2025年12月20日の「アナザースカイ」では、Mrs. GREEN APPLEがドイツで過ごす様子が放送されます。
ミセスのボーカル・ギターの大森元貴さんの単独行動では、ドイツ文学の父ゲーテゆかりの地を訪れるそう。
また、ハイデルベルグの「哲学の道」では、大森元貴さんの楽曲制作理念が語られます。
どんな場所に行かれるのか、なぜゲーテのゆかりの地なのか。
ゲーテと大森元貴さんの共通点、旅行にいく場合の見所などを知りたいと気になり、調べてみました。
皆さん、一緒に見ていきましょう!
ミセスの大森元貴さんが単独行動で行く場所はココ!
番組では、メンバーそれぞれが単独行動されます。
大森元貴さんは、下記のドイツ文学の父といわれる「ゲーテ」のゆかりの地に行かれるようです。
- フランクフルト「ゲーテハウス」
- ハイデルベルグ「哲学の道」
まずは、どんな場所か見ていきましょう!
フランクフルト「ゲーテハウス」
ゲーテハウスは、ドイツの文豪ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが生まれ育った家を忠実に復元したものです。
隣接するドイツ・ロマン派博物館(ゲーテ博物館)と共通の入場券で見学でき、当時の裕福な商人の暮らしぶりとゲーテの文学世界の両方に触れられるのが大きな魅力だそう。
- ドイツ文学の父「ゲーテ」の原点が垣間見られる生家
- 4階建ての建物で、第二次世界大戦で焼失したが、忠実に復元
- 『ファウスト』をはじめとした初期の有名な詩や劇も、この家で書かれた
- 3階には約2000冊が保管されている「図書室」やゲーテが生まれた「誕生の間」、4階にはゲーテの創作の部屋がある
- 1階には「灰色の間」の音楽室があり、珍しいピラミッド型のアップライトピアノが展示
- 1~2階は家具や調度品が置かれており、当時の中流階級の生活の様子を見ることが出来る
- 当時の流行である異国趣味の「北京の間」やアール・ヌーヴォー調の階段など、18世紀の文化を間近で見られる
- 隣にはゲーテ博物館もあり、あわせて観光可能
- ゲーテ博物館には、ゲーテ自身が描いた絵画も多く、文学だけでなく芸術家としての才能にも触れられる




ハイデルベルグ「哲学の道」
ハイデルベルグの「哲学の道」は、ゲーテをはじめとする多くの哲学者がこの道を歩きながら思索にふけったとされる、歴史的にもロマンチックな散策路。
哲学の道では、欧州最大級の要塞廃墟として知られるハイデルベルグ城を川の対岸から見ることができます。
- 丘の上からハイデルベルグ城、カール・テオドール橋、旧市街地、ネッカー川などの絶景が一望できる
- ゲーテなど多くの哲学者や詩人が愛した場所
- 道の途中にある休憩スポット「哲学者の庭」では、四季折々の花が咲き、ベンチでくつろぎながら景色を楽しめる
- 曲がりくねった石畳の細い道、シュランゲン小道では果樹園の景色も楽しめる
- 一望できる景色のハイデルベルグ旧市街地は17世紀からほとんど変わっておらず、ルターの「宗教改革」ゆかりの地でもある町並みを見ることができる
- 単なる散歩道ではなく、歴史と自然、哲学的な思索に浸れるハイデルベルグ観光の中でも人気のスポット



大森元貴さんの旅は、どんな旅になるのでしょうか。
とても楽しみですね。
「ゲーテ」はどんな人?
大森元貴さんがドイツまで行ってゆかりの地を訪れたいと思う「ゲーテ」とは、どんな人なのでしょうか。
ちょっと難しいけど、大森元貴さんを知る意味でも、見ていきたいと思います!

