実は水虫もカビ!?薬が効かない耐性菌に打ち勝つ新常識の対策とは?
2026年5月28日放送の『あしたが変わるトリセツショー』で最も衝撃的だったテーマの一つが、「薬が効かない水虫(薬剤耐性菌、番組ではスーパー水虫菌と紹介)の広がり」です。
水虫の原因である「白癬(はくせん)菌」は細菌ではなく真菌、つまり「カビ」の一種です。
どのようにすれば良いのか、確認していきましょう。
衝撃の新常識!水虫の正体は足に生える「カビ」だった
- 水虫の原因は白癬菌というカビ:
水虫は、カビ(真菌)の一種である「白癬菌」が皮膚の角質層に寄生して起こる感染症です。 - 今、薬が効かない「薬剤耐性水虫」が感染拡大中:
一般的な水虫の塗り薬(抗真菌薬)を使い続けても、なかなか治らない新タイプの耐性菌が近年医療現場で問題視されています。
- かゆくない水虫も存在:
かゆくない水虫もあり、問題ないと自己判断しがち。
爪水虫になる前に治すことが大事。
なぜ治らない?多くの人がはまる「治療の落とし穴」
- 落とし穴①:自己判断による市販薬の「とりあえず塗り」:
顕微鏡検査をせずに思い込みで市販薬を中途半端に塗ると、菌が死にきれずに耐性を獲得してしまうリスクが高まります。 - 落とし穴②:かゆみが消えたら治療をやめてしまう:
水虫の薬を塗ってかゆみやジュクジュクが治まっても、カビ菌は皮膚の角質のさらに深いところに潜んでいます。
ここで薬をやめるのが再発と耐性化の最大の原因です。
耐性菌に打ち勝つ!正しい水虫治療の3ステップ
- ステップ①:皮膚科で適切な診断(顕微鏡検査)を受ける:
本当に水虫(カビ)なのか、それとも別の湿疹なのかを医師に正しく見極めてもらうことが全てのスタートです。 - ステップ②:異なるメカニズムの薬を組み合わせる:
薬が効きにくい耐性菌に対しては、医師の指示のもと、作用機序(菌を攻撃する仕組み)が異なる抗真菌薬に切り替えたり、併用したりして確実に撃退します。 - ステップ③:症状が消えても「1ヶ月」は塗り続ける:
見た目が完全に綺麗なツルツルの肌に戻った後も、角質が新陳代謝で完全に生まれ変わるまで、最低1ヶ月以上は根気強く塗り薬を継続するのが基本中の基本です。
💡理学療法士ママのひとこと
私は「細菌(溶連菌)」の慢性化で長年お薬を飲み続けていますが、今回のトリセツショーを見て、「カビ(水虫)」の世界でも薬が効かない耐性菌の脅威が広がっている現状が紹介され、改めて怖さを感じました。
医療の現場にいる人間としても、「自己判断で薬を途中でやめないこと」「お医者さんの指示通りに最後まで治療をやり切ること」の重要性は身に染みてよく分かります。家族にうつさないためにも、早く嫌な状況から解放されるためにも、怪しいと思ったらまずは皮膚科へ行くのが一番の近道ですね!
カビが引き起こす恐ろしい健康被害と現代の住環境リスク
カビは目に見えないだけで、私たちが吸い込む空気の中にも常に潜んでいます。
付き合うしか無い現状、どうやったら私たちが快適に過ごすことができるのか、お相手のカビを知った上で、考えていきましょう。
実は何万種類も!地球上はどこもかしこも「カビだらけ」
- カビのない部屋は存在しない:
どんなに綺麗に掃除された家でも、空気中には常に目に見えないカビの胞子が数多く浮遊しています。 - 2026年最新の住環境リスク:
近年の住宅は気密性が非常に高く、冷暖房が効きやすい反面、部屋の空気がよどみがちです。
これが、家の中にカビの胞子を溜め込んでしまう現代ならではの原因になっています。
侮ると恐ろしい!カビが引き起こす主な3つの健康被害
通常の健康状態では、カビを吸い込むことでの健康リスクは高くないと説明がありました。
多くのカビは、人体のような高温の環境では生きていけない上に、さらに、体の外に排出する防御反応が正常な機能として人に派備わっているからです。
ただし、以下の場合は、カビが病気を悪化させる恐れがあるため、注意が必要です。
- ぜんそくの人
- カビアレルギーの人
- 肺や気管支に疾患がある人
上記の場合は、詳しくはかかりつけ医と相談をしてくださいね。
また、カビ臭がする場合は大量発生していて、健康被害へのリスク煮なり得るとのこと。
その場合は、掃除は必要です。
食品に生えるカビの一部には、毒を産生するものも。
加熱しても分解されない場合もあるので、カビが生えた食品には注意が必要です。
ただの「お掃除問題」じゃない!健康のための環境づくり
- エアコンやお風呂掃除は「家族の体を守る予防医療」:
カビ対策は、単に部屋の見た目を綺麗にしたり、嫌なニオイを消したりするだけのものではありません。 - 一番の薬は「正しい知識と日頃の換気」:
番組で紹介された手軽なやり方(エアコンの送風)やお風呂の熱いシャワーを少し意識するだけで、家全体のカビの量を劇的に減らし、病気のリスクを未然に防ぐことができます。
💡理学療法士ママのひとこと
リハビリの仕事を通じても、体が受ける環境の影響の大きさは日々実感しています。カビはただの「部屋の汚れ」ではなく、呼吸を通じて私たちの体に直接アタックしてくる「健康の敵」なんですよね。
でも、怖がりすぎる必要はありません!トリセツショーで紹介された超手軽なカビ対策を、毎日のお掃除にちょっと取り入れるだけで、自分や子どもたちの健やかな体を守る立派な予防になります。
できることから楽しく始めていきましょう!
