2026年公開の映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』では、日本版主題歌としてMrs. GREEN APPLEの『Brand New』が起用されました。
映画を観終えた直後、私が最初に感じたのは、
「この曲、めちゃくちゃ映画に合ってるやん。」
ということでした。
もちろん、Mrs. GREEN APPLEの人気や知名度も起用理由の一つだったと思います。
しかし、映画を最後まで観て改めて『Brand New』を聴き直してみると、歌詞やメロディーが作品のテーマと驚くほど重なっているように感じました。
この記事では、一映画ファンとして、なぜ『Brand New』が日本版主題歌にぴったりだったと感じたのかを考えてみます。
※本記事は映画鑑賞後の感想・考察です。
※前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のあらすじや、本作の内容に関するネタバレを一部含みます。気になる方はご注意ください。
『Brand New』の「孤独を知って愛を知る」が主人公と重なった
映画を観終えた後、改めて『Brand New』を聴いて最初に印象に残ったのが、
「孤独を知って愛を知る」
という歌い出しでした。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のピーター・パーカーは、大切な人との記憶を失い、一人で生きることを選んだ青年です。
誰にも自分を知られず、それでもヒーローとして街を守り続ける姿には、これまでのシリーズ以上に「孤独」という言葉が似合う作品でした。
だからこそ、この歌詞を聴いた瞬間、
「この映画のために書かれた曲なんだ」
と自然に感じました。
前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の簡単なあらすじ
ピーター・パーカーの正体が「スパイダーマン」であることが世界中に知られてしまい、学校生活や大切な人との日常が一変します。
そこでピーターは、「みんなの記憶から自分がスパイダーマンだという事実を消してほしい」と願い、魔術の力を借りようとします。
しかし、その魔法が思わぬ形で暴走し、別の世界(マルチバース)からスパイダーマンの宿敵たちが現れてしまいます。
ピーターは彼らを元の世界へ帰そうと奮闘しますが、その過程で大切な人を失い、自分の選択に深く苦しむことになります。
そして最後には、多くの人を守るため、自分自身が大きな犠牲を受け入れる決断を下します。
その決断によって、ピーターは「誰にも自分を知られない一人の青年」として、新たな人生を歩み始めることになります。
『ブランド・ニュー・デイ』とのつながり
『ブランド・ニュー・デイ』は、その決断の”その後”を描いた物語です。
大切な人との思い出を胸にしまいながらも、一人で街を守り続けるピーター。
だからこそ、『Brand New』の
- 「孤独を知って愛を知る」
- 「ひとりじゃない」
という歌詞が、私はとても自然に重なって聴こえました。
「ひとりじゃない」というサビが映画のテーマそのものだった
私がもう一つ心を動かされたのが、サビの
「ひとりじゃない」
というメッセージです。
映画では孤独を抱えながらも、人とのつながりによって少しずつ前を向いていくピーターの姿が描かれていました。
詳しい内容には触れませんが、「一人ではない」という言葉は、この作品全体を包み込むメッセージのようにも感じます。
だからこそ、『Brand New』は単なるタイアップソングではなく、映画の余韻を優しく包み込む一曲になっていました。
半音を使った繊細な響きも作品に合っていると感じた
歌詞だけではありません。
私自身、幼少期にバイオリンを習い、学生時代にはバンドで演奏した経験があります。
『Brand New』を聴いていて印象的だったのは、ミセスならではの半音を感じさせる繊細なコード進行でした。
ただ明るく前向きな曲ではなく、どこか切なさや揺れる感情を含んだ響きがあります。
その「少し影のある明るさ」が、孤独を経験し、それでも前を向こうとするピーター・パーカーの笑顔と、とても重なって聴こえました。
映画を観た後だからこそ、この繊細な音作りの意味がより深く伝わってきたように思います。
日本版主題歌だからこそ生まれた余韻
海外映画に日本版主題歌が起用されると、賛否が分かれることもあります。
しかし今回は、「世界観を壊している」という印象はまったくありませんでした。
