2026年7月11日・18日放送のNHKドラマ『天城越え』で、生田絵梨花さんが主演を務めます。
「天城越え」と聞くと、多くの人が思い浮かべるのは石川さゆりさんの名曲『天城越え』ではないでしょうか。
「ドラマと歌は関係あるの?」
「石川さゆりさんの楽曲が原作?」
「どんなストーリーなの?」
と気になっている方も多いようです。
この記事では、生田絵梨花さん主演のNHKドラマ『天城越え』と石川さゆりさんの楽曲との関係や、あらすじ、結末、見逃し配信についてまとめました。
NHKドラマ『天城越え』は石川さゆりの歌が原作?
結論からいうと、NHKドラマ『天城越え』の原作は、石川さゆりさんの楽曲『天城越え』ではありません。
ドラマの原作となっているのは、松本清張さんの短編小説『天城越え』です。
この作品は、松本清張さんの短編集『黒い画集』に収録された作品で、これまでにも映画化やドラマ化が繰り返されてきた名作ミステリーとして知られています。
一方、石川さゆりさんの『天城越え』は1986年に発売された代表曲。
どちらも静岡県伊豆半島にある「天城峠」が舞台やモチーフになっていますが、直接の原作関係はありません。
ただし、「天城越え」という言葉が持つ、情念や禁断の恋、人生の転機といったイメージには共通する部分もあり、タイトルから石川さゆりさんの楽曲を連想する人が多いのも自然なことかもしれません。
NHKドラマ『天城越え』のあらすじは?
物語は、ある殺人事件をきっかけに動き出します。
30年前に起きた未解決事件。
事件を追い続ける刑事は、ある男性の記憶の中に埋もれていた「ある夏の日」の出来事へとたどり着きます。
少年時代の主人公が伊豆・天城峠で出会ったのは、生田絵梨花さん演じる遊女・大塚ハナ。
貧しく過酷な環境の中で生きるハナと少年の出会いは、やがて二人の運命を大きく変えていくことになります。
少年を守ろうとするハナの行動。
そして、長い年月を経ても消えることのなかった記憶。
松本清張作品らしいミステリー要素だけでなく、人間の愛情や罪、運命が描かれる重厚な作品となっています。
生田絵梨花が演じる「大塚ハナ」とは?
生田絵梨花さんが演じる大塚ハナは、伊豆の遊郭で働く女性です。
厳しい時代の中で懸命に生きながらも、少年と出会ったことで人生が大きく動き始めます。
これまで明るく上品な役柄のイメージが強かった生田さんですが、今回は過酷な運命を背負った女性という難役に挑戦。
生田さん自身も、
「自分に務まるだろうかという怖さがあった」
と語っており、役作りに苦労したことを明かしています。
乃木坂46時代からミュージカル、ドラマ、映画と活躍の場を広げてきた生田さんですが、本作は女優・生田絵梨花として新たな代表作になる可能性もありそうです。
『天城越え』の結末はどうなる?【ネタバレ注意】
※以下は原作小説をもとにした内容を含みます。
『天城越え』は、単なるサスペンス作品ではありません。
事件の真相が明らかになるにつれて、少年時代の記憶と真実が少しずつ重なり、見る人に大きな余韻を残す作品となっています。
特に印象的なのは、「誰かを守りたい」という想いと、「罪を抱えながら生きること」の重さ。
松本清張作品の中でも、人間の感情や業の深さが色濃く描かれた作品として高い評価を受けています。
ドラマ版では、生田絵梨花さん演じるハナがどのように描かれるのかも大きな見どころになりそうです。
後半の放送後には、結末やラストシーンについて追記予定です。
前半を見終えての感想|生田絵梨花の演技は新境地?!
個人的には、今回の『天城越え』で最も驚いたのは、生田絵梨花さんの演技でした。
これまでの「かわいい」「上品」というイメージを覆すような迫力と人間味があり、画面の中には「生田絵梨花」ではなく「ハナ」という女性が確かに存在していました。
役作りのために体重を落としたのか、メイクによる演出なのかは分かりませんが、やつれた表情や化粧気を抑えた姿も印象的でした。
ただ、メイクについては「今まで出たドラマの中で一番薄いメイク」であったことも、インタビューで明かされています。
「『すっぴん』が見えてもいいから、ハナの心情がにじみ出るようにしたかった」という生田絵梨花さん。
それでもなお美しく見えるのは、役として真剣に生きていたからなのかもしれません。
迫真の演技に感じられました。
後半を見て|NHKドラマ『天城越え』は原作と何が違う?ラストの変更点を解説【ネタバレ】
NHKドラマ『天城越え』は、松本清張の原作小説をベースにしていますが、ラストにはドラマならではのアレンジが加えられています。
特に大きな違いは、ハナの描かれ方です。
今回のドラマ版では、田島刑事から「ハナは生き延びていた」と明かされ、31年後に次郎と再会するラストが描かれました。
一方で、過去の映像作品では、ハナが獄死したと受け取れる描写の作品もあり、より救いのない結末として描かれていました。
今回のNHK版は、罪を背負って生きた二人が再び向き合う場面を描くことで、単なるミステリーではなく、人間ドラマとしての余韻を強めた演出になっていたと感じます。
個人的に最も心を動かされたのは、生田絵梨花さん演じるハナが、自らが犯人であることを初めて打ち明ける場面でした。
その表情や声からは、長年抱え続けてきた苦しみだけでなく、少年を守り抜こうとした覚悟まで伝わってきて、思わず引き込まれました。
どれほど過酷な境遇に置かれていても、守りたい人ができたことで、ハナは本当の意味での強さを手に入れたのかもしれません。
単なる事件の真相を描くミステリーではなく、「人を想う強さ」と「罪を背負って生きる人生」を描いた作品として、深い余韻が残るラストでした。
『天城越え』の見逃し配信は?
『天城越え』は、NHK総合で前後編の2週連続放送となっています。
【放送日時】
・前編:2026年7月11日(土)22:00〜22:45
・後編:2026年7月18日(土)22:00〜22:45
また、NHKの配信サービスで同時配信・見逃し配信が予定されています。
再放送予定は以下の通りです。
・前編再放送:7月15日(水)24:35〜25:20
・後編再放送:7月22日(水)24:35〜25:20
リアルタイムで視聴できない方も、後からゆっくり楽しむことができそうですね。
まとめ
今回は、生田絵梨花さん主演のNHKドラマ『天城越え』について、石川さゆりさんの名曲との関係や、あらすじ、結末、見逃し配信情報を紹介しました。
ドラマの原作は石川さゆりさんの楽曲ではなく、松本清張さんの名作小説『天城越え』でした。しかし、「天城越え」というタイトルから歌を思い浮かべた方も多かったのではないでしょうか。
今回のNHKドラマ版は、サスペンスとしての面白さだけでなく、罪を背負いながらも人を想い続ける姿を描いた、人間ドラマとして深い余韻を残す作品でした。
そして何より印象的だったのは、生田絵梨花さんの演技です。
これまでの「かわいらしい」「上品」というイメージとは異なり、過酷な運命を背負ったハナとしての迫力や人間味が強く伝わってきました。役柄に完全に溶け込み、苦しみや優しさ、そして強さを繊細に表現した姿は、「女優・生田絵梨花」の新たな代表作の一つになったと感じます。
松本清張作品ならではの重厚なストーリーと、生田絵梨花さんをはじめとする出演者の熱演によって、最後まで引き込まれる見応えのあるドラマでした。


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