2026年10月スタートの『救命病棟24時』で、江口洋介さんと松嶋菜々子さんがW主演を務めることが発表されました。
久しぶりに進藤一生を演じる江口さんの映像を見ていて、理学療法士の私が少し気になったのが、話しているときの口元の左右差です。
顔の形そのものというより、言葉を発したときに、左右の口元の動かし方が少し違って見えます。
「以前からだったかな?」
と思って調べてみると、江口さんの口元については今回初めて話題になったわけではなく、2009年頃にはすでに注目されていました。
そして同じ2009年には、大型バイクで転倒し、左鎖骨や肋骨を骨折する大きな事故にも遭っています。
そこでこの記事では、江口洋介さんの口元の左右差はいつから見られるのか、病気を公表したことはあるのか、2009年のバイク事故との関係はあるのかを調べました。
また理学療法士として、一般的にこのような口元の左右差が長く続く場合に考えられる原因についても解説します。
※江口洋介さん本人の病気や原因を診断するものではありません。公開されている情報と映像をもとに、一般的な医学・運動学の観点から考察しています。
江口洋介の口元の左右差はいつから?
江口洋介さんの口元について調べてみると、少なくとも2009年頃には、話しているときの口元の左右差が話題になっていました。
そして、それから約17年が経った2026年。
『救命病棟24時』の新シリーズ発表にあわせて公開された映像でも、江口さんが話す場面を見ると、口元の動きに左右差があるように見えます。
2026年のドラマ紹介映像でも発話時に左右差
今回、私が気になったのは、何もしていないときの顔の左右差ではありません。
江口さんが言葉を発したとき、特に口元を動かす場面で左右の動かし方が違って見えることです。
理学療法士は普段から、患者さんの身体を「形」だけでなく「動き」で観察します。
そのため私自身も、
「顔が左右非対称」
というより、
「発話という細かな運動をしたときに左右差が現れているように見える」
というところが気になりました。
しかも、2009年頃にも口元について話題になっていたことを考えると、2026年になって突然生じたものではなさそうです。
ただし、2009年以前から同じ特徴があった可能性もあるため、「2009年から始まった」と断定することはできません。
現時点では、
少なくとも2009年頃には注目されており、2026年現在も似た特徴が見られる
というところまでが確認できる事実になります。
江口洋介は顔面麻痺などの病気を公表している?
口元の左右差が長く見られるとなると、病気の後遺症を心配する人もいるかもしれません。
しかし今回調べた範囲では、江口洋介さん本人や所属事務所から、口元の左右差の原因となるような顔面神経麻痺や脳血管障害などの病気が公表された事実は確認できませんでした。
もちろん、芸能人がすべての病歴を公表するわけではないため、
「公表されていない=病気になったことがない」
とは言えません。
一方で、映像から見える口元の特徴だけで、
「顔面神経麻痺だった」
「脳梗塞の後遺症では?」
などと判断することもできません。
ただ、江口さんには2009年に大きな外傷を負った事実があります。
江口洋介は2009年に大型バイク事故で重傷を負っていた
2009年6月、江口洋介さんは東京都内で大型バイクを運転中、自転車を避けようとして転倒する事故に遭いました。
この事故で負ったのが、
左鎖骨骨折と左肋骨多発骨折。
全治2か月と診断され、入院しています。
当時は『救命病棟24時』第4シリーズの撮影中だったため、江口さんの負傷によって放送スケジュールにも影響が出ました。
では、この事故と口元の左右差には関係があるのでしょうか。
当時公表された負傷内容を調べても、顔面骨折や側頭骨骨折、顔面神経損傷などがあったという情報は確認できません。
そのため、
「2009年のバイク事故が口元の左右差の原因だった」
と結びつける根拠はありません。
ただし、ここで少し気になるのが、一般的に大きな外傷によって顔面神経が障害されること自体はあるという点です。
ここからは江口さん個人の診断ではなく、理学療法士として一般的な可能性を考えてみます。
【理学療法士が考察】話すときの口元の左右差が続く原因は?
江口さんの映像を見て理学療法士として気になったのは、顔の形そのものではなく、話すという動作をしたときに口元の左右差が目立つことです。
一般的に、このような動きの左右差が長期間残る原因のひとつとして考えられるのが、顔の表情筋を動かす顔面神経の障害と、その後遺症です。
顔面神経が障害される原因は一つではありません。
大きく分けると、
①外傷によるもの
②ベル麻痺など病気によるもの
があります。
バイク事故などの外傷で顔面神経麻痺が起こることはある?
