2026年4月9日放送の『あしたが変わるトリセツショー』では、【足のSOS】として足梗塞(あしこうそく)、正式名称「末梢動脈疾患(下肢閉塞性動脈疾患:LEAD)」について、特集されました。
今回の『トリセツショー』では、むくみに対しても知見と対策方法が紹介されました。
「足の血管が詰まるなんて、自分には関係ない」
「急に足を切断することになったらどうしよう…」
番組を見て、そんな不安を感じた方も多いのではないでしょうか。
実は”足梗塞”は、初期段階では非常に気が付きにくいと言われています。
そこで今回は、番組で紹介された早期発見のサインや予防法について、理学療法士の視点を交えてわかりやすくまとめました。
また、むくみ対策について、立ち仕事や座りっぱなしでの対策を分かりやすく解説します。
NHK番組の見逃し配信や『トリセツショー』のPDFにたどり着くまでにちょっと手間がかかってしまうからどうしよう・・・という方、ぜひこの記事を見てください。
この記事では、今日からできる「足の健康チェック」と予防法や、なぜ足梗塞が怖いのかの根拠や、むくみの原因や対策について、理学療法士の視点を交えて分かりやすく解説します!
足のSOS【簡易チェック方法】痛みや血行不良には要注意!
「足梗塞(抹消動脈疾患:LAED)」は、初期段階では自覚症状が少ないのが特徴です。
まずは、「リスクの高い人」に当てはまっていないかを確認してみましょう。
足梗塞のリスクが高いのはこんな人
足梗塞のリスクが高い人の特徴です。
- 生活習慣・病気など:糖尿病・喫煙・腎臓病・高コレステロール・高血圧
- 年齢:50歳以上
【足梗塞】病院での早期発見方法|ABI検査
足の血圧測定であるABI測定。
”足梗塞”にいち早く気がつくために有効な方法で、腕と足の血圧を同時にはかることで足の血管に詰まりがあるか調べます。
腕の血圧≦足の血圧 → 正常
腕の血圧>足の血圧 → 異常
足の血圧の方が低い場合、足の血管の詰まりが疑われます。
「足の神さま」と言われる専門医の東 信良(あずま のぶよし)先生(旭川医科大学教授)は、ABI検査で足の血圧が低い場合「5年後の生存率が変わる」という驚きの知見を教えてくださいました。
足の動脈硬化は「全身の動脈硬化の窓」と。
実は心筋梗塞や脳梗塞が隠れている場合は、見つけるチャンスにもなると言われました。
早めの検査で早期発見が望ましい”足梗塞”。
どのタイミングで検査をした方がよいのか、チェックリストが紹介されました。
【ABI検査をする方が良い場合】
以下のチェックリストで7点以上の場合、年に1回のABI検査がおすすめされています。
- 糖尿病 4点
- 喫煙 4点
- 腎臓病(透析) 4点
- 腎臓病(非透析)2点
- 高コレステロール3点
- 高血圧 2点
- 50歳以上1点
- 65歳以上4点
数字で見ると、何がリスクが高い状態なのか、分かりやすいですね。
ABI検査は、総合病院や血管に関わるクリニックでは、かなり普及していますので、チェックリストで点数が7点以上だったり、心配な事がある方は、病院やクリニックに相談されると良いです。
【足梗塞】番組で紹介された簡易チェック法
- 横になり足を1分上げる(仰向けで)
- 足の血色が悪くなる
- 5分連続で歩いた時の変化
- 太ももやふくらはぎに筋肉の痛みがある
- 足の血色が悪くなる
- 足に2週間以上治らない傷がある
理学療法士のアドバイス|なぜ「歩くと痛い」の?