むしろ、映画のラストで流れる『Brand New』によって、ピーターの新たな一歩や希望がより印象深く心に残りました。
日本版主題歌だからこそ、日本の観客が映画の余韻を自分たちの言葉で受け止められる。
そんな役割を果たしていた一曲だったと感じます。
スパイダーマンとMrs. GREEN APPLEは「人間の葛藤」を描くという共通点がある
個人的に、スパイダーマンは映画館やテレビで過去作品を何度も観てきました。
特に『ノー・ウェイ・ホーム』でピーターが下した決断は、ヒーローとしての強さだけではなく、一人の青年としての葛藤や孤独を強く感じる内容だったと思います。
そして、その続編となる『ブランド・ニュー・デイ』では、その孤独を背負ったまま、それでも前へ進もうとするピーターの姿が描かれていました。
このシリーズの魅力は、ヒーローとしての爽快なアクションだけではありません。
「ヒーローでありながら、一人の人間として葛藤し続けること。」
そこが、多くの人に愛される理由だと感じています。
一方で、大森元貴さんがゲーテを愛読していることは有名です。
Mrs. GREEN APPLEの楽曲にも、人間の普遍的な葛藤や矛盾を描いた作品が多くあります。
だからこそ私は、『Brand New』は単に人気アーティストだから起用されたのではなく、作品が描くテーマとも深く重なっていたように感じました。
ちなみに…トイレに行くならエンドロール中という選択肢も?
エンドロールは約7分ありました。
「どうしてもトイレが限界!」という方は、エンドロール中に急いで行くという選択肢もあるかもしれません(笑)。
実は私は『キングダム』を2回目に観た際、走って往復して3~4分くらいで戻って来られたことがあります。
ただし、これは映画館のトイレが空いていることが前提です。
今回の作品にはエンドロール後にも短い映像があるため、「絶対に見逃したくない!」という方は、自己責任で判断してくださいね。
追記|『テレビ×ミセス』でソニー・ピクチャーズ&レカペに登場
2026年8月4日放送の『テレビ×ミセス』では、映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の公開にあわせ、Mrs. GREEN APPLEの3人がソニー・ピクチャーズ本社やワールドプレミアのレッドカーペットを訪れた様子が紹介されました。
番組では、2026年2月に大森元貴さんと若井滉斗さんがソニー・ピクチャーズ本社を訪れ、スパイダーマンがウェブ(蜘蛛の糸)を放つシーンの特殊音響を収録する様子も放送されました。
釣り竿を振る動きでウェブの音を表現するなど、細部までこだわった音作りを知り、映画制作の奥深さを改めて感じました。
また、レッドカーペットでは主演のトム・ホランドさんとも交流し、世界的な作品の一員として迎えられている様子が印象的でした。
さらに、LAの街並みを望む丘の上で披露された『Brand New』のライブは、夕焼けで空の色が移ろう特別なロケーションも相まって、とても印象的な「ライブ×ミセス」でした。
映画を観た後に『テレビ×ミセス』を見ると、LAでのライブやレッドカーペットで見せた3人の自然な関係性そのものが、『Brand New』に込められた「一人ではなく、人とのつながり」というメッセージとも重なって見えました。
まとめ|『Brand New』はピーターの物語に寄り添う一曲だった
今回の映画を観終えた後、改めて『Brand New』を聴いてみると、
「孤独を知って愛を知る」
「ひとりじゃない」
という歌詞が、ピーター・パーカーの歩んできた道そのもののように感じられました。
さらに、どこか切なさを残した繊細なメロディーも、この作品の空気感にぴったり重なっていたように思います。
だから私は、『Brand New』は単なる日本版主題歌ではなく、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』という作品に寄り添う、大切な一曲だったと感じました。
2026年8月4日放送の『テレビ×ミセス』で放送された映画の制作現場やLAライブを見ることで、その世界観への理解がさらに深まりました。
映画をご覧になった方は、ぜひエンドロールの余韻を思い出しながら、もう一度『Brand New』を聴いてみてはいかがでしょうか。
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