回復におすすめの食べ物や成分、具体的な食べ方、7日間の検証結果を詳しくまとめます。
疲労回復に最強の食べ物は?鶏むね肉とマグロの血合い!
2026年10月15日放送の『林修の今知りたいでしょ!』で、疲労回復におすすめの食材として紹介されたのは、次の2つです。
- 鶏むね肉:片野秀樹先生が紹介。イミダゾールジペプチドが豊富
- マグロの血合い:世古卓也先生が紹介。抗酸化作用が注目されるセレノネインを含む
マグロの血合いの代わりとして、サバ缶もおすすめと紹介されました。
片野先生は、一般社団法人日本リカバリー協会の代表理事を務める医学博士で、休養学のスペシャリストです。
番組では、片野先生の著書『休養学』も紹介されました。
それぞれの食材の働きや、番組で紹介された検証結果を詳しく見ていきます。
鶏むね肉100gを7日間食べた結果!疲労年齢はどう変わった?
今回の番組では、疲労年齢が実年齢より高かった3人が、鶏むね肉を1週間食べ続ける検証に挑戦しました。
その結果、3人とも疲労年齢が大きく下がりました。
| 対象者 | 実年齢 | 実践前の疲労年齢 | 実践後の疲労年齢 |
|---|---|---|---|
| 女性Aさん | 32歳 | 48歳 | 20歳 |
| 女性Bさん | 48歳 | 56歳 | 24歳 |
| 男性Cさん | 55歳 | 57歳 | 44歳 |
特に、女性Aさんは48歳から20歳へ、女性Bさんは56歳から24歳へと大きく変化しました。
※疲労年齢は番組で使用された評価指標です。実際の身体年齢が若返ったという意味ではなく、短期間の検証結果がすべての人に当てはまるわけではありません。
鶏むね肉は1日100g!いつ食べてもOK
片野先生がすすめた方法は、とてもシンプルでした。
- 鶏むね肉を1日100g食べる
- 食べるタイミングは朝・昼・夜のいつでもOK
- 1日1回取り入れる
- 効果を確かめたい場合は、1週間程度続けてみる
鶏むね肉100gは、コンビニのサラダチキン約1個分に相当します。
焼き鳥なら、およそ3本分が目安として紹介されました。
毎日同じ調理法で食べる必要はなく、サラダや炒め物、カレーなど、さまざまな料理に取り入れられます。
女性Aさんが実践した7日間の献立
番組では、女性Aさんが1週間にわたって食べた鶏むね肉料理も紹介されました。
| 日数 | 食事内容 |
|---|---|
| 1日目 | サラダチキンとオイコス |
| 2日目 | 鶏むね肉の炒め物、ご飯、ひきわり納豆、具だくさんスープ |
| 3日目 | 鶏むね肉のトマト煮込み |
| 4日目 | 鶏むね肉のチョレギサラダ |
| 5日目 | サラダチキン |
| 6日目 | 鶏むね肉のカレー |
| 7日目 | 親子丼 |
毎日違うメニューで取り入れられるので、比較的続けやすそうですね。
女性Bさんや男性Cさんも、サラダチキンや唐揚げ、鶏肉を使ったサンドイッチなど、さまざまな料理を食べていました。
体の軽さや寝起きにも変化が!
疲労年齢だけでなく、体調面の変化を感じた人もいました。
女性Aさんは、
「だいぶ体が軽い感じ」
とコメント。
男性Cさんも、
「寝起きに関してはちょっと良くなった」
と話していました。
食事だけで疲労が必ず改善するとは限りませんが、番組では3人とも疲労年齢の低下が見られたことが紹介されました。
鶏むね肉のイミダゾールジペプチドとは?疲労軽減が期待される成分
では、なぜ鶏むね肉が疲労回復におすすめなのでしょうか?