「歩くと痛いけど、休むと治るから大丈夫」と思いがちですが、実はこれが一番の危険信号です。
歩くときは安静時の数倍の血液(酸素)が必要になります。
しかし、血管が細くなっていると十分な血液が送られず、筋肉が「酸欠状態」になって痛みが出るのです。
これを放置すると、最悪の場合、安静にしていても痛みが出る「重症下肢虚血」へ進行する恐れがあります。
上記の「セルフチェック法」をやってみて、当てはまる人は「足梗塞」の可能性があります。
その場合は、病院の受診をご検討ください!
番組では、以下の専門の医師と相談するよう助言がありました。
- 血管外科
- 心臓血管外科
- 循環器内科
また、進行を抑える方法は以下になります。
- 生活習慣の改善
- 投薬
- 運動療法
また、以下の手術も有効と紹介がありました。
- カテーテル治療・バイパス手術によって血流を改善することも可能。
重症度によって対応が変わると思うので、専門の医師に相談することが大事です。
足梗塞の予防法|今日からできる「足の血管」ケア!
足梗塞を予防するために大切なのは、「血管を若々しく保つこと」と「血流をスムーズにすること」です。
番組で紹介されたポイントを中心に、理学療法士の視点で解説します。
運動|歩くことが「最強」の薬
足梗塞の予防・改善には「歩くこと」が非常に有効です。
- ポイント: 「少しきつい」と感じる程度の速さで歩く。
- PTのアドバイス: 血管が詰まりかけていても、歩くことで「側副路(そくふくろ)」という、いわば「血管の回り道」が発達します。これにより、メインの血管が細くても筋肉に酸素を届けられるようになります。
ただし、すでに痛みがある方は無理してはいけません。
その場合は、医師の指導の下で運動を行う必要があります。
かかりつけの先生にしっかり相談してくださいね!
食事|血管をサビさせない習慣
動脈硬化を防ぐ食生活が基本です。
- 減塩: 血圧を下げ、血管壁へのダメージを減らす。
- 青魚や野菜: EPA・DHAや抗酸化物質を取り入れる。
減塩ってなかなか難しいですよね。
簡単に減塩しようと思うと、みそ汁の具は食べて、汁だけ残すと、約0.5~1gの減塩が可能と言われています。
また、調理する場合、例えば炒め物に醤油を大さじ1使う場合であれば、醤油を半分にしてその分量の酢を大さじ0.5プラスすると、コクや旨味は残しつつ減塩を叶える方法があります。
(その場合は、酢を加熱して酸味を飛ばしてコクを引き出すような調理方法が美味しき仕上げるコツです。)
また、レモンやトマト、ごま油などで香りや旨味を足しながら、減塩する方法も。
私の夫は糖尿病+心臓病(かなり深刻な手術を受けた経過があります)で、減塩生活(WHOの基準である1日6g)を日々実践しています。
(良かったらプロフィール見てみてくださいね!)
詳しい減塩のコツなどは、またブログでも書いていきたいと思います!
フットケア|毎日「足」をチェック!
予防において、理学療法士として特に強調したいのが「足の観察」です。
番組でも石原さとみさんも「足を見て」と最後におっしゃっていましたね。
- 保湿: 乾燥によるひび割れを防ぐ。
- 深爪防止: 小さな傷から感染(壊疽:えそ)に繋がるのを防ぐ。
場合によっては感覚が分かりにくくて痛みに気が付きにくいこともあるので、しっかり見て触って日々確認することが望ましいです。
【むくみ】は足の「もうひとつ」のSOS
「トリセツショー」番組の後半には、足に関して多くの人が悩んでいる「むくみ」の原因や対策も紹介されました。

