なぜ堂安律は10番なのか。森保監督から信頼される理由とキャプテンシーへの考察

堂安律が日本代表10番を任された理由と森保監督から信頼される理由、キャプテンシーを考察したアイキャッチ画像 エンタメ・トレンド
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サッカー日本代表の背番号10を託された堂安律選手。

かつて「ビッグマウス」と呼ばれることもあった堂安選手ですが、いまや森保一監督から厚い信頼を寄せられ、日本代表を引っ張る存在へと成長しました。

では、なぜ堂安選手は10番を任されるのでしょうか。
また、なぜ監督やチームメイトから信頼されるのでしょうか。

この記事では、堂安律選手が日本代表の10番に選ばれた理由や、キャプテンシーを感じる言動について考察します。

長年日本代表を見てきた一人のサッカーファンとして、堂安選手の魅力にも触れながらまとめました。

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堂安律が日本代表10番を任された理由とは?

日本代表の10番は、単にチームのエースに与えられる背番号ではありません。

チームの象徴として期待されることも多く、技術だけでなくリーダーシップや責任感も求められます。

堂安律選手が10番を任された理由について、森保一監督が明言しているわけではありません。
しかし、これまでの代表での実績や発言、チーム内での立ち位置を考えると、いくつかの理由が見えてきます。

大舞台で結果を残してきたから

堂安選手はワールドカップやアジアカップなど、大きな舞台で印象的なプレーを見せてきました。

2018年のキリンチャレンジカップ・ウルグアイ戦では、当時20歳だった堂安選手が国際Aマッチ初ゴールを記録しました。

FIFAランク上位の強豪相手に結果を残したこの試合は、森保ジャパンにおける堂安選手の存在感を強く印象付けた一戦だったと感じます。

プレッシャーのかかる試合でも自分の力を発揮できることは、10番を背負う選手に欠かせない要素といえるでしょう。

チームのために役割を果たせるから

若い頃は「自分が決める」という強い意識が表面的には目立つ選手でしたが、近年は周囲を生かすプレーや守備面での貢献も評価されるようになってきました。

自分の結果だけでなく、チームが勝つために何が必要かを考えられる選手へとこれまで以上に成長したことも、信頼につながっているのではないでしょうか。

2026年5月31日のアイルランド戦でも右ウイングバックからの攻守共に関わるという、最も運動量の多い動きを淡々とこなしていたのも印象的でしたね。
攻撃だけでなく守備でも高い強度を維持できる堂安選手の存在は、森保ジャパンにとって欠かせないピースの一つといえるでしょう。

森保監督が長く成長を見守ってきたから

森保監督は長年にわたり堂安選手を代表に招集し続けてきました。

好不調の波があっても継続して評価してきた背景には、プレー面だけでなく人間性や責任感への信頼もあると考えられます。

堂安律選手の10番は単なる背番号ではなく、監督やチームメイトからの信頼の証なのかもしれません。

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森保監督が堂安律を高く評価する理由

堂安律選手は、日本代表の常連選手として長く森保ジャパンを支えてきました。

怪我やコンディションの変化、若手選手の台頭があっても継続して招集されていることから、森保監督の信頼の厚さがうかがえます。

では、森保監督は堂安選手のどのような点を評価しているのでしょうか。

大舞台でも力を発揮できる勝負強さ

堂安選手はワールドカップをはじめ、重要な試合で結果を残してきました。

2022年11月23日のカタールW杯グループステージ第1戦のドイツ戦では、0-1とリードされて迎えた後半26分に途中出場した堂安選手。
わずか4分後に、南野拓実選手のシュートがはじかれたこぼれ球を、猛烈な詰めで左足で押し込み同点ボールを奪いました。

大会前に「俺が日本サッカーをガラッと変える」と宣言していた通りの劇的な同点ゴールは、その後の浅野拓磨選手の逆転ゴールにも繋がり、歴史的番狂わせの基点になりました。

その後2022年12月1日カタールW杯グループステージ第3戦のスペイン戦でも、堂安選手はペナルティエリア手前右側から左足で、強烈なミドルシュートを放ちました。
相手はゴールキーパーとして世界最高峰のウナイ・シモン選手で、手を弾き飛ばすほどの強烈なシュートだったのです。
堂安選手は「あそこは俺のコース」と語る得意の形でしたね。
強烈な同点弾は、グループステージ首位通過の立て役者となりました。

思い出すだけでも気持ちが熱くなります。

どんなに才能があっても、本番で力を発揮できなければ監督は起用し続けません。

プレッシャーのかかる場面でも臆することなくプレーできる勝負強さは、監督の立場からも、堂安選手の大きな魅力といえるでしょう。

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攻守両面でチームに貢献できる

堂安選手の評価は攻撃面だけではありません。

前線からの守備や献身的な運動量など、チームのために走り続ける姿勢も高く評価されています。

理学療法士の視点で見ると、近年は股関節周囲や体幹の安定感がさらに増し、相手との接触場面でも身体のブレが少なくなったように感じます。

2026年5月31日のアイルランド戦でも、やはり首の太さ、体幹~下肢の安定、上肢の力強さどれをとっても年々進化している堂安選手。

海外の屈強な選手を相手にしても当たり負けしにくく、攻守の切り替えでも高い強度を維持できることは、日本代表にとって大きな武器です。

そして、何より印象的なのは、そのメンタルの強さです。
「俺が前に出る」というスタンスにしか見えない部分もこれまであったかもしれませんが、堂安選手は普段から誰よりも守備をし、チームのために体を張っていることは、チームメイトからの信頼にも繋がっているのではないでしょうか。

