2026年9月4日(金)発売の『花とゆめ』掲載、『春の嵐とモンスター』Day67(67話)のレビュー&感想を紹介します。
次回、【Day68】(68話)は、2026年10月5日(月)発売の『花とゆめ21号』に掲載。
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前回のDay66では、闇落ち状態になっていた南須くんに、ついに嵐子の声が届きました。
栢くんにけしかけられて石を手にした南須くんでしたが、その石を振り下ろした先は栢くんではなく、自分自身。
「痛み」によって自分を取り戻した南須くんは、いつもの穏やかな笑顔に戻りました。
ここから先、ネタバレを含みます。
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【要約】春モンDay66|闇落ちした南須くんに嵐子の声が届く
Day66では、行方不明になった南須くんを探すため、嵐子と栢くんは妹の汐里ちゃんとともに南須家の近くへ向かいました。
一方の南須くんは、自分自身を見失ったまま。
そんな南須くんに対し、栢くんはさらに追い打ちをかけます。
嵐子も、高校の友人も、そして妹さえも自分の側にいる。
「もうあんたの居場所なんてなくなっちゃうんだよ?」
そう南須くんを追い詰め、栢くんは自分を「潰しておいた方がいい」と挑発しました。
石を手に取った南須くん。
しかし、嵐子の「南須くん!!」という声を聞いた瞬間、南須くんが思い出したのは、かつてバレーの試合で自分を応援してくれた嵐子の姿でした。
そして南須くんは、石を栢くんではなく自分のおでこへ。
「いてぇっ!」
その“痛み”によって、ようやく南須くんは自分自身を取り戻します。
「ちゃんと、春野さんの声が届いたから」
いつもの南須くんが戻ってきたところで、Day66は終了しました。
▶前回の詳しいレビュー&考察はこちら👇
春の嵐とモンスター66話【最新話ネタバレ】南須を探す決意の嵐子、栢くんの行動は?レビュー&考察
【ネタバレ注意】春モンDay67|“戻った”南須くんと栢くん、葛藤&戸惑いとは?
Day67は、栢くんの”想定”シーンから始まりました。
栢くんの想定は?南須くんを嵐子や家族から引き離す作戦!?
栢くんの想定は、南須くんが自分を殴りつけることでした。
場面が遡りますが、これは栢くんの頭の中。
拳より大きい石を持つ南須くんと、対峙する栢くん。
嵐子は南須くんの妹の視界を覆うように抱きしめ、その様子を見守ります。
そして南須くんが石を振り上げた時、嵐子は「南須くんっ!」と。
流れ落ちた血は、栢くんの顔から出たものでした。
嵐子は「栢くん!」とかけよります。
南須くんは、その様子を見ながら石を落としました。
汐里ちゃんと嵐子は南須くんを振り返ります。
その構図は、まるで南須くん一人ぼっちに対し、栢くんには汐里ちゃんも嵐子もいる、という状態。
栢くんは顔の傷に手を当てつつも、血まみれの中、目を光らせます――――。
そんなことを想定していた栢くんでしたが、実際は違いました。
「いてぇっ!」という南須くんの声が響き、ハッとする栢くん。
嵐子は南須くんの傷をみて大丈夫か聞きに行っています。
南須くんは「めっちゃいたい」などといいながら、手あてをする流れになっていきました。
その様子を少し離れたところから見る栢くん。
《・・・何で》
《――あと、もう少しだったのに――》
と栢くんは心の中で思うのでした。
闇落ちから戻った南須くんの葛藤&戸惑いは?