足のむくみ|血管の病気で起こる場合もある!
足のむくみやだるさの原因は、静脈の逆流が原因にあるかも知れないことが紹介されました。
足の静脈には本来、逆流防止弁が備わっていますが、長時間の立ち仕事や座りっぱなしで、静脈に血がとどまると、徐々に便が閉じなくなってしまうことも。
1度壊れた弁は自然に治らないそうです。
放置していると次々に弁が壊れ、下肢静脈瘤という病気になることが怖いのです。
ただ、動脈の”足梗塞”とは違い、通常は切断に至ることはあまりないと、お茶の水血管外科クリニック院長の広川雅之先生(血管外科医)は教えてくださいました。

足の血管が浮き出てポコポコしてきても、痛みが無いという下肢静脈瘤。
放置すると炎症や潰瘍に発展してしまうので、注意が必要です。
正しい診断と正しい治療で症状は治ると広川先生から説明がありました。
こういう説明って本当に安心しますね!
【むくみ対策】弾性ストッキングをした日は213mlのむくみが減少!
むくみ対策の具体的方法は、「弾性ストッキング」「着圧ソックス」です。
普通の靴下よりもピッタリしていて締め付け感があり、静脈が緩まないようにしてくれるお助けアイテムです。
弾性ストッキングを履いて1日立ち仕事をしてみたところ、履かなかった日と比較して、213mlのむくみが減少したという検証結果も!
コップ約1杯分も普段水が溜まっていたんですね。
立ちっぱなしもつらいですが、高さの合わない椅子に座りっぱなし、というデスクワークの方も、足のむくみは気になるかと思います。
弾性ストッキング・着圧ソックスは、医療用と一般用があります。
医療用の方が締め付け度が高いため、医師の指導が推奨されています。
一般用はドラッグストア等で購入が可能です。
着圧ソックスの関連で、日本の昔からある脚絆(きゃはん)の紹介もありました。
脚絆とは、浮世絵で男性がふくらはぎに付けているアレ(下図参照)です。

今でも植木職人さんや、飛び職人さんが地下足袋と一緒に着用することがある脚絆は、着圧ソックスの原型だったのですね。
弾性ストッキングや着圧ソックスは、糖尿病のかたや、足梗塞のチェックリストであったような症状(歩いた時に筋肉の痛みが出るなど)のある場合は、使用を避けてください。
専門の医師に相談するよう、番組でも注意喚起がありました。
弾性ストッキングの簡単な履き方
弾性ストッキングは、効果は高いのですが、履きにくいのが難点。
番組では簡単な履き方の紹介がありました。
- 弾性ストッキングの中に手を入れて、かかとの部分をつまむ。
- そのままひっくり返し、2つ折りにする。
- 上下を確認し、親指ではき口を広げ、つま先からかかとまで入れる。
- 最後に裏返した部分が表になるように反転させる。
病院や施設でも「弾性ストッキングが上手くはけない」というのはよくあります。
伸びないし硬いので、手の力が無い方や、手の力に左右差がある脳梗塞後の方などは特に履きにくいものです。
でも、紹介された「半分折り返して外表みたいにする」この方法なら、とても簡単に履けると思いました。
「目からうろこ」の この方法を、私も患者さんや介護士さんに教えてあげようと思いました!
理学療法士のアドバイス|デスクワークの「隠れた原因」
「座りっぱなしなのに、なぜむくむの?」と疑問に思う方も多いはず。
実は、「椅子の高さ」が原因になっているケースが非常に多いんです。
理学療法士の視点で見ると、チェックすべきは「太ももの裏の圧迫」です。
- 原因:
椅子が高すぎると、太ももの裏が座面に強く押し付けられ、大きな血管(膝窩静脈~浅大腿静脈など)を圧迫してしまいます。
これが血流を妨げ、むくみを引き起こすのです。 - 対策:
もし足が床にしっかりつかない、あるいは太ももが圧迫されていると感じるなら、「足台(フットレスト)」を置いてみてください。 - 代用案:
足台がない場合は、厚めの本を置いたり、少しヒールのあるスリッパを履くだけでも、太もも裏の圧迫が取れて循環がスムーズになりますよ!
「着圧ケア」+「環境調整」で、座りっぱなしの「むくみ」ケアができると良いですね!
理学療法士が試してみた|良かった着圧ソックス
私が使ってみてよかった着圧ソックスを紹介します。
よく動く職場や歩く日には、着圧ソックスはなくても浮腫むことはないのですが、デスクワークを多くしている最近は、足がとても浮腫みます。
そして、苦手だったのですが、仕方なく「着圧ソックス」をいくつか試してみたのですが、どれもきつくて使いにくい…と思っていました。
そんな私が、行きついたのが、今この記事を書きながら履いている、グンゼの「マシュマロ素材」の着圧ソックスです。
締め付け感が強くないのに、とても効果があって驚きました。
- ここが違う!: 「ギュウギュウ」ではなく「ふんわり」した履き心地。
- PTの視点: 強く締め付ければ良いわけではありません。心地よい圧で循環を助けてくれるので、デスクワークで太もも裏を圧迫しがちな時でも、足が楽に感じます。
- 実感: 楽なのに、脱いだ後の足の太さが全く違いました!
- 着圧ソックスがダメな場合は?:血流が悪い病気がある方、神経障害のある方、炎症や傷がある方、むくみが重度の場合。
「着圧は苦しいから苦手」と敬遠していた方にこそ、ぜひおすすめしたいです!
もし着圧ソックスを選ぶときにサイズを選べるものであれば、迷ったら大きめを選ぶと良いかもしれません。
理由は、少しの圧でもむくみは大きく軽減できるからです。
着圧ソックスは、使ってはいけない場合もあるので、きちんと付属の取り扱い説明を読んで使用してくださいね。
不安がある場合は、かかりつけの先生に使用していいか、確認してからが安心です。
ちょうど体に合う、好みのものが選べると良いですね!
【むくみ】で気を付けない場合は足を挙げて寝ても翌日引かないとき!
足のむくみは、足梗塞だけが理由ではありません。
両足を挙げて一晩寝ると、普段生活で生じる程度のむくみは解消されます。