泥臭く、バックチェック(守備への全力疾走)を見せる堂安選手。
サイドバックの選手が上がればその穴を全力で埋め、低い姿勢で守り続け、泥臭いスライディングもしっかりやる堂安選手。

華やかなプレーだけでなく、監督の求める役割を確実にこなせることも信頼につながっていると考えられます。
そして、チームメイトからも、単なるビッグマウスではなく、チームを前向きに鼓舞するリーダーシップとして受け止められているように感じます。

自ら発信し、チームをまとめる力がある

近年の堂安選手は、試合後のインタビューなどでも積極的に自身の考えを発信しています。

チームが苦しい状況の時にも責任から逃げず、自分の言葉で語る姿勢はリーダーとして欠かせない資質です。

「チーム全員で勝つ」という精神を何より攻守の鋭さで表現している堂安選手は、「ビッグマウス」を放ったとしても「嫌味」にはならず、チームを奮い立たせる「最高のリーダーシップ」になっているのだと思われます。

森保監督が堂安選手を高く評価している背景には、プレーだけでなくこうした人間的な成長もあるのではないでしょうか。

こうした特徴を見ると、堂安選手にキャプテンシーを感じるファンが多いのも納得です。

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堂安律にキャプテンシーを感じる3つの理由

日本代表のキャプテンといえば、腕章を巻く選手を思い浮かべる人も多いでしょう。

しかし、チームを引っ張る存在は必ずしもキャプテンマークを付けている選手だけではありません。

堂安律選手の言動を見ていると、リーダーとしての資質やキャプテンシーを感じる場面が少なくありません。

ここでは、その理由を3つ挙げてみます。

自分の言葉で発信できる

堂安選手は試合後のインタビューでも、自分の考えを率直に語ることで知られています。

良い結果が出た時だけでなく、悔しい試合の後でも責任から逃げずにコメントする姿勢は印象的です。

逆境の時ほどポジティブな声を出し、チームの士気を高める能力です。
堂安選手のように「俺が決める」「絶対に勝てる」と言い切る強いメンタリティは、不安になっているチームメイトを心理的に支えます。

自分の言葉でチームの現状や課題を語れることは、リーダーに欠かせない要素の一つといえるでしょう。

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責任を背負う覚悟がある

勝った時だけ前に出るのではなく、苦しい時にも矢面に立てる選手は多くありません。

堂安選手はこれまで何度も日本代表の期待を背負いながらプレーしてきました。
堂安選手の発言を見ていると、他者を責めるよりも自らの課題として受け止める姿勢が印象的です。

自分が出来なかったと素直に言えるのです。
それは、チームメイトへの最高のリスペクトだと感じます。
チームへの貢献は最大限に、そして自分の努力も認め、ダメだったことがあればそれも素直に言う。

結果が出ない時には批判を受けることもありますが、それでも逃げずに挑戦し続ける姿勢は、多くの選手から信頼を集める理由の一つではないでしょうか。

チーム全体を見て行動できる

若い頃はゴールへの強い意欲や負けん気の強さが注目されることもありました。

しかし実は本質的には、自分が目立つことよりもチームが勝つために何が必要かを考えているように見えます。

守備やハードワークを惜しまず、誰よりも走り、身体を張り、ピンチの時に逃げずに戦う姿勢でかつ、チームメイトを生かすプレーも増えました。

こうした姿勢は、キャプテンマークの有無に関わらず、チームを支えるリーダーとしての資質を感じさせます。

その必死な姿が、周囲のメンバーに「この人についていこう」と感じさせる説得力につながっているのかもしれません。

こうした姿勢があるからこそ、森保監督やチームメイトから信頼され、日本代表の10番を任されているのかもしれません。

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なぜ堂安律は応援したくなる選手なのか

サッカーには優れた選手が数多くいます。

その中でも堂安律選手には、不思議と応援したくなる魅力があると感じる人も多いのではないでしょうか。

もちろんプレーの質や結果も理由の一つですが、それだけでは説明できない魅力があるように思います。

常に挑戦を続けているから

堂安選手は若くして海外へ渡り、厳しい競争の中で自分の居場所を築いてきました。

順風満帆に見えるキャリアの中でも、思うような結果が出ない時期や苦しい状況は何度もあったはずです。

勉強は好きでは無いという堂安選手ですが、大好きなサッカーのために英語を習得し、インタビューでは10分以上にも及ぶ通訳抜きの英語でこなしたエピソードもありました。

それでも、19歳で移籍したばかりの頃はまだ言葉が十分通じない時期も。
移籍当初は人種差別で、最初の半年は試合ではパスが回ってこなかったり、チームが負けると外国人である自分のせいにされる理不尽さを味わったことを明かされています。
「本当に寂しくて辛かった」との本音も。

