2026年8月20日(木)発売の『花とゆめ18号(9/5号)』掲載の『春の嵐とモンスター』の最新話Day66(66話)レビュー&感想を、この記事で紹介します。
次回、【Day67】(67話)は、2026年9月4日(金)発売の『花とゆめ』に掲載予定です。
前回の【Day66】では、南須くんの妹・汐里ちゃんの気持ちを受け取って、嵐子は南須くんを探しに行く決意を固めたところで終わりました。
この記事では、
- 『春の嵐とモンスター』DAY65までのあらすじ
- DAY66のレビュー&考察
- DAY67で描かれそうな深堀り展開予想
をまとめます。
※ここから先はネタバレを含みます。
【要約】春モン【Day65】嵐子が見せた大きな成長
Day65では、南須くんが学校を休む一方、栢くんは嵐子の高校を訪れ、心羽に二人が付き合い始めたことを明かしました。
南須くんの異変を気にする嵐子に対し、栢くんは「あいつが壊れたのは、嵐ちゃんのせいじゃないよ」と伝えます。
しかし嵐子は、自分にも責任があるという思いを完全には手放せないままでした。
その後、嵐子は美化委員の仕事で校門を掃除しているところに、南須くんの妹・汐里ちゃんと出会います。
「お兄ちゃんを助けたい」と泣く汐里ちゃんを前に、嵐子は栢くんが家出した時の自分の気持ちを思い出しました。
そして、自分が傷つくことや拒絶されることを恐れながらも、
「さがしに行きましょう、お兄ちゃんのこと」
と汐里ちゃんを抱きしめます。
Day65は、南須くんの行方不明だけでなく、罪悪感を抱えたままでも誰かのために動こうとする、嵐子の成長が描かれた回となりました。
▶あわせて読みたい!【春モンDay65】詳しいレビュー&考察👇
【ネタバレ注意】DAY66最新話レビュー!行方不明の南須くんを探すと決めた嵐子&栢くんの行動は?
※ここから先は、ネタバレを含みます。
嵐子と汐里の接触を見た栢くんの行動は?
【Day66】は、栢くんが嵐子の高校内で運動会の準備を手伝っているところから始まります。
入場ゲートの完成品を裏門まで運んでほしい、と依頼され、窓から裏門の場所の説明を受けているところ、門のところで嵐子と汐里ちゃんが相談しているところを栢くんは見つけます。
栢くんは、以前に嵐子と南須くんが付き合っていた時、南須くんの自宅近くで妹たちと一緒に砂遊びをしていた場面を思い出して、汐里ちゃんが南須くんの妹だということに気が付きました。
そして、その時、嵐子は。
汐里ちゃんにお兄ちゃんを探しに行きましょう、と言っても、《どうしたらいいのでしょう、電話も繋がらないし…》と思いつつ、汐里ちゃんに南須くんが良くいく場所を知っているか尋ねます。
汐里ちゃんは、部活や家でゲームする以外の外のことはわからない、と。
そしてまた泣きそうな顔の汐里ちゃん。
それを見て、嵐子は《…わかるんです》と。
大切な人がどこかに消えてしまうのでは、もう戻ってこないんじゃないか、という
《あの「恐怖」――》と、汐里ちゃんと過去の自分の気持ちを重ねていました。
と、そこへ栢くんが「どうかしたの?」と二人に声をかけました。
汐里ちゃんは、南須くんに砂場で殴りかかったことをはっきりと思い出しました。
そして、嵐子に「あのお兄ちゃん、こわい…」と汐里ちゃん。
栢くん汐里ちゃんに「――ねぇ」と声をかけます。
ビクッとする汐里ちゃん。
栢くんは汐里ちゃんの前にしゃがみこんで目線を合わせ、「お花好き?」と問いかけます。
その様子に、汐里ちゃんは以前と違う様子の栢くんに対し、「‥‥‥うん」と答えました。
栢くんは、好きな色をたずねながら、両手を握ったまま汐里ちゃんの前に出します。
汐里ちゃんは「…青…」と答えるのですが、栢くんが手を広げると、青いお花紙で作った花が。
笑顔で「当たりぃ」という栢くんの様子をじっとみる汐里ちゃん。
「俺『かや』っていうの」
「このあいだは、びっくりさせてごめんね?」
と栢くんは汐里ちゃんとの距離を縮めていきます。
嵐子の「南須くんを探しに行きたい気持ち」は栢くんに伝わる?