片野先生が注目したのは、鶏むね肉に多く含まれる「イミダゾールジペプチド」という成分です。
番組では、肉体的な疲労と精神的な疲労の両方を軽減する働きが期待されると紹介されました。
鶏むね肉は含有量が多い!肉100gあたりで比較
番組で紹介された、肉100gあたりのイミダゾールジペプチド含有量はこちらです。
| 肉の種類 | 100gあたりの含有量 |
|---|---|
| 鶏むね肉 | 1,223mg |
| 豚ロース肉 | 928mg |
| 豚もも肉 | 822mg |
| 鶏もも肉 | 467mg |
| 牛もも肉 | 265mg |
今回紹介された肉の中では、鶏むね肉が最も多い結果でした。
イミダゾールジペプチドは、長時間飛び続ける鳥の筋肉にも多く含まれる成分です。
番組では、鶏は長距離を飛ぶ鳥ではないものの、そうした筋肉の働きに関係する仕組みを受け継いでいると説明されました。
アンセリンとカルノシンが肉体疲労・精神疲労に働く?
イミダゾールジペプチドには、アンセリンやカルノシンなどの成分があります。
番組では、それぞれの働きについて次のように紹介されました。
- アンセリン:肉体疲労を軽減する働きが期待される
- カルノシン:精神疲労を軽減する働きが期待される
これらの成分には抗酸化作用などがあり、疲労感との関係が研究されています。
研究例として、2009年のランダム化二重盲検プラセボ対照試験では、疲労を自覚する健常者207人が、イミダゾールジペプチド200mg・400mg配合飲料またはプラセボを8週間摂取しました。400mg群では2~8週の主観的疲労感(VAS)がプラセボ群より低下しました。これは鶏むね肉100gを7日間食べた番組の検証とは別の研究です。(研究論文)
ただし、肉体疲労と精神疲労をそれぞれ一つの成分だけが担当しているわけではなく、作用の仕組みについては研究が続いています。
鶏むね肉は茹でるより焼く方がいい?
番組では、調理方法によるイミダゾールジペプチド含有量の違いも紹介されました。
| 調理方法 | 100gあたりの含有量 |
|---|---|
| 茹でる | 600mg強 |
| 焼く | 1,000mg強 |
番組の比較では、茹でた鶏むね肉よりも、焼いた鶏むね肉の方が100gあたりの含有量が多い結果でした。
イミダゾールジペプチドは水に溶けやすい成分でもあるため、茹でる際には煮汁へ移ることがあります。
また、加熱による水分量の違いも100gあたりの数値に影響する可能性があります。
焼くことで成分そのものが新しく増えるという意味ではない点には注意したいですね。
茹でる場合も、スープなどにして煮汁ごと食べる方法が考えられます。
2021年の博多地どりを用いた研究でも、茹でた肉では成分量が低下し、焼いた肉では生肉とほぼ同程度と報告されています。研究者は、茹でると成分が水へ移ることを示唆しています。(研究論文)
→【関連記事】ハイライト食堂のジャンボチキンカツは何kcal?たんぱく質量と運動後の栄養を理学療法士が考察
鶏むね肉とレモン・梅干しが最強?片野先生おすすめレシピ
番組では、鶏むね肉と組み合わせることで、さらに疲労回復への働きが期待できる食材も紹介されました。
レモンとマヨネーズ、組み合わせるならどっち?