番組でカビについて教えてくださった専門家の先生方
- 加納 塁 教授(帝京大学医真菌研究所)
- 番組での役割:カビ(真菌)の専門家として、エアコンやお風呂場に潜むカビの生態や、私たちの体に及ぼす健康被害について科学的な検証をもとに分かりやすく解説してくださいました。
- 解説のポイント:現代の高気密な住宅環境のリスクや、カビの「ピンチになるとがんばる」という性質を踏まえた、手軽で効果的な対策アプローチを教えてくれました。
- 常深 祐一郎 教授(埼玉医科大学病院 皮膚科)
- 番組での役割:カビの一種である「水虫(白癬菌)」のスペシャリストとして出演されました。
- 解説のポイント:近年医療現場で深刻化している、これまでの薬が効きにくい「薬剤耐性水虫」の実態や、多くの人が陥ってしまう治療の落とし穴(かゆみが消えたらすぐやめてしまう等)について警鐘を鳴らし、正しい最新の治療ステップを提示してくださいました。
- 牧 輝弥 教授(近畿大学)
- 番組での役割:微生物生態学の専門家として、家庭内に潜む「カビ」の生態や対策について専門的な見地からコメント・解説する役割として出演されました。
- 解説のポイント:カビハンターとして世界中での調査を紹介、世界中のどこにでもカビがいることを紹介されました。
- 浅野 浩一郎 教授(東海大学呼吸内科学)
- 番組での役割:カビが原因で激しい咳などを引き起こす「アレルギー性気管支肺真菌症(ABPM)」の新たな臨床診断基準を提唱した世界の第一人者として出演されました。
- 解説のポイント:多くのカビは人間の体温のような高温環境では生きられないが、一部の例外となる危険なカビは肺などの体内で繁殖して病気を引き起こす恐れがあることを解説されました。
- 山岸 弘さん(生活用品メーカー研究員)
- 番組での役割:長年カビの調査・研究に携わってきた企業の研究員として、家庭内のリアルなカビの実態を科学的に検証する役割です
- 解説のポイント:普段は目に見えないだけで家の中のあらゆる場所にカビが潜んでいることを、特殊な機材や培養実験のデータをもとに分かりやすく解説されました。
- 野口 博光 先生(のぐち皮ふ科 院長)
- 番組での役割:皮膚・臨床の専門家として出演。
- 解説のポイント:実際の医療現場におけるカビ(水虫など)のリアルな症例や、患者さんが陥りやすい治療のリアルな現状について、臨床医の視点から貴重な知見を提供してくださいました。
- 【カビ取り・清掃のプロ】現場のスペシャリストたち
- 役割:番組内の科学的な検証実験において、エアコン内部や水回り、住宅の死角に潜むカビを実際に調査・採取したり、プロの現場で行われている正しいカビ取りの手順を実演・協力してくださいました。
💡理学療法士ママのひとこと
今回も研究機関のトップ教授から、街の皮膚科の先生、そしてお掃除の現場を知り尽くしたプロまで、たくさんのスペシャリストの知恵が詰まった大満足の内容でした!
