春モン【Day66】感想&考察!嵐子の決意は南須くんに届いた!笑顔の南須くん、栢くんの心中や行動はどうなっていく?!
長かった闇落ちの南須くんでしたが、嵐子の迷いがなくなった「声」の力で、南須くんの闇落ちが魔法のように溶けたみたいにみえましたね!
南須くんに笑顔が戻って良かったです。
南須くん推しの管理人なので「とてもホッとできた」というのが、一番の感想です。
さすが、南須くんが不死身の「ミュータント」を自称するだけのことはあります(笑)。
以下、考察していきます。
考察①|嵐子の心の強さが素敵
前回【Day65】で、南須くんを一緒に探すことを決意できた嵐子。
汐里ちゃんの「不安」と大切な人を失う「怖さ」が良くわかる嵐子は、その気持ちを受け止めることができる強さが、今の嵐子にはあります。
その強さとは、栢くんとの関わりの中で傷つきながらも変化した、嵐子自身の「心」であると言えます。
その象徴が、嵐子の左手の指の傷。
家出した栢くんを探しに行った嵐子を傷つけようとした相手に、栢くんが向けたナイフを、嵐子が素手で握って止めた時の傷です。
栢くんにとっての嵐子とは、
自分のために、傷ついて、涙を流してくれる人。
栢くんにとって嵐子は唯一無二の存在ですが、嵐子にとってもまた、栢くんは自分を殻にこもっていたところから引き出して強くしてくれた大切な人。
指の傷は、2人の絆の証でもあると感じられます。
その傷をみせながら、栢くんにきちんと言葉で「元通りじゃない」自分を説明できたこと。
そして、その様子を見て、栢くんは【嵐子は南須くんを救いに行くのだ】【それは変えられない】と理解したようでした。
その理解は、南須くんをあきらめない、という視点ではなく、【見て見ぬふりをしない】嵐子の本質的な心の美しさが存在して、それを表現・行動できるにまで至ったことに及んだようです。
このシーンは、嵐子の強くなった心を象徴する場面だと感じました。
個人的には、とても素敵な場面だったと感じました。
考察②|南須くんが闇落ちから立ち直ったきっかけは、やっぱり嵐子
何をしてもぼんやり闇の中で考えているような雰囲気だった南須くん。
友達を傷つけても、自分が傷ついても、家族の心配さえ、無関心になるほどの闇落ち状態でした。
そこに、栢くんの南須くんを孤立させるような追い打ちがDay66で描かれました。
でも、石を持って振り下ろそうとした瞬間。
嵐子の「南須くん!」という大きな声が、南須くんには届きました。
そして、回想シーンがエモかったですね!
バレーボールの試合での嵐子の応援の声は、南須くんには聞こえていたけれど、歓声の中で、嵐子の声はとても小さいものでした。
南須くんが、はっきりと嵐子への恋心を自覚した場面です(コミックス4巻【Day20】参照)。
その嵐子が、大きな声で南須くんの名前を呼んだのです。
闇落ちからさらに深い闇に行きかねない状況でしたが、嵐子の声が、南須くんへの「救い」となったようにも見えました。
「闇落ち」は、Day60で嵐子が南須くんの手を離して、栢くんを探しに行った場面の直後からだったので、ストーリーとしては数日(最短4日の可能性)かもしれませんが、発売日を毎回待っていた私としては、4月3日のDay61から闇落ちしていたので、実に4か月半。
個人的には4か月半の間闇落ちだった南須くんが復活できたのが嬉しいです。
ちなみに、南須くんが闇落ちしたのが発覚したのは61話。
2026年8月時点での最新刊コミックス11巻は55話まで収録のため、61話前後の内容を見返したい方は、以下の記事でもご覧いただけます。
春モン【Day60】南須くんの闇落ち直前の様子は?嵐子が手を離したのはどの場面?👇
春モン【Day61】南須くんが闇落ち⁉嵐子と栢くんの「階段」での行動が熱くて甘い?👇
考察③|栢くんはやっぱりモンスター?