汐里ちゃんは「…かやくんは、お兄ちゃんと同じクラス?」と質問。
会話から、中学生であることを知った汐里ちゃんは、なぜ高校に居るのかなども質問しているうちに、南須くんの友人である熊谷くんと伊藤くんが通りかかりました。
そして、南須くんの友人たちは汐里ちゃんに気が付きます。
どうしたのか聞く友人に、嵐子は「南須くんが家にもいないらしくて…」と。
友人たちは驚き、伊藤くんは「何してんだあいつ」と汐里ちゃんにまで心配をかけていることに怒るような様子も。
友人たちは南須くんを探しにいつも行くゲームセンターの方を探しに行きました。
「春野さんたちはあいつんちの方、お願いします!」という伊藤くん。
「はいっ…」と返事をした嵐子の様子を見て、栢くんは
「どうしても諦めきれないんだね…嵐ちゃん」と嵐子の耳元で言います。
嵐子は、
「…今までの私なら、『どうせ元通りにならないから』って見て見ぬふりをしていたと思います」
「…でも」
「私も、『元通り』じゃないんです」と。
そして、以前、栢くんのナイフを止めた左手のひらを栢くんに見せながら、
「栢くんが、変えたから…」という嵐子。
栢くんは少し驚いた表情で嵐子の指の傷を見て、
「…行こ」と言って、南須くんの家の方に向かおうとします。
「…え?」という嵐子に、
「家出待ってりゃ戻ってるかも知んねーし」
「へんなやつらと一緒にいねえとも限んないでしょ、俺も行く」と、栢くんは嵐子と汐里ちゃんと一緒に、南須くんを探す行動にうつりました。
闇落ち状態の南須くんの行動は?
栢くんのその様子を見て、嵐子は南須くんに電話をかけます。
《…南須くん。みんな、心配しています――》と思いながら、嵐子は探しにいくのでした。
南須くんは、広い川と思われるような水辺の方を向いて、柵の上に座って、うつむき加減でぼんやりしていました。
熊谷くんに腕が当たって鼻血を出させてしまったことや、嵐子に「もう話しかけないで」と言ったことを思い出していました。
そして、携帯を見ると。
嵐子からの着信が。
ハッとした南須くんは、嵐子からの電話に出ようと、応答ボタンをタップしようとします。
と、その時。
「ちょっと君!」と大きな声に驚く南須くん。
「何してんの、そんなとこ座ってたら危ないでしょ」というお巡りさんの声。
その声に我に返った南須くんは、《…俺…今…?》と、嵐子の電話に応答しようとしていた自分を振り返りました。
そして、お巡りさんの横で、柵の上から降りようとした様子の南須くんは滑って川に落ちてしまいました。
仕掛ける栢くん。南須くんはどう反応する⁉
その時、嵐子と栢くん、汐里ちゃんの3人は電車で南須くんの家の方へ向かっていました。
汐里ちゃんを慰める嵐子の言葉を遮って、汐里ちゃんは、南須くんが戻るまで一緒に公園で遊んで、とお願いします。
「もちろん」という嵐子。
その様子をみていた栢くんに、汐里ちゃんは言います。
「お兄ちゃんの中にはね、お化けがいるんだよ」
「お兄ちゃんを内側から乗っ取ろうとしている、こわーいお化け」
そう言う汐里ちゃんに、栢くんは
「ほんとに汐里ちゃんを大切に思っているなら、ちゃんのやっつけて戻ってくるよ」
と伝えます。
それを聞いて、汐里ちゃんの表情は和らいだようでした。
そして、南須くんは。
ずぶぬれで自宅付近まで帰ってきました。
近所の人にも「迅人くん、おかえ…やだどうしたの、ずぶ濡れで!」と心配されますが、
「…ちょっと」というだけで、目は虚ろな様子。
公園まで帰ってくると、汐里ちゃんの笑い声が聞こえてきました。
ふと目を向ける南須くん。
砂場には、汐里ちゃんが嵐子だけでなく栢くんとも一緒に遊んでいるのでした。
それをみて、南須くんは驚きます。
「――汐里……?」と声をかける南須くん。
「!」「お兄ちゃ…」と答える汐里ちゃんですが、ずぶ濡れの南須くんをみて【お化けがいるんだよ】と言った栢くんの言葉を汐里ちゃんは思い出して、ちょっと怖くなっている様子。
そして、汐里ちゃんは栢くんの後ろに隠れたのです。
汐里ちゃんの様子に、言葉を失う南須くん。