それでも解消されない場合は、病気の可能性があるため、早めの受診でしっかり診てもらうことが大事と思われます。
【足がむくむ理由】
- 両足がむくむ場合(全身の病気や生活習慣)
- 生活習慣・一過性
- 心不全・腎疾患・肝硬変
- 薬剤性浮腫
- 片足だけがむくむ(足の血管やリンパの異常)
- 深部静脈血栓症・下肢静脈瘤・リンパ浮腫など
- 突発性浮腫(検査で異常がない原因不明のむくみ)
足のSOSは放置してもよいことはありません。
ちょっといつもと違ってすぐに良くならない、など、むくみがひどい場合は、早めに病院でしっかり診てもらうことが大事です!
番組のおさらい|足のSOS「足梗塞」とは?
「足梗塞(あしこうそく)」という衝撃的な言葉で紹介された”足のSOS”状態。
番組では、旭川医科大学教授の東 信良(あずま のぶよし)医師が足梗塞について、詳しく教えてくださいました。

東信良先生は、日本血管外科学会の理事長もされていて、血管外科の専門的診療・研究の推進と、若手育成に取り組んでおられる先生です。
”足梗塞”は足の血管(動脈)が動脈硬化で狭くなったり詰まったりして、血流が届かなくなる状態を指します。
専門的には「下肢閉塞性動脈疾患(LEAD)」と呼ばれ、以前は「閉塞性動脈硬化症(ASO)」という名前で知られていた病気です。
なぜ「足梗塞」はそんなに怖いの?
下肢閉塞性動脈疾患では、血流障害で足の痛みや壊疽(えそ)を引き起こす病気です。
壊疽(えそ)とは、簡単に言うと、「足が腐ること」です。
ものすごいインパクトを感じる強い言葉ですが、実際に起こり得ます。
壊疽では、血流が途絶えてしまい、栄養が届かなくなり、「足の細胞が死んで腐ってしまう状態のこと」を言います。
つま先やかかとから発生しやすい「壊疽」は、見た目から変わっていきます。
- 最初は紫色になり、進行すると真っ黒に乾燥したり、ジュクジュクしたりします。
- 腐った部分から、細菌感染が全身に広がると、命に関わります。
- 最終的に、命を守るために「足を切断」せざるを得なくなります。
ただ傷が治らないだけ、と思っていると、一生涯足に障害を持つ可能性が潜む「壊疽」やその手前の状態”足梗塞”なのです。
だからこそ、初期のSOSサインを見逃さず、適切なケアを行うことが何よりも大切なのです。
足梗塞のリスク|糖尿病・腎臓病・高コレステロール・高血圧・喫煙!
足梗塞(LAED)は、ある日突然起こるものではありません・
長年の「血管へのダメージ」が蓄積した結果、引き起こされます。

特に、以下の「足梗塞のリスク因子」が当てはまる方は、血管の老化が実年齢よりも早く進んでいる可能性があります。
【足梗塞のリスク因子】
- 糖尿病(最大の警戒ポイント!)
- 高血糖は血管の壁を直接傷つけるだけでなく、「神経障害」を引き起こします。
- 足の痛みを感じにくくなるため、SOSサインに気づいたときには手遅れというケースも少なくありません。
- 「痛くないから大丈夫」ではなく、毎日目で見て色をチェックすることがとても大切です。
- 喫煙
- ニコチンは血管を収縮させ、血流を著しく悪化させます。
- リハビリの現場でも、「喫煙習慣があるかどうか」は回復のスピードを左右する非常に重要な指標です。
- 血管を守るなら、禁煙が一番の近道です。
- 腎臓病(透析中の方は特に注意)
- 腎臓の機能が低下すると、血管が土管のように硬くなる「石灰化」が進みやすくなり、リスクが跳ね上がります。
- 高血圧・高コレステロール
- これらは血管に常に高い圧力をかけたり、血管の中に「ゴミ(プラーク)」を溜めたりする原因になります。
理学療法士のアドバイス|毎日の「脈チェック」を習慣に
これらの特徴がある方は、まずは自分の足の脈を触ってみることから始めるのもとても良い方法です。