ゲーテ(1749-1832)は、幅広い分野で貴重な作品を残している、ドイツの文豪。
- 詩人
- 劇作家
- 自然科学者
- 博学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、視線哲学、汎神論)
- 政治家
- 法律家
さまざまな分野で活躍した、まさに万能の天才です。
自由な精神と幅広い視野を持ち、ドイツ古典主義を代表する人物として、時代を超えて多くの人々に影響を与え続けています。
ゲーテの哲学は、文学、科学、人生哲学が融合した「全体を見る」思想で、自然(内面も含む)との調和、人間性の探究、そして絶え間ない努力と生成の工程が特徴。
ゲーテは分離した哲学を嫌い、理性と経験、芸術と科学、就航と詩が一体となった包括的な世界観を追求しました。
特に「原型(Urbild)」を見出し、それを現実世界に実現する「形成(Bildung)」のプロセスを重視しました。
内なる想像力(原型)を、現実世界に現すこと(形成)が人間の本質であり、それによって人間は真の価値を見いだすとしました。
- 小説『若きウェルテルの悩み』
- 詩劇『ファウスト』
- 旅行記『イタリア』 など多数!
- シューベルト
- モーツァルト
- ベートーヴェン
- メンデルスゾーン 等
現代の私たちが知っている著名な作曲家との交流が多くあったのですね。
矛盾さえある人間の内面を包括的に捉えようとしたゲーテの言葉は、当時の人々だけでなく、現代に生きる私たちの心にも訴えかけ、共感を生むように、人間の本質を捉えているのだろうと感じました!
こうやって考えると、哲学って意外と身近なものなのかも知れませんね。
難しいと感じていた「ゲーテ」に少し親近感がわきました!
ゲーテと大森元貴さんの共通点はある?
考えられないスピード感で新しい作品を常に「創り出す」活動をされている大森元貴さん。
Billboard Japanでは大森元貴さんは史上初となる3年連続首位獲得という快挙を達成されています。
そんな大森元貴さんが、なぜ「ゲーテ」ゆかりの地を訪れることになったのでしょうか。
大森元貴さんの創作活動への根本が、ゲーテの思想に影響を受けているのではと思い、共通点を調べて考察してみました。
大森元貴さんの作り出す作品に共通することは、「対極性」というキーワードがあるのではないかと思います。
- 楽曲の対極性
- 「僕のこと」と「ロマンチシズム」のような対極にある2曲を同時期に制作。
- ミセスとしての楽曲「breakfast」のリリース翌日に、大森元貴さんソロとしての楽曲「絵画」についてのインタビューを受けているなど、楽曲自体の多様さと、発信を同時期にされる幅の広さ。
- 表現の対極性
- 人間の持つポジティブな面とネガティブな面、希望と絶望、といった対極的な感情を描写
大森元貴さんの創作される作品から、人間の中の様々な感情について、それをそのまま内包していることを肯定しているように感じますよね。
一見ネガティブって悪いことのように感じるけど、それが実際には内面にある。
そして、ネガティブだけでなく、ポジティブも存在する複雑な心情がある。
でもそれを昇華させていて、欲求を抑圧せずにポジティブな成果に変えるような、自己実現であったりストレスマネジメントにもなるような、表現。
歌詞を聴いて、心を揺さぶられる感覚になるのは、対極性のある感情を持っていてもいいのだと肯定されるような気持ちになるからなのかも知れません。
それが、大森元貴さんの作り出す世界の魅力なのではと感じます。
これって、ゲーテの「包括的な世界観」に通じるものがあると言えるのではないでしょうか。
大森元貴さんは、哲学的な部分で、ゲーテに通じる世界観を持っておられるのだろうと考察しました。
また、「絶え間ない努力と生成の行程」という点でも、ゲーテと大森元貴さんは共通すると言えます。
驚くほどのスピードで作品を世に送り出す大森元貴さん。
本当にスゴイですよね。
大森元貴さんとゲーテの共通点は、
- 人の持つ対極性を内包した作品を生み出していること
- 絶え間ない努力と生成の肯定
といえるのではないでしょうか。
番組では、どのような語りが聞けるのか、とても楽しみですね!
まとめ
今回、大森元貴さんとゲーテについて、「アナザースカイ」での単独行動で訪れる場所から考察していきました。
訪れる場所は、ゲーテゆかりの地である「ゲーテハウス」「哲学の道」。
大森元貴さんとゲーテの共通点は、
人のもつ対極性を内包している作品を生み出していること
絶え間ない努力と生成を継続されていること
と、言えそうです。
哲学って難しいように思うけど、人間の持つ特性を表現したもので、それはゲーテの時代に研究されたことなのに、現代の私たちにも当てはまることなのだろう、と大森元貴さんの作品を通じて教えてもらった、そんな気持ちになりました。
「アナザースカイ」でどんなお話が聞けるのか、待ち遠しいですね!
大森元貴さんのソロ活動をはじめ、Mrs. GREEN APPLEのこれからのフェーズ3での活動が、本当に楽しみですね!


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