【PT解説】石川真佑はなぜ174cmで世界と戦える?ハイセットを決め切る身体の使い方

情熱大陸に出演する石川真佑選手のハイセットを理学療法士の視点で解説した記事のアイキャッチ画像 エンタメ・トレンド
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2026年7月5日放送の『情熱大陸』に、バレーボール日本女子のキャプテン・石川真佑選手が登場!

石川真佑選手は身長174cm。

世界のアウトサイドヒッターとしては決して大柄ではない石川真佑選手。

それでも世界トップレベルのブロックを相手に得点を重ねられる理由の一つが、『ハイセット』への対応力です。

今回は理学療法士の視点から、石川真佑選手がハイセットを決め切れる身体の使い方や体幹コントロールについて考察します。

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石川真佑はなぜ174cmで世界と戦える?ハイセットが武器になる理由

バレーボール女子日本代表のキャプテン・石川真佑選手は、世界最高峰リーグでも活躍を続けるアウトサイドヒッターです。

同じポジションの世界トップ選手には190cm前後の選手も多い中、174cmという身長で得点を重ねていることから、「なぜあれほど世界で通用するのか」と注目されています。

その大きな理由の一つが、崩れた体勢から上がるハイセット(二段トス)を高い確率で得点につなげる能力です。

今回は理学療法士の視点から、兄・石川祐希選手との身体能力の特徴も比較しながら、その強さの秘密を考察します。

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兄・石川祐希との比較|兄妹で異なる身体能力の特徴

もちろん兄妹とも世界トップレベルのアスリートですが、理学療法士の視点では、身体能力の特徴には違いがあるように感じます。

比較項目石川祐希選手石川真佑選手
身体能力の特徴滞空時間・空中での修正能力助走スピード・連動性
攻撃の武器高い打点と空中での打ち分けハイセットへの対応力
得点パターン高さと技術を両立スピードとタイミングを生かす
PT視点空中姿勢を維持する能力地面から得た力を効率よくジャンプへ変換する能力

兄・石川祐希選手は、空中で姿勢を修正しながらプレーできる滞空時間の長さや、しなやかな身体の使い方が大きな武器です。

一方、真佑選手は助走からジャンプまでのエネルギー伝達が非常に効率的で、世界の高さをスピードやタイミング、身体全体の連動性で補っているように見えます。

お兄さんと比べられることが多かった真佑選手ですが、イタリアに行ってから、自分は自分らしくプレーすればよい、と思うようになったと、『情熱大陸』では明かされたことも印象的でした。

理学療法士が考察!石川真佑のハイセットが強い3つの理由

外国のチームメンバーからも、石川真佑選手のハイセットはすごい、という評価が情熱大陸の番組でも紹介されました。

真佑選手のハイセットが強い理由を見ていきましょう。

① 助走スピードをジャンプ力へ変換するフットワーク

ハイセットでは助走距離が限られることも多く、短時間で最大限のジャンプ力を引き出す必要があります。

真佑選手は助走の勢いを踏み込みでしっかり受け止め、水平方向のスピードを垂直方向のジャンプ力へ効率よく変換しているように見えます。

理学療法士の視点では、この床反力を生かした踏み込み動作の上手さが、高い打点につながっていると考えられます。

② 体幹の回旋を生かした全身連動

世界の高いブロックを相手にするには、腕だけでは十分な威力は生まれません。

真佑選手はジャンプ後に胸郭や体幹を大きく使い、弓を引くような姿勢から全身の力をスパイクへ伝えています。

この動きでは、お腹や胸周囲の筋肉を一度伸ばしてから一気に収縮させる「伸張反射」のような働きも利用していると考えられ、腕力だけに頼らない力強いスパイクにつながっているように感じます。

③ 最後までコースを読ませない肩甲帯の連動

理学療法士として特に注目したいのが、肩甲骨と肩関節の連動性です。

真佑選手は打球直前までフォームが大きく変わらず、インパクト直前でコースを打ち分けています。

肩甲帯の柔軟性や上半身全体の連動性が高いことで、ブロックアウトやストレート、クロスなど多彩な攻撃を可能にしていると考えられます。

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本人が語る「打ち続けてきたから今がある」

石川真佑選手はハイセットについて、

「ハイセットは自分の強みだし、打ち続けてきたから今がある」

と語っています。

高校生のころから磨きをかけてきたハイセット。
イタリアに行って、自分の強みがハイセットであると気が付いた、とも番組で明かされました。

身体能力だけではなく、世界の高いブロックを相手に何度も挑戦を重ね、その経験を積み重ねてきたことが、現在の武器につながっているのでしょう。

石川真佑選手のインジュアリーヒストリー|大きな怪我なく世界で戦い続ける理由

石川真佑選手は、これまでのキャリアにおいて長期離脱を必要とするような大きな怪我を経験していません。

2023年のネーションズリーグ名古屋大会では、Vリーグ終盤までフル稼働していた疲労を考慮し、大会序盤のメンバー登録を外れてコンディション調整に専念した時期がありました。
しかし、これは怪我による離脱ではなく、シーズンを通して戦い抜くための予防的なコンディション管理でした。

