2026年4月現在、ホルムズ海峡を巡る状況は依然として深刻。
私たちへの家計への影響も「第2波」が押し寄せようとしています。
もうすぐゴールデンウィーク(GW)なのに、ガソリン代も電気代も高くて「一体どうすればいいの!」と頭を抱えているご家庭も多いのではないでしょうか。
実は今、石油を原料とする「ナフサ」の不足により、食品の容器や日用品、建築資材だけでなく、おもちゃまで値上がりの波が広がっています。
かといって、急に収入が増えるわけでもなし…。
そうなったらもう、家族みんなで知恵を絞って、お金を使わずGWを楽しむしかない?!
それには、パパや子供たちの協力が不可欠です。
そこで今回は、なぜ今「ホルムズ海峡」がこれほどニュースになっているのかを、お子さんにもわかりやすく説明するためのポイントを整理しました。
この記事では、理学療法士として多くの人生の大先輩から「知恵」を頂いてきた私が、2児の母として、4人家族の家計と楽しい連休を守るために調べた「ホルムズ海峡のいま」と「家計を守るためのヒント」を、小中学生でも読めるくらいかみ砕いて、まとめています。
ぶっちゃけ「ホルムズ海峡」って私に関係あるの?
結論から言うと、困ったことに、大アリなんです!
「社会で起きていること」って、自分事には感じにくいかもしれません。
でも、今回の「ホルムズ海峡」については、モノがなくなってからでは遅いかも。
- スマホの充電
- お菓子の袋やペットボトル
- 部活で使うスポーツ用品
これら全部、ホルムズ海峡という「3kmの狭い海の道」を命がけで通ってきた石油からできています。
コンビニで買いたいスイーツやお弁当なども、ケースに石油製品が使われています。
もしそれが物価の高騰で、今までよりももっとずっと高くなってしまったら?
原料が無くて、店頭にも並ばなくなってしまったら?
そう思うと、遠い異国の地の出来事、なのではなく、身近に迫る問題、としてとらえる必要がありませんか?
図解|ホルムズ海峡は「世界のエネルギーの喉もと」
地図を見ると、ホルムズ海峡は「く」の字に曲がったとても細い通り道です。

- 場所: 中東のイランとオマーンの間。
- 狭さ: 一番狭いところは幅33km。
でも、大きな船が安全に通れる道はたったの3kmしかありません。
(学校の往復くらいの距離!?) - 重要性: 日本にやってくる石油の約9割がここを通ります。
- 通航量の激減: 以前は1日100隻以上だった通行船が、数隻程度まで減る日もあるなど、事実上の封鎖状態が続いています。

ここがふさがれることは、日本という家にとって「唯一の玄関がカギをかけられた」のと同じくらい大変なことなんです。
そして、残り1割の石油は、中東以外の色々な国(アメリカ・東南アジア・中南米・ロシア※現在はウクライナの関係でかなり少ない状況)から少しずつ分けてもらっていて、全部がゼロにならない仕組みもあります。
ただ、日本の製油所(石油をきれいにする工場)は、中東の石油を精製するのにぴったりなつくりのため、他の国の石油に変えるには、工場の機械を調整する必要があるのです。
やっぱり、9割という『メインのお店』が閉まってしまうと、残り1割だけではたりません。
だからこそ、今、この海峡のニュースがこれほど重要なのです。
子供向け解説|なぜ今「通せんぼ」が起きているの?