番組で出題されたクイズは、
「イミダゾールジペプチドと組み合わせるとパワーアップできる食材は、レモンとマヨネーズのどっち?」
正解は、レモンでした。
レモンにはビタミンCが含まれています。
番組では、ビタミンCの抗酸化作用によって、イミダゾールジペプチドの働きがより早く現れる可能性が紹介されました。
ただし、どの程度の量を組み合わせれば効果が高まるのかについては、今回の放送内容だけでは一律に判断できません。
片野先生考案!鶏むね肉の梅肉大葉包み
片野先生が、疲れを取る働きが期待できる「最強飯」として紹介したのが、
「鶏むね肉の梅肉大葉包み」です。
鶏むね肉に梅肉と大葉を組み合わせて焼いた料理で、番組では次のような成分に注目していました。
- 鶏むね肉:イミダゾールジペプチド
- 梅:クエン酸
- 大葉:ビタミンB群など
ビタミンB群は、食事から摂取した栄養素をエネルギーとして利用する過程に関わっています。
片野先生は、この料理をとても嬉しそうに紹介されていたのが印象的でした。
実際に食べた林先生も、さっぱりしていておいしいとコメント。
お弁当に持っていけそう、という意見も出ていました。
鶏むね肉を毎日食べるなら、こうしたさっぱりした味付けも取り入れやすそうですね。
※番組で紹介された料理名と食材を記載しています。正確な材料の分量や調理手順を再現したレシピではありません。
マグロの血合いに含まれるセレノネインとは?サバ缶もおすすめ!
疲労回復におすすめの食材として、もう一つ紹介されたのがマグロの血合いです。
解説したのは、水産研究・教育機構 水産技術研究所の世古卓也先生。
注目した成分は、「セレノネイン」です。
マグロの血合いには強い抗酸化作用を持つ成分が!
世古先生によると、セレノネインには強力な抗酸化作用があります。
番組では、体内で発生する活性酸素を消去する働きが紹介されました。
活性酸素は、エネルギーを作る過程などで発生する物質です。
一方で、過剰になると細胞の働きに影響することがあります。
セレノネインは、こうした酸化ストレスとの関係から研究されている成分です。
駅伝選手の検証で筋疲労マーカーが28%減少!
番組では、駅伝選手にマグロの血合い料理を食べてもらった検証も紹介されました。
登場したのは、マグロの血合いをカツにした料理です。
検証では、選手が週3日、4週間にわたってマグロの血合い料理を食べました。
その結果、赤身肉を食べたグループと比較して、筋疲労の指標として紹介されたCPK(CK)が28%低いという結果が示されました。
選手からも、
- 疲労の回復が早くなった
- 筋肉痛が軽減された
という感想が聞かれました。
CPKは、筋肉への負荷や損傷などによって血液中の値が変化する酵素です。
今回の結果は興味深いものですが、CPKの低下だけで疲労回復の効果が確定するわけではありません。研究の対象や条件によって結果が異なる可能性もあります。
マグロの血合いが手に入らないならサバ缶!
セレノネインは、マグロ以外の魚にも含まれています。
番組では、特に長距離を泳ぐ回遊魚に多いと紹介されました。
- マグロ
- サバ
- カツオ
そのなかで、世古先生がおすすめした手軽な食べ方がサバ缶です。
サバ缶には血合いの部分も含まれているため、セレノネインを摂取する方法として紹介されました。
世古先生ご自身も、ダイエット中の筋力トレーニングで生じる活性酸素への対策として、サバ缶を食べていると話していました。
マグロの血合いは普段のスーパーで手に入りにくいこともありますが、サバ缶なら日常の食事に取り入れやすいですね。
サバ缶は、食べ痩せダイエットをして20㎏の減量に成功した経験のある私も、普段から食事に取り入れています。
とても簡単な作り置きレシピの記事を下に紹介します。
→【関連記事】食べ痩せレシピ|「サバ缶と酢玉ねぎの和え物」でダイエット効果促進!

疲れた時に食べるものランキング!昭和のスタミナ食は逆効果?
番組では、町の人に「疲れたときに食べるもの」を聞き、ランキング上位の食べ物が本当に疲労回復に役立つのかを検証しました。
その結果、意外な○×判定が紹介されました。
| 順位 | 疲れたときに食べるもの | 番組の判定 |
|---|---|---|
| 1位 | スイーツ | × |
| 2位 | ウナギ | × |
| 3位 | 焼肉 | × |
| 4位 | 梅干し | ○ |
| 5位 | ニンニク | ○ |
※○×は番組内の疲労回復という観点からの判定です。×の食品が健康に悪い、食べてはいけないという意味ではありません。
1位スイーツが×!元気になったと脳が勘違い?