また、2026年4月には一時帰国中にテレビ番組への出演を体調不良で欠席したこともありましたが、その後の代表活動には通常通り合流しており、深刻な負傷ではなかったとみられています。

東京五輪、パリ五輪と、日本代表の主力として世界最高レベルの戦いを続けながら、大きな故障なくプレーを継続していることは、石川選手の大きな強みのひとつです。

理学療法士の視点から見ると、バレーボールは肩関節や腰部、膝、足関節などに非常に大きな負担がかかる競技です。
特にアウトサイドヒッターは、スパイクやサーブ、レシーブなどあらゆるプレーに関わるため、慢性的なオーバーユース障害を抱える選手も少なくありません。

その中で石川選手が高いパフォーマンスを維持できている背景には、兄・祐希選手にも共通する優れた優れた身体操作能力に加え、自身のコンディションを徹底して管理する高いプロ意識があると感じます。

174cmという世界では決して大柄ではない体格で、世界最高峰のイタリア・セリエAで得点を重ね続けている姿は、技術や身体能力だけでなく、「怪我をしない能力」もまた世界トップレベルであることを示しているのかもしれません。

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理学療法士の視点|高さだけが世界で戦う条件ではない

石川真佑選手は、世界では決して大柄なアタッカーではありません。

それでも、助走からジャンプへのエネルギー変換、体幹を生かした全身連動、そして肩甲帯の柔軟性を活用した打ち分けなど、高さ以外の身体能力を最大限に発揮することで世界トップレベルの舞台で得点を重ねています。

兄・石川祐希選手とは身体能力の特徴こそ異なりますが、自分の強みを徹底的に磨き上げて世界と戦っているという点は共通しています。

情熱大陸では、キャプテンとしての姿だけでなく、こうした身体の使い方にも注目しながら見ると、石川真佑選手のすごさをより深く感じられるかもしれません。

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石川真佑選手のプロフィール

石川真佑(いしかわ まゆ)選手のプロフィールは以下の通りです。

  • 生年月日:2000年5月14日 (26歳)
  • 出身地:愛知県岡崎市
  • 身長:174cm
  • 出身校:下北沢成徳高校
    ※ 名門校で高校1年生からレギュラーとして活躍し、全国制覇の経験あり。
  • ポジション:アウトサイドヒッター(OH)
  • 所属クラブ:エジザージュバシュ (トルコ)
    ※2026-27シーズンより加入
  • 日本代表歴:女子日本代表キャプテン(2025年〜)
  • 家族:兄は男子日本代表キャプテンの石川祐希

小学三年生からお兄さんの背中を追ってバレーボールを始めた石川真佑選手。

下北沢成徳高校で全国制覇を達成。
高校時代のコーチから、ハイセットを打つ大切さを教えてもらったとのこと。

高校卒業後は、東レアローズを経てイタリア(フィレンツェ、ノヴァーラ)で3シーズンにわたりプレーしました。

直近の2026年5月には、さらなる成長を求めてトルコの超強豪クラブであるエジザージュバシュへの移籍を発表しています。

日本代表では攻守の要であると同時に、主将としてチームを力強く牽引しています。

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まとめ

今回は、石川真佑選手が174cmという世界では決して大柄とはいえない身長で活躍できる理由について、理学療法士の視点から考察しました。

石川真佑選手の強みは、高さだけに頼るのではなく、助走からジャンプへのエネルギー変換、体幹を生かした全身の連動、そして最後まで相手にコースを読ませない身体のコントロール能力にあると考えられます。

また、兄・石川祐希選手とは身体能力の特徴こそ異なりますが、自分自身の武器を徹底的に磨き、世界のトップレベルで戦っている点は共通しています。

石川真佑選手本人も「ハイセットは自分の強みだし、打ち続けてきたから今がある」と語っています。世界の高いブロックを相手に挑戦を続ける中で培われた技術と身体の使い方が、現在の大きな武器になっているのでしょう。

『情熱大陸』では、キャプテンとしての姿だけでなく、174cmという体格を補って世界と戦う身体の使い方や、ハイセットを決め切る技術にも注目して見ると、石川真佑選手の魅力をより深く感じられるのではないでしょうか。

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