「カンブリア宮殿」でもたびたび特集され、劇的な成長と感動的な復興劇で知られるアイリスオーヤマ。
2026年2月26日の「カンブリア宮殿」では、アイリスオーヤマの会長である大山健太郎氏が出演されます。
売上高8000億円に迫る勢いのアイリスオーヤマ・大山健太郎会長のプロフィールや経歴が気になります。
また、今回語られた東北・感動の復興エピソードも知りたいですね。
一緒に見ていきましょう!
アイリスオーヤマ会長 大山健太郎氏の経歴
- 大山健太郎(おおやま けんたろう)
- 生年月日:1945年7月3日(2026年2月現在80歳)
- 血液型:不明
- 出身地:大阪府南河内郡道明寺村
(現在の藤井寺市) - 学歴:大阪府立布施高等学校卒業
- 職業:実業家
1964年 父の死去に伴い19歳で「大山ブロー工業」代表者に就任
1991年 「アイリスオーヤマ」に社名変更
2018年7月1日より代表取締役社長を引き継ぎ代表取締役会長に就任 - 栄誉:
- 大連市栄誉公民
- 藍緩褒賞
- 仙台市特別市政功労賞
- 旭日重光章
大山健太郎|ルーツは朝鮮
祖父・趙性㼄は漢方医として朝鮮慶尚南道(現在の韓国南部にある町)から1927年に日本本土に移住されました。
大山健太郎氏は在日韓国人2世にあたりますが、2002年に日本に帰化しています。
大山健太郎|若くして経営者に
大山健太郎氏は、高校3年の時に父・森佑に癌が見つかり進学を断念。
1964年父の死去に伴い、町工場「大山ブロー工業所」(大阪)を引き継ぎます。
当時19歳、5人の従業員とともにプラスチック下請けからスタートされました。
大山健太郎|プラスチックから生活用品へ
大山健太郎氏は、「大山ブロー工業所」を下請けからの脱却させることを目指します。
1960~1970年代のオイルショックや下請けの限界を経験し、自社で商品開発・販売を行うメーカーへの転換を決意されたためです。
プラスチックの成形技術を活かして、園芸用品やペット用品、収納用品でヒットを生み出しました。
大山健太郎|会社を仙台へ移転
1970年代、物流コスト削減と従業員の働きやすさを考慮し、本社を大阪から宮城県仙台市に移転させます。
1991年には、「アイリスオーヤマ」へ社名変更を行いました。
大山健太郎|「生活者視点」の革新とは?
大山健太郎氏は、プラスチック製品を「安かろう悪かろう」ではなく、「なるほど家電」に代表される、既存メーカーとは異なるユーザー目線の便利な商品を迅速に開発(アイデア+スピード)し、LED照明や白物家電など、業容を拡大しました。
消費者の不満を解消する「便利で低価格」が商品開発の特徴です。
アイリスオーヤマの会長である大山健太郎氏のテレビで見る表情は、いつも笑顔。
人の良さがにじみ出ている表情をされているのです。
それがとても印象的で、この人なら信じられる、という第一印象を持ちました。
大山健太郎氏の、この表情でリラックスして何事にも挑まれる様子は、とても80歳とは思えない活力に満ち満ちているようでした。
アイリスオーヤマの水泳ができる施設で、スイミングをする大山健太郎氏の様子も番組では紹介されていました。
活力があって、現役で仕事をされる体力を整えておられる様子も素敵だと感じました。
大山健太郎|東北・感動の復興エピソード
アイリスオーヤマの経営における感動的なエピソードは、東日本大震災(2011年)における同社の対応に集約されています。
- 震災直後の決断:
震災発生当時、本社は仙台。
大山会長は「会社は避難所である」とし、取引先の安否確認よりもまず社員の安全確保と、被災地への支援物資(懐中電灯、寝具など)の無償提供を優先した。
「困っている人に商品を届ける使命感」を社内で共有し、社員の心に火を灯した。
余震で揺れる工場内の整理を2週間で行うなど、使命感を持った社員の力で乗り越えた。 - 「奇跡のLED」爆速開発:
震災後の電力不足を受け、LED照明の需要が急増。
中国で5倍の増産を指示し、約1ヶ月で増産体制を整えた。
電力がひっ迫するなかで、この製品は避難所や公共施設で利用され、復興に大きく貢献した。
節電効果は440万キロワット=100万世帯1年分以上の電力に相当する。 - 「東北を支える」信念:
震災時、被災している社員には、知り合いや親戚が発見出来ない社員もいるなか、企業として被災者が必要な商品の出荷を優先すべきか迷ったが、月曜の朝、半数の社員が避難所や自宅から来ていたのを見て、アイリスオーヤマは東北の企業として、「被災者に優先的に出荷する」ことを決めた。
アイリスオーヤマも被災したが、宮城市に3億円の寄付をすると話したら、社員はみんなニコッと笑って「頑張ろう」と。 - 「経営塾」の開催:
震災後、復興を目指す東北の企業経営者のために「大山経営塾」を設立。
自社の強みである「生活者視点」や「アイデア」を伝承し、地域全体を活気づける活動を行っている。