昨日学校を休んだことを、登校時に学校の下駄箱で伊藤君達ツッコまれながらも、おでこの傷は
「電柱にぶつけた」という南須くん。
友人達には「小破してもビジュ崩れませんアピールか!?」とツッコまれながらも、心配していたことを明かされます。
そこに心羽も参戦。
「なんで顔面ばっかりケガしてくるの・・・⁉」
「ナメてるの・・・⁉」と
激怒りモードの心羽。
「ごめんて」と南須くん。
その様子を離れた所から見ていた嵐子は、
《南須くんが》
《すっかり元通りの南須くんに戻りました》と。
嵐子がいる事に気がついた南須くん、嵐子と目が合います。
が、ふ・・・とそっぽ向いてしまいました。
その様子に嵐子は汗をかきつつ
《・・・戻った》
《はずなんですが――――》
《なんだか――――》
と、気になる事がある様子です。
場面は変わって放課後。
栢くんがまた高校に来て、体育祭の準備を手伝おうとしますが、明日体育祭のためあまり仕事が無いことを嵐子に知らされます。
「体育祭は観覧に来て大丈夫ですけど、その後はもう勝手に来ちゃダメですからね」と伝える嵐子。
栢くんは「嵐ちゃんて体育祭でもぶっちぎりに一位なの?パンみてーに」とおもむろに質問。
嵐子は
「残念ながら生身の私はパンのように走れません」
「体育祭という陽の暴風雨にさらされて死にかける雑草です」
とコミュ障である説明をしています。
その様子を少し離れたところから見ていた南須くん、声をかけようにもかけられない様子。
南須くんは、
《・・・は、話しかけられない。》
と心の中で大きなつぶやきをしつつ両手で顔面を押さえて葛藤している様子。
「また話しかけてよ」と、公園で石を自分にぶつけたあとに嵐子に言ったことを思い出していました。
《あんなこと言ったけど》
《よくよく考えたら「もう話しかけるな」とか春野さんに散々酷い態度とっといて》
《今更どこポジションからどの面下げて「おはよー」とかいえばいいんだ・・・⁉》
とおでこの痛みを感じつつ悩んでいる様子。
《ただいじけて》
《自分からあいつの幻影にまとわりついていただけだ》
《それで勝手にすっきりして》
《俺が一人でじたばたしただけ》
と振り返ります。
だっせーほんと、と思いながらも、
《――――このまま》
《春野さんを好きでいる資格なんてあんのかな――――》
そう葛藤する南須くんでした。
栢くんの戸惑い「俺、あんたの消し方わかんない」
そして体育祭当日。
学ラン姿の南須くんの登場に、それまでになく会場は沸いています。
南須くんはいきなり代打を頼まれ、ぶっつけ本番だった様子。
その姿に女子達は沸いていて、南須くーん!と呼びかける声も。
それでも、南須くんの目に入るのは、嵐子の姿だけ。
他の女子生徒の顔は全く見えていない南須くんでした。
そして、遠くからその様子を見ていた栢くん。
競技中の嵐子の様子を栢くんは見ているようですが、南須くんの様子も観察している様にも見えました。
そして、栢くんは何か考え込んでいる表情にも見えます。
一人水道で顔を洗う南須くんのところに現れた栢くん。
「・・・ねえ」と栢くんは南須くんに声をかけます。
「・・・!」
「・・・ああ、見に来てたの」と南須くん。
栢くんは南須くんに、ある問いを投げかけます。
「あのさ・・・」
「まだ嵐ちゃんのことすきなの?」と問う栢くん。
「・・・なんで?」と。
「嵐ちゃんじゃなきゃだめ・・・?」
と問う栢くん。
ハッとする表情の南須くん。
「他にもいっぱいいるじゃん」
「お前のこと好きそうなやつ」
「他のじゃだめなの?」
と重ねて質問する栢くん。
「・・・そりゃ・・・」と返答しかけた南須くんに、栢くんは遮るように
「俺」
「あんたの消し方がわかんない」
驚く南須くん。
「このままだと本当に殺すしかなくなる」という栢くんに、すかさず
「こわいよ」と南須くん。
「でも・・・俺が逮捕されたら嵐ちゃんのママも悲しがるから・・・」と言う栢くん。
「なんで俺の殺す方向で話進めるの」と南須くん(笑)。
栢くんはうつむき加減で回想します。
《あの時》
《俺を傷つけさせるつもりだった》
《嵐ちゃんと妹の目の前で》
《それでボロボロに壊れるのはこいつの方だから》
《でも、そうならなかった》
《こいつにとって「痛み」は》
《「暴力」じゃなくて》
《自分を見失わないための「目印」》
《俺とは違う人間》
《俺には》
《壊せない人間――――》
想定通りに行かなかったことに戸惑う栢くん。
そう思いながら、栢くんは
「ねえ」
「どうしても嵐ちゃんがいい?」
「嵐ちゃんじゃなきゃだめ・・・?」
と南須くんに質問します。
驚きつつも自分の気持ちを顧みるような表情の南須くん。
と、そこへ、クラスメイトが借り物競走の出番が近づいていることを南須くんに知らせに来てくれました。
南須くんは、その場をさりつつ、「嵐ちゃんじゃなきゃだめ――――?」という質問を反芻します。
「嵐ちゃんじゃなきゃだめ?」への南須くんの答えと理由は?