だからこそ、紹介された対策ひとつひとつに「なるほど!」と思える確かな根拠があるんですよね。
【体験談】私の「菌」対策|慢性溶連菌感染症と職場環境
私の持病、慢性溶連菌感染症について、紹介します。
私の症状の原因はカビとは少し違いますが、私もカビ臭さでのどや鼻の症状がでるのです。
ひょっとしたら参考になる人がいるかもしれないと思ったので、紹介します。
突然襲ってきた全身の激痛「もう理学療法士を続けられないかも…」
私は、理学療法士として働き始めて半年ほどの頃、急に手の小さい関節が痛くなり、肘や膝、足首まで痛くなってしまい、もうこのまま仕事を続けていけないかも・・・と思うほどだったことがありました。
溶連菌感染症、という診断結果をもらえたのは、熱や痛みが出てから数ヶ月経ってから。
最初は専門職の悪いところで、「この痛み方はきっとリウマチに違いない!」と思い込んでしまい、リウマチ専門の病院に行ってしまったのが間違いだったのですが、リウマトイド因子という血液検査の結果は正常でした。
そして、自分が務める病院の総合内科の先生に相談したところ、内科的な血液検査の結果、ASOという抗体が異常に上昇していることが判り、「リウマチ熱(慢性溶連菌感染症)」であることが分かったのです。
きちんと抗生剤を飲むことで、痛み止めを飲まなくても大丈夫になるのは数年かかりましたが、医療のすごさというか、治療ができる先生方のおかげでその後も理学療法士としての仕事を続けることができました。
環境が変わって劇的変化!新しい建物が教えてくれた「環境の大切さ」
リウマチ熱という感染症の話をして、なぜ今回のトリセツショーのテーマである「カビや環境」に繋がるのか、不思議に思われるかもしれません。
実は、これが私の健康にとって非常に大きな気づきとなったのです。
当時私が務めていた職場は山の近くにあり、非常に湿気がこもりやすい場所でした。
さらに、普段は施錠してある会議室は、換気口から少しカビのニオイが漂っていたのです。
免疫が落ち、感染症が慢性化していた私にとってその環境は不安でしかなく、うがい・手洗い・マスクという「標準予防策」を徹底することで、必死に体調をコントロールしていました。
そんな中、引っ越しを機に、十数年務めた職場を離れ、建設後わずか数年しか経っていない新しい建物の施設に勤務することになりました。
これが大きな転機となります。
その新しい職場は、エアコンのにおい(カビ臭さ)が全く気にならない、驚くほどクリーンな建物でした。
すろと、新しい施設に勤め始めてから、あれほど頻繁に起こっていた喉や鼻の風邪のような症状がほぼ無くなり、驚くほど体の痛みも出にくくなったのです。
自分が毎日長く過ごす「職場環境」が、以下に健康に大きな影響を及ぼしていたのかを、身をもって痛感しました。
20年の内服と、忽那先生からいただいたセカンドオピニオン
私は現在も、ペニシリン系抗生剤を内服しており、細菌は「サワシリン」の内服治療を続けています。
かれこれ20年近く内服していることになります。
あまりにも長く抗生剤を飲んでいるので、「私の中で薬に耐性を持つ菌(耐性菌)が出来てしまわないか」と、主治医の先生も深く心配して下さいました。そこで、先生のすすめもあり、感染症の第一人者である大阪大学大学院の忽那賢志教授にまでセカンドオピニオンを求めることになったのです。
忽那先生からは明確な判断を頂き、子供が小学校を卒業するまでは、現在進行形で治療を継続していくことになりました。
通常であれば、お薬を飲めばすぐに治るとされているリウマチ熱が、なぜ私の中でここまで慢性化してしまったのか、本当の理由は分かりません。
それでも、「カビ臭さのないきれいな環境に変わったことで、劇的に体が楽になった」という事実は、私の健康にとって最大でかつ最高の「菌対策」になっていたのだと、振り返って強く感じています。
まとめ|トリセツショー流のカビ対策で年中快適な家づくり
今回の『あしたが変わるトリセツショー』で紹介されたカビ対策は、どれも毎日の生活の中で驚くほど手軽に実践できるものばかりでした 。
ここで大切なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
【トリセツ流カビ対策】
- エアコン内部:冷房の後は「送風運転(内部クリーン)」を30分〜1時間行い、中をカラカラに乾燥させる。
- お風呂場:座ってシャワーを浴びて汚れの飛散を防ぎ、上がる時は「50℃以上の熱いシャワーを4秒以上」壁にかける。
- 洗濯機:1〜2ヶ月に1回は定期的にカビ取りを行い、使わない時はフタを開けて湿気を逃がす。
- 家具の裏:壁との間に「4cm以上の隙間」を作って空気の通り道を作り、生えてしまったカビには「アルコール+ラップ」で1分密着。
- 水虫対策:実は水虫もカビの一種。薬が効かない耐性菌を防ぐためにも、自己判断で中断せず皮膚科の指示通り最後まで塗り切る。
私自身、長年「菌」の慢性化による痛みに悩み、過ごす環境(古いカビ臭い建物から、新しくクリーンな建物へ)を変えたことで、劇的に体調が良くなったという強い原体験があります。
毎日フルタイムで働きながら、2人の子どもを育てる日々は本当にバタバタで、完璧な大掃除を毎日続けるなんてまず無理です。
でも、今回番組で紹介されたライフハックは、「エアコンの送風ボタンをピッと押すだけ」「お風呂上がりに4秒シャワーをかけるだけ」「家具を指3本分前に出すだけ」といった、1秒〜数分でできる本当に手軽なことばかりでした。
カビ対策は単なる「お掃除」ではなく、大切な家族と自分自身の体を守るための一番身近な「予防医療」です。
一気に全部をやろうとすると疲れてしまうので、まずは今日のお風呂上がりや、今日のエアコンの使い始めなど、できるところから1つずつ試してみませんか?
湿気や梅雨の季節に負けない、家族みんなが年中笑顔で過ごせる快適な家づくりを、一緒に目指していきましょう!
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