池江璃花子と「まりさん」の関係は?白血病の闘病を支えた入院中の出会い【A-Studio+】

池江璃花子とまりさんの関係・白血病での入院中に出会った大切な友人 健康・ウェルネス
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2026年5月1日放送の『A-Studio+』に、競泳の池江璃花子選手が出演しました。

番組では、小学生時代からの競泳仲間・山本茉由佳さんなど、池江選手をよく知る人たちへの取材を通して、その素顔を紹介。

中でも印象に残ったのが、白血病の治療で入院していた頃に出会った「まりさん」とのエピソードです。

池江選手は「まりちゃん」の話になると涙を浮かべ、

「もうこの子には入院中、すごく支えられて」

と振り返りました。

池江選手は2019年に白血病を公表し、長期にわたる治療を経験。

その後競技に復帰し、東京五輪、パリ五輪と再び世界の舞台へ戻りました。

この記事では、『A-Studio+』で語られたまりさんとの関係や闘病中の出会い、競技復帰までの歩みを振り返ります。

また、理学療法士として患者さんのリハビリに携わってきた経験から、長期療養後に再びトップアスリートとして競技を続けることについても考えてみたいと思います。

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池江璃花子|白血病から競技復帰まで

まず、池江璃花子選手の闘病から競技復帰までを簡単に振り返ります。

池江璃花子選手の歩み
2018年アジア大会で日本選手史上初の6冠・大会MVP
2019年2月白血病を公表
2019年治療・造血幹細胞移植を経て退院
2020年8月594日ぶりに実戦復帰
2021年東京五輪出場
2024年パリ五輪出場
2026年日本選手権3種目優勝、競技を継続

白血病が判明したのは、東京五輪を翌年に控えた2019年2月。

池江選手は治療と造血幹細胞移植を受け、長期の入院生活を送りました。

その後、2020年8月に594日ぶりとなるレースに出場。

さらに2021年には東京五輪、2024年にはパリ五輪に出場し、3大会連続でオリンピックの舞台に立っています。

「白血病から復帰した」という一言では収まらない、長い時間を経て現在も競技を続けています。

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池江璃花子の競技復帰はなぜすごい?

池江選手の復帰について、「奇跡」という言葉が使われることもあります。

ただ、医学的に「どのくらいの確率でトップアスリートに復帰できるのか」を示す明確な数字があるわけではありません。

そこでここでは、数字で大きく表現するのではなく、身体機能という面から何が大変だったのかを考えてみます。

長期療養後に競技レベルの身体を取り戻す難しさ

長期の治療や入院生活では、活動量が低下することで筋力や持久力などの身体機能が落ちることがあります。

池江選手自身も、治療後の身体の変化についてさまざまな場面で語ってきました。

一般的な日常生活へ戻ることと、世界レベルの競泳選手として必要な身体能力を取り戻すことは同じではありません。

競泳では、

  • 筋力・瞬発力
  • 心肺持久力
  • 肩や体幹の可動性
  • 水中での姿勢
  • ストロークとキックの協調
  • レース後半までフォームを維持する能力

など、多くの要素が求められます。

しかも池江選手が戻ろうとしていたのは、病気になる前に日本記録を次々と更新していた世界トップクラスの競技レベルです。

だからこそ、復帰後に再びオリンピック代表となったことは、競技者として非常に大きなことだったと思います。

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「泳ぎの感覚」があっても身体は作り直す必要がある

理学療法士として興味深く感じるのは、長く競技を続けてきた選手が持つ運動学習の蓄積です。

水をとらえる感覚や身体の使い方など、長年の練習で身につけた技術は、競技復帰における大切な土台だったと考えられます。

一方で、以前の感覚が残っていたとしても、身体機能が同じ状態とは限りません。

その時の身体に合わせながら、筋力や持久力を取り戻し、再び競技動作を作っていく必要があります。

594日ぶりの実戦復帰から再び五輪の舞台まで戻った池江選手の歩みを見ると、そこには長いトレーニングの積み重ねがあったことがうかがえます。

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池江璃花子と「まりさん」の関係は?入院中に出会った大切な友人