いま、この「玄関」で何が起きているのか。
それは、イランとアメリカの対立です。
この道のすぐ隣にいるイランという国と、アメリカやその仲間の国たちが、激しい”ケンカ”をしている最中なのです。
イランは『自分たちが困るなら、この細い道(ホルムズ海峡)を通らせないぞ!』と通せんぼ(封鎖)を始めました。
そうすると、世界中の石油を運ぶ船が怖くて通れなくなったり、遠回りをしないといけなくなったりして、日本に届く石油が足りなくなってきているのです。
そもそも、なぜケンカをしたのか。
それは、「核兵器(かくへいき)」という恐ろしい武器を巡る、長年の不信感からです。
アメリカと、その仲間のイスラエルは、イランが「核兵器」という街を一つ吹き飛ばしてしまうような恐ろしい武器を作るのではないか、とずっと疑っています。
イランは「電気を作るために使っているだけ」と言いますが、アメリカは「それはウソで、本当は武器を作ろうとしているのでは?」と考え、何度も話し合いをしてきましたが、なかなかうまくいきませんでした。
2026年に入り、その話し合いが完全に行き詰ってしまいました。
アメリカとイスラエルは「これ以上待てない」と、2月末にイランの核施設を攻撃。
イランは怒って、アメリカの基地にミサイルを打つなどしてやり返したのです。
そして、「お互いの首を絞めるような通せんぼ」が始まります。
- イランは自分たちのすぐ横にある「ホルムズ海峡」で通せんぼ
- アメリカ側はイランの船が港から出有れないように囲む「逆封鎖」を2026年4月に開始
お互いに「相手を困らせて、自分たちの言うことを聞かせよう」としている我慢比べが、今の状態なのです。
「ホルムズ海峡封鎖」「ナフサ危機」どのくらい続きそう?
これは正直、「ケンカ(国際的な争い)がいつ終わるか次第」です。
- 短い場合: 周りの国が話し合って解決すれば、数週間から数ヶ月で落ち着きます。
- 長い場合: 過去には数年間にわたって緊張が続いたこともあります。
日本政府は「200日分以上の石油」を貯金(備蓄)していますが、半年以上続くと、いよいよ本格的に生活が苦しくなってくるかもしれません。
喧嘩という観点からも、家計という観点からも、早く終わってくれるといいなと願うばかりです。
家計への影響|「ナフサショック」が意外!こんなものまで値上がりするの?
石油はガソリンになるだけではありません。
石油から作られる「ナフサ」が足りなくなると、こんな意外なものまで値上がりします。

- 食品の容器: お豆腐のパック、マヨネーズやドレッシングのボトル。
- 日用品: サランラップ、ポリ袋、おむつ、洗剤のボトル。
- 子供のもの: プラスチックのおもちゃ、ランドセル(合皮)、洋服の繊維。
- お家: 住宅の断熱材、壁紙、水道のパイプ(リフォームや新築もピンチ!)。

「エネルギー」の問題が、実は「お買い物カゴの中身」に直結しているのが2026年4月現在の「ナフサショック」の正体です。
日本の「石油の貯金」はどのくらい?
日本がいざというときのために持っている石油の量、つまり「石油の備蓄」はどのくらいなのでしょうか。
備蓄の量: 約250日分(およそ8ヶ月分)
国や民間の会社が、いざという時のために、大きなタンクに石油をたっぷり貯めています。
今の状況: 政府はこの貯金(備蓄)を少しずつ取り出して、足りない分を補っています。
だから、明日から突然車が動かなくなる!というわけではありません。
私たちの生活を守る「補助金」の仕組み
最近、ガソリン代が少しずつ上がっていますが、実はこれでも「国が一部を肩代わりしてくれている」状態なんです。
- 今の取り組み:
「燃料油価格激変緩和補助金」という仕組みを使って、本来ならもっと高いはずのガソリン価格を、私たちが買いやすい値段まで無理やり下げてくれています。 - 私たちの実感:
もしこの補助金がなかったら、ガソリン代は今の価格よりも1リットルあたり数十円、さらにもっと高くなっていたかもしれません。
でも、それも「限界」が近いかも…
ここが一番大事なポイントです。
この「貯金」も「補助金」も、永遠には続けられません。
- お金が足りなくなる:
国が肩代わりするお金は、もともと私たちの税金です。
あまりに価格が高いまま長引くと、もう助けられなくなる可能性があります。 - 第2波の恐怖:
2026年4月現在、さらに緊張が高まったことで、いよいよ「補助金があっても過去最高値を更新するかも」という危機的な状況(第2波)が近づいています。
「貯金はあるけど、使い切る前にケンカが終わってくれないと困る」……。
日本は今、そんなギリギリの我慢比べをしている最中なんです。
理学療法士のコラム|ご年配の方からの教え
私は理学療法士として、日々多くのご年配の方のリハビリをお手伝いしています。
リハビリ中の何気ない会話の中で、時折、戦争を経験された世代の方々から当時のお話を聞くことがあります。
「昔はね、本当に何もなかったんだよ」
「川で洗濯、手のあかぎれが凄くて」
「電気がつく、お湯が出る。それだけでどれほど幸せなことか」
「日本は石油がなくて戦争に負けたことが、今でも悔しい」
現在リハビリに取り組む方の多くは「戦争時に子供だった」という方が増え、当時のリアルな悲惨さを語り継ぐ人は、本当に少なくなりました。
でも、私がこの仕事を始めた約20年前、当時リハビリを担当させていただいたご年配の方々は、異口同音に「ちゃんと後世に伝えていってね」と、私たち職員に話してくれたものです。
それはまるで、大切な願いを託されているかのようでした。
石油問題に直面する度に、今の「当たり前」がいかに脆く、貴重なものかを痛感し考えされられるのです。
今は国が補助金を出して生活を支えてくれていますが、歴史を振り返れば、自分たちの力ではどうにもならない大きな波が来ることもあります。
ご年配の方々から受け取った「悔しさ」や「願い」を胸に、今起きているエネルギー危機も、ただ嘆くのではなく、先人たちの知恵にならって「今あるものを大切に使い、みんなで分け合う」心の準備をしたい。
実際、仕事でどうしても石油が必要な人達がいます。
私たちが節約して残したエネルギーは、トラックの運転手さんや、漁師さん、農家さんといった、本当に必要としている人たちに回して、社会全体でこの危機を乗り越えていく。
託された想いを未来へ繋ぐためにも、そんな『お互い様』の気持ちをこのGWには大切にして、子供たちという未来にも託したいと思いました。
GWの提案|「家計に優しいGW」を楽しむ3つのアイデア
とはいえ、現実は待ってくれません!(笑)
ガソリン代も高いし、外食も値上がり・・・。
具体的にどうすればイイの?!というくらい、ひっ迫していますよね・・・。
(うちだけでしょうか?!)
それなら、今年は「家族の協力」を楽しむ方向へシフトしてはどうでしょうか。
お金をかけずに遊び尽くしましょう!
「お家キャンプ」&「ベランピング」
遠くのキャンプ場へ行かなくても、リビングにテントを張るだけで子供たちは大喜び!
石油製品の「ラップ」を使わないよう、タッパーやシリコン蓋を使ってお弁当を作る「エコ料理体験」もセットで。
「近場の宝探し」自転車旅
車を使わず、自転車で隣町の大きな公園や、今まで行ったことのない路地裏を探検。
ガソリン代ゼロで、運動不足も解消できます。
「世界情勢を学ぶ」図書館&博物館巡り
今なぜ物価が上がっているのか?地図帳を広げたり、歴史を調べたり。
涼しい図書館は入館無料の最強スポットです。
もし車で出かけるなら?燃費向上のコツはこれ!
「どうしても車じゃないと…」という時も大丈夫!
ちょっとした「運転のコツ」で、ガソリン代は10%以上節約できます。
パパやママと一緒に、ゲーム感覚で挑戦してみてくださいね。
燃費向上ドラテク5選!
- 「ふんわりアクセル」が最大の節約術
発進のときは、最初の5秒で時速20kmを目安に。
これだけで燃費が約10%改善します。
「卵を割らないように…」というイメージがコツです! - 加速・減速を少なくして「一定の速度」で
前の車との車間距離をしっかりあけて、一定のスピードで走るのが一番ガソリンを使いません。
急発進・急ブレーキは、お金を熱に変えて捨てているようなものです(笑)。 - 停止前の「早めのアクセルオフ」
「あ、信号が赤だな」と思ったら、早めに足をアクセルから離しましょう。
エンジンブレーキがかかっている間は、ガソリンをほとんど使いません! - 不要な荷物は降ろして「身軽」に
車が重いほど、動かすのにパワーが必要です。
ゴルフバッグやキャンプ道具、ずっと積みっぱなしになっていませんか? - タイヤの空気圧をチェック!