しかし南須くんは、栢くんの質問にその場ですぐには答えませんでした。
栢くんの質問「嵐ちゃんじゃなきゃだめ?」を自問します。
そして、始まった借り物競走。
南須くんは人気の的になっています。
応援する女子達は、黄色い声援で「速」「かっこよ」「えぐ」と沸いています。
そんな中、一番で借り物競走のお題の札を引いた南須くんは、目が点に。
他の人も札を引き、借り物をしていく最中、南須くんは札をみて固まっていました。
そして、南須くんは心の中で、栢くんに言われた言葉を繰り返していました。
「ねえ」
「他にもいっぱいいるじゃん」
「嵐ちゃんじゃなきゃだめ?」
そして、南須くんは顔を上げて嵐子の方にめをやります。
他の誰をも見ることなく、ただ嵐子しか見えていない南須くん。
そして、ちょっと目を細めるように決意の気持ちが表れた表情で、小さくつぶやきました。
「・・・だめだよ」
その様子を見ていた嵐子。
南須くんが近づいて、嵐子の右手首を握り、引き寄せます。
驚く嵐子は「な、南須くん!?」と言いますが、
南須くんは
《何人いたって》
《どんなに大勢の中だって》
《どうしても一番に見つけちゃうんだよ》
と。
そして、ぶっちぎりの一位でゴールしました。
「・・・?南須くん・・・?💦」と息を切らし得て走った後の嵐子に、借り物競争の札を見せる南須くん。
そこには
「好きな人」
と書いてあったのでした。
栢くんも遠くからその様子を見ています。
そして、大きな声で
「好きな子!」と言う南須くん。
嵐子も、観客の女子たちも、「ええええええ――――――!?」と驚くのでした。
そして、どんなに大勢いても一番に嵐子を見つけてしまう自分から、あらためて認識した嵐子への気持ち。
《だから――》
《これが答え。》
という南須くんの気持ちでDay67は終わりました。
【考察】戻った南須くん、今度は栢くんが戸惑う?嵐子はどうする?
考察①|戻った南須くんに戸惑う栢くん?
栢くんの想定は、南須くんを「地獄に落とす」ではないですが、「ボロボロにしてしまう」ことでした。
「蜘蛛の糸」の伏線があったのと、嵐子の「地獄の入り口」という言葉があったので、どうしても「地獄」を考えてしまう管理人です。
それでも、南須くんは「地獄」には落ちず、元の南須くんに戻りましたが、それは栢くんからすると、「想定外」の方向に進んだ結果でした。
栢くんは南須くんを「ボロボロ」にしようと、今回の行動を起こしていたことが、栢くんの回想シーンからハッキリと表現されていましたね。
「あんたの消し方がわかんない」にはちょっと笑ってしまいましたが。
戸惑っている栢くんですが、問題を起こさないよう、嵐子との約束を破らないようにしている姿も印象的でした。
そのやりとりの直後の借り物競走では、嵐子が南須くんに「好きな人」として連れて行かれてしまいました。
冷静にみていた栢くんでしたが。
栢くんは、この気持ちのまま暴走することになるのでしょうか。
この場ではよく我慢したな、と感じました。
考察②|戻った南須くんの様子はどうなっていく?
