2026年FIFAワールドカップの日本代表対スウェーデン代表戦を見ていて、
- 「今のプレーはファウルじゃないの?」
- 「日本ばかり不利に見える…」
- 「審判の基準が分からない!」
と感じた方も多いのではないでしょうか。
実は、ワールドカップではJリーグとは判定基準が異なる場面も少なくありません。
今回の日本vsスウェーデン戦の主審を務めたイバン・バルトン氏の特徴や、国際大会で採用される判定基準について分かりやすく解説します。
日本vsスウェーデン戦で「ファウルでは?」という声
試合中はSNSでも、
- 「あれはファウルでは?」
- 「Jリーグなら笛が鳴る」
- 「今日は流しすぎでは?」
といった声が多く見られました。
接触プレーが続いても試合が止まらない場面があり、日本のサポーターには厳しく感じられるシーンもありました。
しかし、国際大会では「プレーを止めない」ことを重視する審判も少なくありません。
そのため、日本国内の試合との違いに戸惑う人が多いようです。
日本vsスウェーデン戦の主審はイバン・バルトン氏
今回の主審は、エルサルバドル出身のイバン・バルトン氏です。
審判団は以下の通りでした。
- 主審:イバン・バルトン(エルサルバドル)
- 副審:ダビド・モラン(エルサルバドル)
- 副審:アントニオ・プピロ
- 第4審判:ダハネ・ベイダ
バルトン主審は2022年カタールワールドカップでも日本対ドイツ戦を担当した経験があり、FIFAから国際大会を任される経験豊富なレフェリーの一人です。
今大会でも日本対スウェーデン戦の担当審判として選出されました。
イバン・バルトン主審の判定傾向は?
イバン・バルトン主審は、一般的に次のような傾向があると言われています。
- 肩同士の接触など強いコンタクトは比較的流す
- ボールに先に触れているチャレンジはプレーを続行させることが多い
- 試合の流れを止め過ぎないことを重視する
- 一方で、危険なタックルや後方からの悪質なチャージには警告を出す傾向がある
もちろん、その日の試合状況やVARとの連携によって判定は変わるため、一概に「必ずこの基準」というわけではありません。
ただ、Jリーグに比べると接触プレーを許容する場面が多いと感じる人は少なくないでしょう。
なぜJリーグと判定が違って見える?
Jリーグでは選手の安全を重視し、比較的早い段階でファウルとなる接触でも、国際大会では「正当な競り合い」と判断されることがあります。
例えば、
- ボールへ先に触れている
- 肩同士の正当なチャージ
- 軽い接触による転倒
などは、ワールドカップではプレーオンとなるケースも珍しくありません。
逆に、
- ユニフォームを強く引っ張る
- 足裏を見せた危険なタックル
- 後方から相手を止めるチャレンジ
については、国際大会でも厳しく判定される傾向があります。
そのため、「日本だけが不利」というよりも、国際基準そのものがJリーグとは異なると理解すると分かりやすいでしょう。
理学療法の視点|堂安律が痛がった前半36分はなぜノーファウル?
前前半36分頃、スウェーデンのルーカス・ベリヴァル選手が投入された直後のプレーでは、堂安律選手が足首付近を押さえ、しばらく痛がる場面がありました。
日本のサポーターからは「ファウルでは?」という声も上がりましたが、今回のイバン・バルトン主審はプレーを続行させました。
映像から断定することはできませんが、国際大会の判定基準を踏まえると、次のような理由が考えられます。
ボールへのチャレンジが優先された可能性
国際大会では、守備側が先にボールへプレーしたと主審が判断した場合、その後に接触があっても「プレーの流れの中で生じた接触」として流されるケースがあります。
正当な競り合いと判断された可能性
Jリーグではファウルになるような接触でも、ワールドカップでは「ボールを奪いにいく正当なチャレンジ」と判断されることがあります。
特に横方向や斜めからの競り合いは、危険性が低いと判断されればプレーオンとなる場合があります。
試合の流れを重視したゲームコントロール
イバン・バルトン主審は、比較的プレーを止めずに試合をコントロールする傾向があると言われています。
そのため、明らかな危険行為ではない限り、多少の接触は流すケースも珍しくありません。
Jリーグの感覚ではファウルに感じられるプレーでも、国際大会では「許容される接触」と判断されることがある点が、ワールドカップの難しさと言えるでしょう。
もちろん、プレーが続いたとはいえ、堂安選手が痛そうな様子を見せていたため、多くの日本のサポーターが心配した場面でもありました。
まとめ|理学療法士のひとこと
理学療法士として選手の動きを見ていると、ワールドカップでは「倒れない身体」が非常に重要だと感じます。
世界のトップレベルでは、多少の接触でも体幹や股関節の安定性を保ちながらプレーを続ける選手が多く見られます。
日本代表も年々フィジカル面は向上していますが、世界基準では「接触に耐えながらプレーを続ける能力」も勝敗を左右する重要な要素の一つです。
判定基準の違いを知って観戦すると、「なぜ今のプレーが流れたのか」という視点でも、試合への理解を深めつつ、楽しめるかもしれません。
個人的には、激しい接触もサッカーの魅力の一つだと理解しつつ、選手が大きなケガなく、ボールに対するフェアなプレーで最後まで力を出し切れる試合であってほしいと感じました。
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