疲れたときに甘いものを食べると、元気になったように感じることがあります。
しかし、片野先生は、スイーツを食べて元気になったと脳が勘違いしている可能性を説明しました。
番組では、次のような流れが紹介されました。
- 甘いものを食べると血糖値が上がる
- インスリンが分泌され、血糖値を下げる
- 血糖値の変動に対してコルチゾールなどが関わる
- 一時的に元気になったように感じることがある
ただし、これは番組で紹介された説明であり、スイーツを食べたときの元気な感覚がすべてコルチゾールによるものとは限りません。
甘いものによって一時的に気分が変わることと、疲労そのものが回復することは分けて考えたいですね。
2位ウナギ・3位焼肉も×!スタミナ食は元気なときに?
ウナギや焼肉は、昔からスタミナ食として親しまれてきました。
しかし、今回の番組では、どちらも疲れたときの食べ物としては×判定でした。
ウナギが×の理由
ウナギにはビタミンなどの栄養素が含まれています。
一方、脂質も多く、消化に時間がかかることがあるため、疲れているときには胃腸の負担になる可能性があると説明されました。
片野先生によると、ウナギがスタミナ食として広まった背景には、栄養が不足しがちだった江戸時代の食生活も関係しているそうです。
焼肉が×の理由
焼肉にはタンパク質やビタミン、鉄分などの栄養素が含まれています。
しかし、食べ過ぎると胃腸に負担がかかるため、番組では×と判定されました。
現代では、栄養不足だけでなく、食べ過ぎにも注意が必要です。
番組では、ウナギや焼肉などのスタミナ食は、むしろ元気なときに食べましょう!と案内されました。
もちろん、適量のウナギや焼肉が一律に疲労を悪化させるという意味ではありません。
4位梅干し・5位ニンニクは○!注目の成分とは?
一方、梅干しとニンニクは○判定でした。
梅干し:クエン酸
番組では、クエン酸の摂取によって日常的な疲労感が軽減される可能性が紹介されました。
ニンニク:SAC
ニンニクに含まれるSAC(S-アリルシステイン)という成分が、疲労感の軽減に関わる可能性があると紹介されました。
ただし、SACの含有量はニンニクの加工方法などによって異なります。一般的な生ニンニクを食べれば、研究と同じ量を摂取できるという意味ではありません。
ちなみに、今回の○×クイズでは、林修先生が全問正解!
林先生は、食事について理解しているから自分の疲労年齢も低いのだと話し、スタジオの笑いを誘っていました。
まとめ|疲労回復の食事は昭和のスタミナ食から変わった!
2026年10月15日放送の『林修の今知りたいでしょ!』では、疲労回復に役立つ食べ物について、昭和とは異なる新常識が紹介されました。
今回のポイント
- 片野秀樹先生のおすすめは、イミダゾールジペプチドが豊富な鶏むね肉
- 鶏むね肉は1日100gを目安に、好きな時間に取り入れる方法が紹介された
- 番組の7日間検証では、3人とも疲労年齢が低下した
- 鶏むね肉にはレモンや梅、大葉を組み合わせる食べ方も紹介された
- 世古卓也先生は、セレノネインを含むマグロの血合いに注目
- マグロの血合いの代わりに、手軽なサバ缶もおすすめ
- スイーツ・ウナギ・焼肉は番組で×、梅干し・ニンニクは○と判定された
特に印象的だったのは、疲れたときに栄養をたくさん取ればよいという考え方から、疲労に関わる成分や胃腸への負担も考えて食事を選ぶという考え方への変化です。
疲労回復には食事だけでなく、睡眠や休息も大切です。
今回紹介された食材を無理なく日々の食事に取り入れながら、自分の疲れに目を向けていきたいですね。
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