オランダ語は分からなくても、周りが自分の悪口を言っているのは雰囲気で分かった」と振り返る堂安選手ですが、その状況から変わるために、チームとのコミュニケーションから始めたのです。

積み重ねる内にパスが来るようになり、もともともつ強いマインド「舐められたままでたまるか」「俺が常に一番だと思ってピッチに立つ」という気持ちで実際に結果を出し、信頼を勝ち取っていったのです。

挑戦をやめず、自ら道を切り開いてきた姿に心を動かされる人は少なくないでしょう。

負けん気の強さが伝わってくるから

堂安選手の魅力として、多くの人が挙げるのが強い向上心です。

試合後のコメントからも、自分自身に高い基準を求めていることが伝わってきます。

相手がどんなに世界のトップDFであっても、少年時代からの自分のスタイルを曲げず、むしろ「俺の形なら絶対に通用させる」と証明してみせる姿こそ、堂安選手が少年時代から持ち続けている圧倒的なメンタリティの証拠だと言えます。

高校2年生でトップチームデビュー、当時のクラブ史上最年少記録を塗り替え、大きな期待を背負っていた堂安律選手。

2017年のU-20W杯(韓国)では、イタリア代表のDF4人を次々とドリブルで抜く伝説のゴールを決め、FIFA公式から「日本のメッシ」と賞賛されました。

幼い頃から高い才能を発揮していた堂安選手ですが、現状に満足せず、もっと上を目指そうとする姿勢は、見る人の背中を押してくれる力があります。

そして、その負けん気は誰かと比較して勝ちたいと言うよりも、自分が思い描く理想のサッカーを実現させたいという向上心から生まれているように感じます。

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成長し続ける姿が見えるから

若い頃から注目を集めてきた堂安選手ですが、年齢を重ねるごとにプレーや考え方にも変化が見られます。

結果を求めるエースとしてだけでなく、チームを支えるリーダーとしての存在感も増してきました。

2023年3月のイギリス遠征(スコットランド戦・イングランド戦)にて、負傷離脱した遠藤航選手に代わって、堂安選手は初めてチームキャプテンに任命されました。

強豪イングランドを破る歴史的快挙を成し遂げた後、取材に対して堂安選手が語ったことが印象的でした。

「僕が(キャプテンマークを)巻いて負けたと言われるのは嫌だった」
「(押し込まれる苦しい展開の中)全員が責任感を持ってプレーできた」

自分の手柄を誇るのではなく、「キャプテンとしての責任」を何より重く受け止め、粘り強く守り抜いたチームメイトたちを真っ先に称えました。

変わらない部分と成長した部分の両方が見えるからこそ、多くのファンが長く応援し続けているのかもしれません。

周囲への感謝を忘れない人柄

堂安律選手は、ビッグマウスとも言われていたこともありますが、実は周囲への感謝を忘れない人柄です。

2022年カタールW杯後、主将・吉田麻也選手への「ベストキャプテン」という最敬礼も、有名なエピソード。
カタールでの大活躍で世界中からスポットライトを浴びた堂安律選手は、自分自身のSNSに吉田麻也選手と熱く抱き合う写真を投稿しました。
そこに添えられた言葉は、「With our best captain(僕たちの最高のキャプテンと共に)」という先輩への最大限のリスペクトでした。

自分がゴールを決めて勝った試合であっても、常に「チームを後ろから支え、まとめてくれたキャプテンがいたからこそ」という感謝を表現する姿に、多くのファンが胸を熱くしました。

日本代表の10番という重責を担い、自分が注目を浴びる立場になっても、周囲への感謝を忘れない姿勢も堂安選手の魅力です。


今回今回、堂安律選手が多くの人から応援される理由を考察していく中で見えてきたのは、「負けん気」と「人へのリスペクト」が両立していることでした。

常に高みを目指し、自分自身に厳しく挑戦を続ける一方で、仲間や支えてくれる人への感謝も忘れない。

その両輪が、堂安選手を日本代表の10番へと成長させた原動力なのかもしれません。

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まとめ|10番は背番号以上の信頼の証なのかもしれない

私は堂安選手を小学生の頃から見ていました。

だからこそ、日本代表の10番を背負う姿を見ると目頭が熱くなるほど感慨深いものがあります。

ただ、私が本当にすごいと思うのは背番号ではありません。

周囲から信頼される選手へと成長し続けていることです。

日本代表の10番を背負い、ときにはキャプテンも任される立場で戦う堂安選手。

これから迎えるW杯本戦でも、その負けん気とリーダーシップでチームを支える存在として活躍してくれることを期待しながら、これからも応援していきたいと思います。

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