それを見て栢くんは、クスっと小さく笑いながら、
「…ねえ」
「あの時とはなんだか正反対になっちゃったね」
と言います。
あの時とは、嵐子と付き合っていた時、妹二人と嵐子と南須くんの4人で砂場で一緒に遊んでいた時のこと。
(あの時とは:コミックス7巻【Day32】の場面です。嵐子と南須くんと妹たちが一緒に南須くんの家に向かう場面で、栢くんは後をつけていましたが、自宅近くの公園で砂場遊びになり、妹たちがトイレに行ったとき、南須くんと嵐子はキスするシーンを見てしまった栢くん。思わず飛び出した栢くんは、南須くんに「なんで嵐ちゃんまでとるんだ‼」といって殴りかかったことがありました。)
【お前なんか、全部持っているくせに】と栢くんが言った、あの時のことを口にした栢くん。
そして、立ちつくしている南須くんの横へ。
そして、耳元で
「お兄ちゃん、どんな気分?」と。
「嵐ちゃんを取り返されて」
「高校のやつらも俺を信用し始めて」
「妹まで奪われたら」
「もうあんたの居場所なんてなくなっちゃうんだよ?」
「ねえ」
と言います。
さらに、栢くんは
「俺を潰しておいた方がいいよね……?」
と、まるで悪魔のささやきかのような雰囲気で南須くんの耳元で続けます。
「今のあんたなら」
「やり方わかるでしょ?」
と言われた南須くん。足元の石に目が行きました。
その、握りこぶしより少し大きな石を掴む南須くん。
石を持って、向かい合っている栢くんをじっと見る南須くん。
その様子に異変を感じた嵐子は、汐里ちゃんを抱きしめ、汐里ちゃんがこれから起こるかもしれない良からぬことを見せないように、汐里ちゃんを守ろうとします。
「な… …南須く……」
とつぶやく嵐子。
石を持ちあげ、栢くんに振り下ろすかのような南須くん。
嵐子は
「南須くん!!」
と大きな声で叫びます。
南須くんは、嵐子に目をやります。
そして、出会ってまだ間もない頃、南須くんのバレーボールの試合で、慣れないマネージャーの代理をしながら、勇気を振り絞って「がんばってくださいっ」といった嵐子の声を思い出した南須くん。
そして、南須くんは石を振り下ろします。
が、振り下ろした先は、なんと自分のおでこ。
嵐子も栢くんも、驚いた様子。
そして、石を地面に投げ捨てた南須くん。
「・・・あ――‥‥‥」
「いてぇっ!」
と大きな声でいう南須くん。
その様子は、光が差し込むような、いつもの南須くんの様子に戻っているのでした。
それを見た汐里ちゃんは。
「お兄ちゃん!」と南須くんに抱き着きました。
「ごめんな、汐里…」
「兄ちゃんヘンだった」
と泣いている汐里ちゃんに優しく声をかける南須くん。
その様子を見て、嵐子は《ほんとに…》と思いながら、
「南須くん……?」と声をかけます。
南須くんは「春野さんもごめんね」と。
そして、南須くんは自分の心を振り返ります。
《俺は、あいつになろうとしてた》
《――あの時》
《手を振り払われて》
《悔しくて》
と、白石さんが嵐子のところに来たファミレスの場面を思い出す南須くん。
「傷ついた顔して、ふて腐れてれば、春野さんが俺のことも気にしてくれるんじゃないかって」
「本当はずっと、心の隅っこで期待していた」
という南須くんは、自分のことを
「ただの幼稚で甘ったれな男」
と表現します。
その言葉は、栢くんの形容にもとれる描写で、その言葉を聞いていた栢くんは目を見開く様子も。
南須くんは、
《でも、もう目は覚めた》
《ちゃんと痛かったから》
と。
「春野さんさえ よければだけど…」
「また話しかけて」
という、いつもの優しい穏やかな笑顔の南須くん。
「……はい」とちょっと涙ぐむ嵐子。
《ちゃんと、春野さんの声が届いたから》
と思う南須くんでした。
行方不明だった南須くんが見つかり、嵐子の声が届いたことで、南須くんに笑顔がもどった。
そんな、今回のDay66のあらすじでした。
次のページでは、春モン【Day66】の感想&考察と、深堀り予想を紹介します。
▶あわせて読みたい!【Day65】ネタバレ&考察はコチラ👇



コメント