そして、Day67で個人的に気になったこと。
それは、やっぱり南須くんはかっこいい(笑)。
闇落ち顔もかっこよかったですが、いつも通り明るい南須くんが一番いいですね!
南須くんの様子は、本当に以前のように戻りました。
でも戻りきらなかったところが一点だけ。
嵐子との関わり方です。
もともと嵐子の事に気がつくと、必ず話しかけて、嵐子を助ける行動が多かった南須くん。
目線をそらされた嵐子は「嫌われた?」と思っても仕方ないほど、南須くんの様子は変わったように感じました。
でも、南須くん本人は「酷いこと言っておいて、普通に話しかけられない!」という戸惑い、というか、葛藤に陥っています。
嵐子のことは好きだけど、どう接すればいいのか葛藤が生まれてしまった南須くんでした。
が、それを打破したのは、栢くんの質問であったり、借り物競走でのお題にありました。
栢くんに質問され、「どうしても嵐子でないとだめなのか」を考え始めた南須くんでしたが、「好きな人」を連れていく借り物競走では「誰かに代わりに来てもらう」こともせず、嵐子しか目に映らなかった南須くん。
やっぱり嵐子が好き、と再認識する結果になりました。
なんて正直な、ストレートな気持ちなんだろうと思ってしまいました。
南須くんは、みゆき蜜蜂先生がこれまでに描いたキャラクターの中でも「一番普通の男の子」といった趣旨で紹介されていたことがあったと思います。
確かに今回の南須くんを見ていると、本当に王道の少女漫画に登場する相手役のよう。
好きな女の子にまっすぐ気持ちを伝える姿も含めて、栢くんとはまた違った素敵な魅力があるキャラクターだな、と思いました。
考察③|南須くん、まさかの”公開告白”!嵐子はどうする?
南須くんは、今回の体育祭の借り物競走で、お題をみんなの前で公表してしまっています。
南須くんの「好きな人」が嵐子だと、もう”公開告白”状態!
南須くんは知りませんが、この時点ですでに嵐子と栢くんはお互いの気持ちを確認し合っている状態です。
嵐子はどう行動するのでしょうか。
ただ、今回のDay67では、南須くんが嵐子への気持ちを再認識して、やっぱり嵐子しかいない、と思うところが一番の焦点だったように思います。
そして、Day67では嵐子が行動する間もなく、南須くんの”公開告白”までが描かれていました。
次回、嵐子がどんな風に行動するのかがとても気になります。
嵐子が好きなのは栢くん。
栢くんが好きなのは嵐子。
そして、その状態を詳しくしらない南須くんの”公開告白”。
それが、どんな風に絡んで、Day68で描かれるのか、とても楽しみですね!
まとめ|「これが答え。」南須くんが嵐子への気持ちを示したDay67
今回は、『春の嵐とモンスター』Day67(67話)の展開についてまとめました。
Day67のポイントは、
- 闇落ち状態から南須くんが戻ってきた
- 栢くんの想定が崩れ、南須くんに対し「消せない人間」と戸惑う栢くん
- 栢くんが「どうしても嵐ちゃんじゃなきゃだめ?」と南須くんに問いかけた
- 借り物競走で南須くんが引いたのは「好きな子」
- 南須くんが選んだのは、やっぱり嵐子だった
- 「これが答え。」という南須くんの気持ちで終了
という展開でした。
一度は嵐子から離れようとした南須くんでしたが、結局たどり着いた答えは、やっぱり「嵐子が好き」。
そして、その気持ちを体育祭という大勢の人がいる場所で示したことで、栢くん・嵐子・南須くんの三角関係も大きく動き始めました。
この「好きな子」の続きは、Day68へ。
南須くんの行動に栢くんはどう反応するのか、そして嵐子が選んだ行動にも注目です。
次回、【Day68】(68話)は、2026年10月5日(月)発売の『花とゆめ21号』に掲載予定です。
次回Day68がますます気になります!
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