今回の『A-Studio+』で特に心に残ったのが、入院中に出会ったまりさんとのエピソードでした。

まりさんは、池江選手が入院していた時に隣の病室にいた患者さん。

看護師さんから「年齢が近い子がいる」と聞いていた池江選手が、偶然リハビリ室で会った際に自分から声をかけたことをきっかけに仲良くなったそうです。

その後は、まりさんを含む数人で消灯後にリハビリ室に集まり、お互いの状況について話すこともあったといいます。

池江選手は番組で、

「もうこの子には入院中、すごく支えられて」

と涙を浮かべながら振り返っていました。

誕生日も移植日も「1日違い」

2人には、不思議な共通点もありました。

誕生日だけでなく、移植を受けた日も1日違い。

退院する日も「一緒に退院したい」と話していたそうですが、実際には2日違いだったそうです。

退院後も、似たような症状について、

「今こんな感じ」

「ここがしんどい」

「少し楽になってきた」

と、お互いの状態を話すことができたといいます。

池江選手は、いろいろな偶然が重なったことで「仲間がいる」という感覚があったと語っていました。

そして現在も交流は続いています。

2人は移植を受けた日を「第二の誕生日」として、毎年一緒に健康に過ごせたことをお祝いしているそうです。

入院中だけの関係ではなく、退院後も続く大切な友人になったのですね。

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理学療法士の視点|同じ経験をする人だから話せることもある

まりさんとのエピソードを見て、私自身もいろいろと思い出すことがありました。

私は理学療法士として患者さんのリハビリに携わる一方、血液内科病棟でのボランティア活動などを通して、患者さん同士が交流する場面を見る機会がありました。

もちろん、病気との向き合い方や人との関わり方は一人ひとり違います。

家族の存在が支えになる人もいれば、一人で過ごす時間を大切にしたい人もいます。

その一方で、同じような治療を経験している人だからこそ話しやすいことがあるのも感じてきました。

「この症状、私だけなのかな」

「今日はこんな感じだった」

といったことを、同じような経験をしている人と共有できる。

まりさんと池江選手にも、そんな時間があったのかもしれません。

番組で印象的だったのは、池江選手がまりさんとの関係を「支えてもらった」と語っていたことです。

私自身もがんの治療を経験しましたが、病気の種類も治療内容も人によって異なります。

だからこそ、自分の経験をそのまま池江選手やまりさんに重ねることはできません。

ただ、病気になった時に、それまで当たり前だった生活や未来の見え方が変わる感覚は、少なからず経験しました。

そんな時期に出会った人と、退院した後も「第二の誕生日」を一緒に祝える。

治療そのものとは別の意味で、まりさんとの出会いが池江選手にとって大切なものだったことは、本人の言葉からも伝わってきました。

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池江璃花子が語った「楽しく引退したい」

『A-Studio+』では、今後の競技人生についても語られました。

ロサンゼルス五輪について「行きたい」という思いを持ちながらも、

「それだけじゃないかなと今は思いますね」

と話した池江選手。

そして語ったのが、「楽しく引退したい」という言葉でした。

これは「楽に競技をしたい」という意味ではないでしょう。

池江選手は復帰後も厳しいトレーニングを続け、現在もトップレベルで競技を続けています。

一方で、病気になる前と現在では、競泳との向き合い方や目標に対する考え方にも変化があるのかもしれません。

2026年9月の『情熱大陸』では、その言葉から数か月後の池江選手の姿が紹介されました。

26歳となった現在、池江選手が向き合っているのは、かつて自分自身が残した自己ベストです。

誰よりも早くプールに入り、練習では決して手を抜かない。それでも思うような記録につながらない。

「なんで頑張ってる人って、報われないんですかね?」

そんな言葉もこぼしていました。

A-Studio+で語った「楽しく引退したい」という思いと、記録を求めて苦しむ現在。

その2つは、一見すると相反するようにも見えます。

でも、競技を続けているからこそ、簡単には割り切れないのかもしれません。

18歳の頃に残した日本記録は、8年が経った現在も残っています。

26歳の池江選手が、その記録や競泳とこれからどう向き合っていくのか。

今はまだ、その途中なのだと思います。

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まとめ|池江璃花子とまりさんは闘病中に出会った大切な友人

今回は、『A-Studio+』で紹介された池江璃花子選手と「まりさん」の関係や、白血病から競技復帰までの歩みを振り返りました。

まりさんは、池江選手が入院していた時に隣の病室にいた患者さん。

偶然リハビリ室で出会い、同じように治療を受ける仲間として交流するようになりました。

退院後もその関係は続き、現在も移植日を「第二の誕生日」として一緒にお祝いしているそうです。

白血病を公表した2019年から、競技復帰、東京五輪、パリ五輪へ。

その歩みだけでも池江選手が積み重ねてきた時間の長さを感じます。

しかし『A-Studio+』で見えたのは、アスリートとしての強さだけではありませんでした。

入院中に同世代の友人に自分から声をかけ、支え合い、退院後もつながり続けている一人の女性としての池江璃花子選手の姿。

「まりちゃん」の話になった時の涙が、とても印象に残る放送でした。

そして26歳となった現在も、池江選手は競泳を続けています。

かつての日本記録と現在のタイムを比べると、また違った角度から池江璃花子選手の歩みが見えてきます。

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