交通事故などで頭部や顔面に強い衝撃を受けた場合、外傷によって顔面神経が障害されることがあります。
特に顔面神経は、脳から出たあと側頭骨の中を通って顔へ向かう神経です。
そのため側頭骨骨折などが起きると顔面神経が損傷し、顔面麻痺が生じる場合があります。
また、受傷直後だけでなく、神経周囲の腫れなどによって、時間が経ってから顔面麻痺が現れるケースもあります。
そして麻痺が改善しても、程度によっては表情筋の筋力低下や拘縮、病的共同運動などが後遺症として残ることがあります。
そうすると、普段はそれほど目立たなくても、
話す・笑うなど細かな表情運動をしたときに左右差が分かりやすくなる
ことも考えられます。
江口さんには2009年の大型バイク事故という大きな外傷歴があります。
しかし、公表されているのは左鎖骨骨折と左肋骨多発骨折であり、側頭骨骨折や顔面神経損傷があったという情報は確認できません。
つまり、
「バイク事故などの外傷によって顔面神経麻痺が起こることは医学的にあり得る」ことと、「江口さんの左右差が2009年の事故によるもの」ということは別の話です。
江口さんについては、事故との因果関係は分かりません。
外傷以外ではベル麻痺などでも起こる
一方、顔面神経麻痺は外傷がなくても起こります。
代表的なのがベル麻痺です。
ベル麻痺は急性に起こる末梢性顔面神経麻痺で、単純ヘルペスウイルスの再活性化などが関係していると考えられています。
また、水痘・帯状疱疹ウイルスが関係するラムゼイ・ハント症候群でも顔面神経麻痺が起こります。
末梢性顔面神経麻痺では、片側の表情筋が動かしにくくなるため、
- 口角が上がりにくい
- 笑ったときに左右差が出る
- 目を閉じにくい
- 額にしわを寄せにくい
などの症状が現れることがあります。
多くは改善していきますが、神経障害の程度によっては、軽い筋力低下や拘縮、病的共同運動などが長期的に残る場合もあります。
そのため、外傷歴がなくても、過去の末梢性顔面神経麻痺の後遺症によって発話時の左右差が残る、ということは一般論として考えられます。
ただし、江口さんがベル麻痺やラムゼイ・ハント症候群を発症したという公表はありません。
あくまで「外傷以外ではどのような原因があるのか」という一般的な医学情報になります。
脳梗塞などによる中枢性顔面麻痺とは違う?
顔面の左右差というと、「脳梗塞では?」と心配する人もいるかもしれません。
脳梗塞や脳出血などの脳血管障害でも、顔面に麻痺が生じることがあります。
ただし、ベル麻痺などの末梢性顔面神経麻痺とは、障害される場所が異なります。
簡単にいうと、
末梢性顔面神経麻痺
→ 顔面神経そのものが障害される
→ ベル麻痺、ラムゼイ・ハント症候群、外傷など
中枢性顔面麻痺
→ 脳から顔面神経へ命令を送る経路が障害される
→ 脳梗塞、脳出血など
という違いです。
中枢性顔面麻痺では一般的に額の動きが比較的保たれ、口元を中心に麻痺が目立つことがあります。
一方、末梢性では同じ側の額から口元まで、より広い範囲に症状が出ることがあります。
ただ、実際には顔だけを見るのではなく、手足の運動・感覚、発語、反射なども含めた神経学的評価が必要です。
そのため、映像を見て、
「手足が普通に動いているから末梢性」
「口元だけだから脳梗塞ではない」
と判断することはできません。
今回、理学療法士として私が言えるのも、発話時の口元に長期間似た左右差が見られるように感じるというところまで。
その原因が外傷なのか、末梢神経の病気なのか、もともとの動かし方の特徴なのかは、公開されている情報だけでは分かりません。
江口洋介は現在「疲れを残さない」ことを大切にしている
今回、江口さんについて調べるなかで印象的だったのが、現在の身体との向き合い方です。
『éclat』のインタビューでは、普段からランニングやストレッチを行っていることを明かしています。
撮影などで集中した日にも軽く身体を動かし、そして現在特に意識しているのが、その日の疲れを残さないことなのだそう。
睡眠もしっかりとり、身体をリカバリーすることを大切にされています。
口元の左右差の原因とは別の話ですが、2026年に俳優デビュー40周年を迎えても第一線で活動を続ける江口さんにとって、身体のコンディショニングは大切な習慣になっているようです。
さまざまな病気を抱える方のリハビリに携わってきた理学療法士としても、江口さんのこうした習慣は、健康を維持し、好きなことを長く続けるために大切なセルフケアだと感じます。
そして何より、江口洋介さんはやっぱりかっこいいですね!
年齢を重ねながら、自分の身体と向き合い、好きな仕事を続けている姿も素敵だと感じます。
再び『救命病棟24時』で進藤一生を演じる姿を見られるのは、長年ドラマを見てきた人にとっても楽しみですね。
まとめ
今回は、江口洋介さんの口元の左右差はいつから見られるのか、病気の公表や2009年のバイク事故との関係について調べました。
江口さんの口元については、少なくとも2009年頃には話題になっており、2026年の映像でも発話時に似た左右差が見られるように感じます。
一方、顔面神経麻痺や脳血管障害など、原因となる病気を江口さん本人が公表した事実は確認できません。
2009年には大型バイク事故で左鎖骨と左肋骨を骨折する重傷を負っていますが、顔面や側頭骨、顔面神経の損傷は公表されていないため、事故との因果関係も不明です。
一般的には、外傷による顔面神経損傷のほか、ベル麻痺やラムゼイ・ハント症候群などの末梢性顔面神経麻痺でも、後遺症として口元の左右差が残ることがあります。
ただし、それはあくまで一般的な医学の話。
江口さんの口元の左右差については、長期間見られる特徴ではあるものの、原因は公表されていない
というのが現時点での結論になります。
そして現在も、ランニングやストレッチ、睡眠などを通じて「疲れを残さない」ことを大切にしている江口さん。
久しぶりに松嶋菜々子さんと共演する『救命病棟24時』で、どんな進藤先生を見せてくれるのか楽しみです。
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