NBAで日本人として活躍し、現在はBリーグでも注目を集める渡邊雄太選手。
『Going! Sports&News』への出演をきっかけに、
- 最高年俸はいくらだったの?
- なぜNBAで長くプレーできたの?
- 身体能力はどこがすごいの?
と気になった方も多いのではないでしょうか。
渡邊選手は206cmという恵まれた体格を持ちながら、高い機動力とディフェンス能力を兼ね備えた、日本でも数少ないタイプの選手です。
20年以上理学療法士として身体の動きを見てきた視点から、NBAで評価された理由を身体能力の面から考察します。
※ 渡邊雄太選手が『Going!』で紹介した実践するシュートフォームについては、こちらの記事をご覧ください👇
渡邊雄太の身長はNBAでも高い?平均身長と比較
渡邊雄太選手の身長は206cmです。
一般的には非常に高身長ですが、世界最高峰リーグのNBAではどうなのでしょうか。
NBA選手の平均身長は、おおよそ198~201cm前後とされており、渡邊選手は平均より約5~8cm高いサイズを持っています。
つまり、NBAの中でも「小柄な選手」ではなく、フォワードとして十分な高さを備えた選手といえます。
しかし、渡邊選手が評価された理由は、身長だけではありません。
NBAには206cmを超える選手も数多くいますが、その中で高身長にもかかわらずガードのような機動力とディフェンス能力を兼ね備えていたことが大きな強みでした。
20年以上理学療法士として身体の動きを見てきた視点からも、高身長になるほど急停止や方向転換は難しくなる傾向があります。
その不利を感じさせない身体操作こそが、渡邊選手がNBAで高く評価された理由の一つだったと考えられます。
渡邊雄太の最高年俸はいくら?
渡邊雄太選手のNBA時代の最高年俸は、約260万ドル(約3億円台後半~4億円前後※為替レートにより変動)とされています。
ドラフト外からNBA入りした日本人選手としては非常に高い評価であり、世界最高峰リーグで実力を認められた証といえるでしょう。
NBAでは単純な得点力だけではなく、
- ディフェンス力
- チームプレー
- 怪我をしにくい身体
- 複数ポジションを守れる能力
なども年俸に大きく影響します。
渡邊選手は派手なスコアラーではありませんでしたが、「チームが勝つために必要な選手」として価値を高めてきました。
206cmでも動ける身体能力がNBAで評価された理由
NBAには200cmを超える選手が数多くいます。
その中でも渡邊選手が評価された理由は、
「206cmというサイズがありながら、ガードのように動けること」
にあります。
身長が高くなるほど重心は高くなり、急停止や方向転換は難しくなる傾向があります。
それにもかかわらず渡邊選手は、相手ガードにも対応できるスピードと機動力を備えていました。
理学療法士として映像を見ると、股関節・体幹・足関節が非常にスムーズに連動しており、高身長選手にありがちな「動きの重さ」をほとんど感じさせません。
NBAで長くプレーできた理由の一つは、この優れた身体操作能力にあると考えられます。
理学療法士が注目① 急停止(減速能力)の高さ
バスケットボールでは、
- 高く跳ぶ
- 速く走る
以上に重要なのが、
「止まる能力(減速能力)」
です。
トップスピードから急停止すると、膝や股関節には体重の数倍もの負荷がかかるとされています。
渡邊選手は急停止の際に、
- 股関節
- 膝
- 足関節
をバランスよく使いながら衝撃を吸収しているように見えます。
この減速能力が高いことで、
- ディフェンスで相手についていける
- 怪我のリスクを減らせる
- 次の動作へ素早く移れる
という大きな強みにつながっていたと考えられます。
理学療法士が注目② 長いリーチを生かしたディフェンス
NBAでは身長だけでなく、
「ウィングスパン(両腕を広げた長さ)」
も非常に重要視されます。
腕が長い選手は、
- シュートチェック
- パスカット
- ブロック
- リバウンド
で広い守備範囲を確保できます。
しかし、腕が長いだけでは十分ではありません。
肩甲骨や胸椎の可動性、そして体幹との連動があって初めて、その長さをプレーに生かせます。
渡邊選手は相手との距離感を保ちながら長い腕を効果的に使っており、NBAでもディフェンス能力の高さが評価されていました。
理学療法士が注目③ 206cmでも低いディフェンス姿勢を維持できる
高身長選手ほど、
- 重心が高くなる
- 股関節を深く曲げ続けることが難しい
という特徴があります。
しかし渡邊選手は試合を通して腰を落としたディフェンス姿勢を維持しながら、横方向への素早いスライドを繰り返していました。
これは、
- 股関節周囲の柔軟性
- 体幹の安定性
- 下肢全体の協調性
が高いことを示している可能性があります。
高身長でありながら俊敏に動けることが、NBAで重宝された理由の一つといえるでしょう。
派手な得点ではなく「勝利に貢献する選手」だった
NBAでは毎試合20点以上取るスター選手だけが評価されるわけではありません。
渡邊選手の強みは、
- 粘り強いディフェンス
- ルーズボールへの執念
- リバウンド
- 味方を助けるヘルプディフェンス
など、チームの勝利に欠かせないプレーでした。
こうしたプレーは数字だけでは見えにくいものの、監督やチームメイトから高く評価される要素です。
さらに、その活躍の土台には身体能力だけでなく、メンタル面の強さもあったのではないでしょうか。
渡邊選手は自身の著書『心 NBAで運命を切り開いた本当に大切な想い』の中で、NBAで感じた葛藤や挑戦、前向きな考え方についても語っています。
『Going!』でも紹介された早稲田大学での特別授業でも、「同じ環境でも考え方一つで変わる」ということをお話しされていました。
「壁にぶちあたるということは、成長できていることの証」でもあり、「壁」自体は悪いことではない、ということを言っておられたのも印象的でした。
身体だけでなく心も整えながら世界最高峰の舞台で挑み続けたことが、長く活躍できた理由の一つだったのかもしれません。
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理学療法士として見ると、その土台には「効率の良い身体の使い方」があり、無駄な動きが少ないことも長所だったと感じます。
身体と心の両面を高いレベルで維持してきたことが、NBAで評価され続けた理由につながったのではないでしょうか。
まとめ|高身長だけではない身体能力が最高年俸につながった
渡邊雄太選手の最高年俸が高く評価された背景には、206cmという恵まれた体格だけではなく、
- 急停止・方向転換ができる減速能力
- 長いリーチを生かす身体操作
- 高身長でも俊敏に動ける機動力
- チームを支えるディフェンス力
といった総合的な身体能力がありました。
20年以上理学療法士として身体の動きを見てきた立場からも、「高身長なのに動ける」という点は渡邊選手最大の武器だったように感じます。
来年のワールドカップでの渡邊雄太選手のさらなるご活躍が、今からとても楽しみですね!
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