『銀河英雄伝説』の作者で有名な田中芳樹さんは、一年前に脳内出血を発症され、現在リハビリ中であることが2025年11月30日に明かされました。
ぜひ、リハビリを頑張っていただいて、心身共に元気になって欲しいところです。
今も大学ノートに「まだまだ書きたいもの」を綴っておられるそう。
頭の中はきっと想像力がすごくて、制作意欲が溢れているのでしょうね。
そんな、天才小説家とも称される田中芳樹さんの、プロフィールや学歴・年収・印税などが気になって調べてみました。
皆さん、一緒に見ていきましょう!
田中芳樹さんのプロフィール
- 田中 芳樹(たなか よしき)
- 本名:田中 美樹(たなか よしき)
- 生年月日:1952年10月22日
- 出身地:熊本県
- 血液型:O型
- 学歴:
- 学習院大学 文学部国文学科卒業
- 同大学院文学研究科 国文学専攻 修士課程修了
- 同大学博士課程 満期退学
- 活動期間:1978年~
- ジャンル:SF小説・冒険小説
- 所属:らいとすたっふ
- 主な作品:
- 『銀河英雄伝説』
- 『アルスラーン戦記』
- 『創竜伝』
田中芳樹さんは、在学中の1975年には、学習院大学の輔仁会誌に小説を発表し、新人賞を受賞されています。
1977年に李家 豊(りのいえ ゆたか)名義で応募した『緑の草原に・・・』が雑誌の幻影城新人賞(小説部門)を受賞され、作家として在学中にデビューされました。
デビュー時は李家 豊というペンネームでしたが、代表作『銀河英雄伝説』より、本名に限りなく近い田中芳樹へと変更されました。
人気の秘密は、卓越した表現力と、緻密な構成力にあるそう。
特に、壮大なSFの物語や、緻密な歴史・戦略描写が高く評価されていて、
田中芳樹さんは天才作家と称されています。
異名は「皆殺しの田中」?!
また、「皆殺しの田中」という、一瞬ドキッとするような異名を持つことでも有名。
なぜ「皆殺し?!」って思いますよね。
それは、物語が進んで佳境にさしかかると、
主要なキャラクターであってもどんどんと死んでいくからだそう。
田中芳樹さんは、キャラクターが死んでいくことについて、後書きで
「よい人間や尊敬できる人間が理不尽な死を強いられる、それが戦争が悪とされる最大の理由であり、だからこそ登場人物が死んでいく作品を書く」
(ピクシブ百科事典より)
という意味合いのことを述べられています。
戦争への明確な視点や平和への強い思いが作品の根底にあり、
私たち読者に戦争と平和を深く考えさせるものになっているのだ、と感じました。
「皆殺し」という異名だけ聞くと驚きますが、
根底に流れる想いが誰に対しても響くものだからこそ、
「皆殺し」であっても、人を惹きつける作品ばかりなのでしょうね。
気になる年収や印税は?
田中芳樹さんの年収や印税を調べてみました。
まずは、年収について見てみましょう。
調べたところ、具体的な年収はわからなかったのですが、
長者番付(高額納税者公示制度)で、
1982年以降は納税額が公表されていました。
税率は、1989年~1998年は所得の50%だそうです。
田中芳樹さんの小説家としての推定年収を税率から算出してみました。
1989年度 20位で5103万円(推定年収 1億200万円)
1990年度 7位で7944万円(推定年収 1億5,888万円)
1991年度 12位で6508万円(推定年収 1億3,016万円)
1992年度 6位で7650万円(推定年収 1億5,300万円)
1994年度 17位で4686万円(推定年収 9,372万円)
1995年度 10位で6368万円(推定年収 1億2,736万円)
1996年度 7位で6568万円(推定年収 1億3,136万円)
1997年度 16位で4981万円(推定年収 9,932万円)
1998年度 17位で4285万円(推定年収 8,570万円)
(参考:前健雑記)
田中芳樹さんの正確な年収は公表されていませんが、
その膨大な著作数と人気作品の多さから、
億単位の収入を得ている可能性が高いと推測されます。
そして、納税額から算出した推定年収をみると、時期によって異なるものの、億超えも何度か実際にあるよう。
一般的な作家では年収数百万円とも言われますが、
田中芳樹さんは、さすがベストセラー作家、年収額は億超え有のようなので、やっぱりすごいですね!
国内トップクラスの東野圭吾さんは年収20~30億円とも言われている例もあるそうです。
別件ですが、同時期に1位多数の赤川次郎さんは、何度も年に2~3億円の納税されていたよう。
もう、管理人を含む庶民にとっては、よくわからない金額になっている…⁈
また、印税はどうなのかも調べてみました。
一般的な作家の印税は、書籍の定価の8~12%だそう。
発行部数や実際の販売部数によって印税は変わるのですが、
田中芳樹さんの印税額は公表されていませんでした。
印税の仕組みについては、
「定価」×「発行部数」×「印税率」 で計算されるのが一般的なのだそう。
例えば、定価1,000円の小説が10万部発行され、印税率が10%の場合、
1,000×100,000×0.10 = 10,000,000円(1,000万円)の印税収入になります。
田中芳樹さんの具体的な印税額は公表されていませんが、
ベストセラーが多数あるので、全体として巨額の印税収入がありそうですね。
まとめ
天才人気小説家で『皆殺し』の田中芳樹さんの、学歴や年収・印税について調べてみました。
学習院大学修士課程修了で、文学だけでなく史学にも精通され、
卓越した表現力と、緻密な構成力でベストセラーが多数ある田中芳樹さんですが、
正確な年収や印税はわからないものの、時期によっては1億円前後の高い収入がおありだったようです。
現在 田中芳樹さんは、脳内出血後1年が経過し、現在リハビリ中とのことで、田中芳樹事務所の方からX(エックス)でもコメントがポストされてました。
Xのコメントでは、新作発表は可能性として難しいと書かれていましたが、ぜひ元気になっていただいて、更なるご活躍が見られたらいいな、と願います。
田中芳樹さん、復帰を待っています!!


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