南須くんが諸刃の剣でもある「石」で、自分を傷つけて覚醒させるに至った「石」を持ったことに対して、
栢くんが手に持ったのはお花紙で作った「青い花」。
一見綺麗に見えますが、Day66を読み終えた私にとっては、汐里ちゃんの心を操るための「闇の道具」にも見えてきました。
【Day66で見せた栢くんの画策は?】
- 栢くんは以前に汐里ちゃんに南須くんを殴ったところを見られている
- 「青い花」で汐里ちゃんに近づいて、警戒心を解かせた
- 今の南須くんには「怖いお化けが中にいる」と汐里ちゃんに伝えた。
- 「怖いお化けがいても、汐里ちゃんを大切に思うならやっつけて戻ってくる」と励ましにもとれる描写。
- 「お化け」という言葉が怖くなり、南須くんをみても栢くんの後ろに隠れる汐里ちゃん。
- その状態を南須くんに見せつけた
- 「全部持っている栢」vs「居場所がなくなった南須」という構図を作った栢くん
- 自分を潰すよう、南須くんにささやく栢くん
ここまでのことを、栢くんは、Day66の冒頭の校内から汐里ちゃんと嵐子が話すところを見て考えた、と言えると思いました。
もちろん、汐里ちゃんと一緒に移動しながら考えていることもあったと思います。
それでも、青い花を持って近づいて、警戒心を解かす段階で、ある程度構図を考えていたと思われます。
毎回、栢くんの心理戦での「モンスター」ぶりがすごい、と思わされた【Day66】でした。
毎回、栢くんの心理戦での「モンスター」ぶりがすごい、と思わされた【Day66】でした。深堀り!「蜘蛛蛛の糸」は結局どうなるの?復活の南須くん vs モンスターな栢くんへの考察&予想!
ここからは、春モンが大好きでやっぱり今回も沼ってしまっている管理人の、深堀り考察を紹介します。
「蜘蛛の糸」のカンダタ、伏線回収は結局どうなるの?
「地獄の始まり」という嵐子の気持ちから始まった栢くんと嵐子の交際ですが、嵐子は自分が「強く変わった」ことを認識して、栢くんとも向き合いつつ、闇落ちの南須くんを放置せずきちんと向き合うことを選択しました。
作者は、Day65の冒頭で、芥川龍之介の文学作品『蜘蛛の糸』を引き合いに出して、「地獄」の描写を一段深めたように感じています。
「蜘蛛の糸」については、Day65の記事で紹介しています👇
過去の環境から何も感じなくなるほどの「地獄」のような状況から、嵐子に「氷」を溶かされ、人間的な感情を取り戻していった栢くん。
そして、深く闇落ちしていた南須くんもまた、ある意味「地獄」に居たと考えられます。
救われた栢くんは、ある意味「蜘蛛の糸」で救われた「カンダダ」。
そして、南須くんは、そのあとに続いて蜘蛛の糸を上って助かろうとする「他の罪人」の立ち位置になる可能性がある構図にも感じられます。
南須くんはモンスターに「なろうとしていた」けれども、モンスターになり切らなかった可能性もありますが、
あえて作者が「蜘蛛の糸」を引き合いに出したその理由を考察すると、今後の栢くんがどうなるのか、とても気になりました。
その理由は、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』では、カンダタが「この糸は俺のものだ」と他の上ってくる罪人を追い払おうとした瞬間に、糸が切れて再び地獄に落ちてしまうからです。
それを重ねると、Day66で、南須くんに石を持たせ、自分を殴らせようと”仕向けた”ともとれる描写がありましたが、それは、
- 嵐子が南須くんを助けに行った=糸を垂らした
- 嵐子が南須くんにも垂らした糸に気が付いた栢くん
- 南須くんをけしかけて、南須くんに自分を殴らせようと仕向ける栢くんの発言
- 栢くんは妹や嵐子との関係性を断絶させようとしたとも取れる
- つまり、南須くんの前に降りてきた糸を、上らせまいとした栢くん
この構図は、この後、栢くんが再び地獄に落ちる可能性を示唆しているようにも取れます。
ただ、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』では、カンダタも一緒に他の罪人と地獄に落ちてしまうので、南須くんは救われたような描写でDay66が終わっているところが、『蜘蛛の糸』と春モンDay66の違うところでもあります。