毎日、足の甲やうちくるぶしの後ろの脈を触ってみましょう。
脈が触れにくい場合は、血流が低下している可能性があるのですが、日々チェックすることで、悪化した場合の変化に気が付きやすくなり、早期発見につながります。
寝る前やお風呂に入るときなど、タイミングを決めて脈に触れたり血色を見るようにすると、習慣化できてよいですよ!
理学療法士の視点|足切断の発生率は?「0.3%」という数字の裏側
「足の切断」と聞いても、どこか遠い話に感じるかもしれません。
統計(※)によると、日本の糖尿病患者さんのうち、実際に足を切断する方の割合は、約0.3%です。
※ 参考文献:『糖尿病患者の足を守るために』下北沢病院 富田益臣先生著
数値だけ見ると小さく思えますが、実は「ある前兆」が現れた人にとっては、そのリスクは羽がります。
切断のリスクを分けるのは「足の傷(潰瘍)」
注目すべきは、切断に至った人の85%に「治りにくい傷(足潰瘍)」が先にできていたという事実です。
足に潰瘍ができている人に限定すると、約7.7%(約13人に1人)が切断に至っている計算になります。
つまり、「ただの傷」ができた時点で、リスクは一気に現実味を帯びてくるのです。
リハビリ現場で見る「切断後」のリアル
理学療法士として切断後のリハビリを担当することもありますが、たとえ指一本の「小切断」であっても、歩行のバランスは大きく変わります。
- 小切断: 指の一部を切るだけでも、踏ん張りが効きにくくなり、転倒リスクが高まります。
- 大切断: 足首より上から切断する場合、義足などの装具が必要になり、これまでの生活スタイルが一変してしまいます。

大切なのは「大したことない」で済ませないこと
糖尿病の方は神経障害で痛みを感じにくいため、「痛みがない=大丈夫」ではありません。
「つま先の色が少し変かも」「小さな傷が2週間治らない」
そう思った時が、運命の分かれ道です。
「こんなことで受診してもいいのかな?」と迷わず、早めに専門医へ相談してください。
その一歩が、一生自分の足で歩き続けるための最大の防御になります。ね!
まとめ|一生自分の足で歩き続けるために
2026年4月9日放送の『あしたが変わるトリセツショー』で特集された「足梗塞(LEAD)」と「むくみ対策」について、理学療法士の視点を交えて解説しました。
大切なポイントを3つにまとめます。
- 「足のSOS」を見逃さない
5分歩くと痛い、足の色が白や紫っぽい、2週間傷が治らない……。
これらは血管からの重大なサインです。
「痛みがないから」と放置せず、視覚でのチェックを習慣にしましょう。 - 今日からできる「血管ケア」
無理のない範囲で「歩く」こと、そしてデスクワークなら「椅子の高さ」を見直すだけで、足の血流は劇的に改善します。
血管に病気が無い場合は、「着圧ソックス・弾性ストッキング」が有効です。
213mlのむくみを溜めない環境づくりが、未来の足を守ります。 - 早期発見が「切断」を回避する唯一の道
足の切断に至った方の85%には、前兆となる「傷(潰瘍)」がありました。
「大したことない」と自己判断せず、不安なときは循環器内科や血管外科などの専門医へ相談してください。
● 理学療法士から最後に一言
私たちリハビリの専門家は、皆さんが「自分の足でどこへでも行ける喜び」を持ち続けてほしいと願っています。
足は一生のパートナーです。
今日チェックしたその小さな変化が、10年後のあなたの歩行を支えることになります。
まずは今夜、お風呂上がりに自分の足を優しく眺めて、脈に触れてみることから始めてみませんか?


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