震災の際にも、「ピンチを力にする」大山健太郎氏の経営哲学そのものが反映された形でした。
震災という未曾有のききを「単なる被害」で終わらせず、社会の課題を解決するビジネスの好機(=力)へと転換させた点は、多方面から高く評価されています。
そして、その力はその土地に住む人に光をてらす灯台のような存在となったに違いありません。
復興現場において、「クビになっても構わない」という現場の独断を賞賛しました。
震災直後、物流が止まり救援物資が届かない中、ある店舗の担当者が本社の許可を待たず、独断で在庫の灯油、カセットコンロや電池を被災者に無料配布しました。
灯油を配った店長は、200万円以上の損失になるから、「娘に大学の進学を諦めてくれ」と言って灯油を無料配布することを決心したそうです。
後日、その社員が「勝手なことをして申し訳ありません、クビも覚悟しています」と報告した際、大山会長は叱るどころか「よくやった!それこそが我が社の理念だ」と最大級の賛辞を送りました。
この話は、アイリスオーヤマの「現場主義」を象徴する感動秘話として語り継がれています。
とても感動的な話です。
このような、現場の判断を「よくやった!」として褒めてくれる社長がいると、私だったら、一生自分の力を会社に捧げたい、と会社に対して思うようになるだろうと感じました。
すごくいいエピソードを知ることが出来て、胸が熱くなりました。
震災15年 アイリスオーヤマの挑戦「東北の米」をブランドに
アイリスオーヤマではお米の販売を行っています。
東北の美味しいお米を全国に届けたい、という想いで、精米事業を開始されました。
低温管理を徹底して、ニーズを満たした美味しいご飯で人気があります。
甘味を生む酵素が2割増になった美味しいお米は、低温管理で生まれたそうです。
パックのご飯は累計8億食が販売された大ヒット商品に。
「東日本大震災で東北復興を目指そうと。」
それまでしてこなかった「食品事業」に乗り出した理由は、「東北復興」にあります。
「東北の主力はコメだから全国・海外に普及させたい」とし、国内だけでなく、海外にも米を売り出す方針を打ち立てたました。
取引の無駄をなくす経営努力で、安価で品質の良い商品を作ります。
震災から2年後、80億円をかけて企業ができる復興に尽力されてきました。
農家のお米全量を買い取る契約をするアイリスオーヤマの対応について、「大満足でアイリスオーヤマに出荷してます」と農家の渡邊通さんもコメントされていました。
10年かけて黒字化してきたと大山健太郎氏は言います。
「50歳を過ぎて、震災に遭遇し、工場も自宅も流されて、また借金をして事業を継続するなんて、心が折れるじゃないですか」と語る大山健太郎氏の言葉が心に響きます。
地域のため、復興に尽力してきたアイリスオーヤマの大山健太郎氏の人間性が経営哲学に反映されていることがよく分かる表現だと感じました。
カンブリア宮殿での評価
「カンブリア宮殿」にも複数回出演されてきた大山健太郎氏。
大山健太郎氏の会社「アイリスオーヤマ」は、「カンブリア宮殿」では常に「メーカーではなく、生活者視点のアイデア企業」として紹介され、大山健太郎氏の「早くやるかやらないか(スピード経営)」「顧客に喜んでもらえるモノづくり」という姿勢が高く評価されてきました。
その革新的な経営手法と「ピンチをチャンスに変える」能力がクローズアップされています。
何回聞いても、感動するエピソードばかりです。
今回も、「ペット×防災・被災対策」で頑張っている新しく若い女性職員が活躍する様子なども知ることが出来て、本当に良い回だったな、と思いました。
まとめ
2026年2月26日の「カンブリア宮殿」に、アイリスオーヤマの代表取締役会長である大山健太郎氏が出演されました。
大山健太郎氏の経歴は、以下の通りです。
- ルーツは朝鮮
- 若くして経営者に
- 下請け企業から自社製品を販売する会社に転換
- 生活用品で「消費者目線」のヒット商品を連発
- 仙台に会社を移転
複数回にもわたる大山健太郎氏の出演ですが、その経営における「ピンチをチャンスに変える」能力が高く評価されています。
東日本大震災という未曾有の出来事においても、その「ピンチを力に変える」能力が発揮され、本社所在地の復興を牽引されました。
今回、カンブリア宮殿で詳しく「復興とビジネスの融合」が特集されましたが、とても感動的な内容でした。
東北復興の中で、現場の判断を「よくやった!それでこそ我が社の理念だ」と最大の賛辞を送ったことも感動のエピソードとして語り継がれています。
具体的な手法は、マインド転換としても私たちの生活に落とし込みたいものがありましたね。
今後のアイリスオーヤマ・大山健太郎氏のますますのご活躍が楽しみです。


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