春モンのここまでの描写を『蜘蛛の糸』的に解釈するなら、こんな風にも考えられます。
- 「お釈迦様」は無自覚な嵐子。
- 垂らされた蜘蛛の糸を掴んで、地獄から這い出ることができた栢くん。
- 嵐子は闇落ち南須くんにも「救い」の糸を垂らした。
- それを見た栢くんは、南須くんをもう一度地獄に叩き落そうと画策。
- 嵐子の声が届き、さらにはその嵐子の変化にも気が付いた南須くんは、闇落ち(=地獄)から抜け出せた。
なので、
- カンダタ≒栢くん:南須くんも救われると良い、とは思えなかったところはカンダタと一緒。
- 他の罪人≠南須くん:「他の罪人」とは違って、地獄から出られた南須くん。
というようにも取れます。
そういう点で、「蜘蛛の糸」の伏線回収としては、栢くんは「糸を切って自分だけ助かろうとしたカンダタ」として描かれた可能性が強いと感じました。
「蜘蛛の糸」からの今後の展開は?複数の予想を紹介
そう思うと、今後の展開は、以下のような複数の予想をしてしまう私です。
【今後の展開の可能性】
- 芥川龍之介の『蜘蛛の糸』のように栢くん(カンダタ)も南須くん(他の罪人)も地獄に落ちる展開もあり得る?!
- 『蜘蛛の糸』とはすでに違う展開になってきている。でもカンダタの行動に近かった栢くんは再び闇落ちする?!
- 『蜘蛛の糸』はただの例えと考える?それなら、強くなった嵐子のまっすぐな心が、モンスター・栢くんも、南須くん同様助ける展開が待っている?!
上記3パターンの予想をしてしまいました。
…結局、はちみつ先生の絵がきれいで話も面白くて、沼っている私はいろんな予想を考えるに至った、という現状。
まさに沼、です(笑)。
個人的には、今後の展開では、南須くんは復活できたので、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』と同じようにはならないだろうけど、栢くんは「独占欲」から嵐子の心を乱すほどの行動に出る可能性が高いかも、と思いました。
モンスター・栢くんの今後の行動&展開を予想!
モンスターとしての栢くん、という視点では、独占欲もこれまでも「モンスター」でした。
今後もモンスター級の想像もできないような行動にでると予想している私ですが、
嵐子の心を乱すほどの行動は、今のところ想像もつきません。
ただ、元カレである南須くんに対してはそりゃあ心中穏やかに居続けることは難しいと思います。
「さくらさん」の存在
そして。
もう一つ気になるのはやっぱり「さくらさん」との過去。
栢くんの地獄の渦中に一緒にいた人でもあるだろうと思われる「さくらさん」は、まだ描写は少ないと言えます。
南須くんが闇落ちから回復したので、春モンの今後のストーリーは「次」に進むのではないでしょうか。
体育祭はどうなる?
ただ、「さくらさん」がメインで出てくるのはもう少し先なような気もします。
理由は、まずは体育祭が控えていること。
Day66では、体育祭の看板を門のところに栢くんが運ぶのを依頼されていました。
それを考えると、次回は体育祭当日の可能性が高いのではないでしょうか。
そこで、南須くんと嵐子の様子が描かれる可能性がありますね。
栢くんは「嵐子しかいない」「絶対に誰にも渡さない」「今度こそ」という描写が繰り返しこれまでも描かれてきました。
栢くんはきっとそう思っているのに、嵐子はそうでもない、という風に、栢くんには見えてしまうような場面があったら…。
もし、南須くんが嵐子と仲良くしている場面があったら、きっと栢くんは潜入して二人の様子を監視?していそうなので(笑)、ストーリーの行方を占うような出来事=嵐子の心を乱す栢くんの行動につながるかもしれません。
栢くんは「嵐子を守れる存在」と証明したい
そして、Day66では「ただの幼稚で甘ったれな男」という言葉が南須くんの口から出ました。
この言葉は、南須くんが自分自身の形容として口にした表現でしたが、
本作の描写では暗いトーンの栢くんの絵の上に吹き出しが重ねられていたことから、栢くんが自分にも当てはまると感じた可能性があると思いました。
もし、栢くんが「幼稚」「甘ったれ」という言葉を自分に向けられた言葉だととらえていたら…?!