空気圧が低いと、自転車のタイヤがペシャンコの時と同じで、漕ぐのが重くなります。
ほとんどのガソリンスタンドには空気入れの機械がおいてあります。
セルフスタンドなら無料で空気を入れられる場所もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
有人スタンドでは、店員さんに「空気圧見てもらえますか?」と頼めばすぐに対応してくれます。
急発進をやめるだけで「月2,000円」以上の差!
一般的に、急発進を控えて「ふんわりアクセル(最初の5秒で時速20kmくらい)」を心がけるだけで、燃費は約10%改善すると言われています。
- 今のガソリン価格(190円)で計算すると…
- 月に10,000円分給油する家庭なら、1,000円の節約。
- GWに遠出して30,000円分使うなら、3,000円の差!
- さらに、急ブレーキも控えて「早めにアクセルを離す(エンジンブレーキ)」を徹底すると、プラスで5%以上の効果が出ることもあります。
合わせると、月のガソリン代が1.5万円〜2万円くらいのご家庭なら、年間で2万円〜3万円近く変わる計算になります。
これ、ちょっとした家族の豪華ディナー1回分ですよね。
「急発進+急ブレーキ」は、「お金を払って買った石油を、ただただ熱にして捨てている」というなんとももったいない状況なんです!
これがダイエットならいいのですが(笑)
残念ながら、燃えているのはガソリン(とお金?!)だけ。
うちは主人があんまり「燃費」にこだわらない派で、どちらかというと、「他の車との速さにこだわる派」・・・。
先日も、ちょっとだけ「燃費&ガソリン代」の話題をやっとしてみることができたのですが、「そんな微々たるモノ」と一蹴されてしまいましたが。
月2,000円、やっぱり大きいですよね?!
後から思い出して「ふんわり運転」してくれるかな?!と1ミリだけ期待(笑)
めげずに気長に待ちたいところです。
そんなこんなで、今年のGWには、子供達にも「ホルムズ海峡」の話をして、家族全員巻き込んで「石油」や「節約が大事な理由」に意識を向ける作戦をしたいと思います!
今年のGWは、家族みんなで「リッター何キロ走れるか!?」と燃費向上ドラテクをゲーム感覚で楽しんでみませんか?
まとめ|「ホルムズ海峡」問題、自分事として家族で共有してGWを乗り切ろう!
遠い海の向こうの話だと思っていた「ホルムズ海峡」。
実は、私たちのスマホやスイーツ、そしてGWの楽しみ方にまで深く関わっていることがわかりましたね。
GWの前に「ホルムズ海峡」問題が立ちはだかる・・・
だからこそ、家族で共有して、なんとか乗り切りたいですね!
- 「ホルムズ海峡」は遠い異国ではあるが、ホントは「身近」な大問題!
- 「ナフサ危機」はいつまで続くか分からない状態
- 今のうちに、エネルギーを大切にする習慣をつくる
- 「譲り合い」の気持ちで、本当に必要なところへ資源を残すことも意識したい
- 不便を嘆くのではなく、家族で知恵を出し合って楽しむ
そんな「持続可能なGW」こそが、2026年の今、私たちにできる最高の防衛策かもしれません。
理学療法士として多くの人生の大先輩と接してきた私としては、「壊れてからでは遅い」ということも大事なポイント。
主人の「急発進・急ブレーキ」問題に対しては1ミリ程度の期待を持ちつつ(笑)、そんな凸凹なやり取りも含めて、家族で世の中のことを話し合うきっかけになれば嬉しいです。
みなさんも、お財布にも地球にも、そして未来にも優しい、素敵なゴールデンウィークをお過ごしください!


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