そうではない証明をしようとするか、その言葉を放った南須くんを攻撃するか、のどちらかが今後の展開であり得るかもしれません。
どちらかと言えば、大人になって嵐子との関係を勧めたい栢くんは、幼稚ではない証明を自分なりにやって、嵐子との関係をもっと深めようとするかもしれませんね。
ただ、今後の展開を予想してみましたが、栢くんが「モンスター」であるとされていることもあり、やっぱり栢くんの行動は予想をはるかに上回るのでは、と思いました。
復活した南須くん。でも嵐子と栢くんの交際をまだ知らない
さらに。
Day66が終わった時点では、南須くんはまだ二人が付き合ったという具体的な言葉は聞いていないはずです。
と、すると、Day67の冒頭では、2人の交際を栢くんが南須くんに明かすところから始まるかもしれません…。
そうなると、南須くんの心中もこれまで以上に穏やかにはいられないかも…⁈
いったん闇落ち前のフラットに近いところまで戻ったと思われる南須くん。
その状態から、2人の交際を知っても「ミュータント」ぶりを発揮できるものなのでしょうか。
嵐子がもし栢くんの画策を知ったらどうなる?
南須くんしか知らない栢くんのこれまでの画策は、嵐子は知りません。
嵐子が本当にお釈迦様なら、栢くんの「闇の行動」を見抜けるのかもしれませんが。
お釈迦様のような見えないものを見抜く能力は嵐子にはないし、多分これからもない路線でのストーリーなはず(と思います 笑)。
これまでの栢くんの行動を、南須くんが嵐子に明かすとも思えません。
でも、もし嵐子が栢くんの「闇の行動」に気が付く出来事があったら、嵐子の栢くんへの気持ちに変化はあり得るかもだし、気持ちまでは変わらなくても、嵐子の心は大いに乱れるかもしれません…。
そうなったときの、嵐子と栢くんの関係や、嵐子と南須くんの関係がどうなるのか。
ひょっとして揺らぐ可能性もあるかもしれません。
と、ここまで考えてしまう私は、真剣に沼ってますよね(笑)。
次回がどんな展開になるのか、とても楽しみです!
ぜひ、いい意味で想像を裏切ってもらえることを期待しちゃってます。
次回最新話は「花とゆめ19号」(2026年9月4日金曜日発売)に掲載予定です!
まとめ
今回は『春の嵐とモンスター』Day66のレビュー&感想と、深堀考察から今後の展開を予想しました。
- 次回Day67は9月4日(金)発売の『花とゆめ』に掲載予定
- Day66では嵐子は栢くんのおかげで「強くなった自分」を栢くんに伝え、南須くんを一緒に探すことに
- 栢くんは協力体制を見せつつ、南須くんを最大限追い込もうとした
- 追い込みをかけられた南須くんに、嵐子の声が届いた
- 南須くんは闇落ちから復活し、笑顔が戻った
- 栢くんの闇と南須くんの笑顔の対比が気になる
- 「蜘蛛の糸」の伏線回収として、栢くんの行動は「カンダタ」にも見えた
- 次回以降の展開で、栢くんはどう行動するか期待
休載は少し寂しいですが、その分、次回は物語が大きく動く可能性もありそうです。
嵐子は「傷つくことを恐れながらも、人に手を差し伸べる強さ」を手に入れました。
一方で、栢くんはその手を信じ続けることができるのか、それとも過去の傷から自ら糸を切る選択をしてしまうのか。
Day66では、南須くんの行方だけでなく、『蜘蛛の糸』の伏線がどのような形で回収されていくのかにも注目しながら、続きを楽しみに待ちたいと思います。
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