熊本中央警察署の建築デザインがテトリス!気になる建築費用は?

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今回、事件の関連で何度も画像がXで出てきた、熊本中央警察署について、デザインが変わっていて、気になって調べてみました。

建築デザインが「テトリスみたい」「デザインが強烈でニュースの内容が入ってこない」とXにも上がっていました。

こんな奇抜な形の建物が警察署だなんて、気になった方も多いはず。

建築費用も気になります。

皆さん、一緒に見ていきましょう!

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熊本中央警察署は誰の設計?

熊本中央警察署(旧:熊本北警察署)は、建築家篠原一男(しのはら かずお)氏が設計した建物です。

1990年に竣工した熊本中央警察署は、くまもとアートポリスの第一号プロジェクトとして、篠原一男さんと太宏設計事務所が設計しました。

正面全体にハーフミラーが施された独特のデザインです。

夜の熊本中央警察署の姿です。
昼間とは違う顔を見せてくれるのが、スゴイ!と思いました。

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熊本中央警察署はテトリスみたいな建物だけど、設計者の理念は?

熊本中央警察署は、独特で幾何学的な外観が「テトリス」のようなブロックが積み重なったデザインに似ていると話題になり、写真映えするスポットとして有名です。

くまもとアートポリス事業の一環で建設され、現代建築としても高い評価を受けています。

熊本中央警察署のデザインの特徴

幾何学的な構成が特徴です。
直線と面が強調され、様々な大きさや形のブロックが組み合わさったような外観。

「テトリス」が連想されませんか?
その独特の形状から、落ち物パズルゲーム「テトリス」のブロックを彷彿とさせると言われています。

機能と美の融合: 警察署としての機能性と、芸術作品のような美しさを兼ね備えた建築です。 

テトリス:落ちてくるブロックを操作して横一列に並べて消していくゲーム

見ていると、地面に面しているの面積が狭いため、不安定に見えなくもない建物ですが、「芸術作品」といわれると納得?!

熊本中央警察署のデザインに関する背景

  • くまもとアートポリス事業: 熊本県が後世に残る文化的資産を創造するために、優れた建築物を県内各地に誘致・建設する事業の一環として建てられました。
  • 篠原一男氏: 日本を代表する建築家の一人で、その革新的なデザインで知られています。

この建物は、単なる警察署としてだけでなく、現代建築のランドマークとしても注目されており、多くの人が訪れるスポットになっているそう。

警察署の前は公園になっているので、建物好きの方は、建物を眺めがら くつろげそうですね!

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設計者 篠原一男氏の建築理念は?

なんでこんな形の建物にしたのだろう、と思って、設計をした篠原一男氏の理念や思想を調べてみました。

建築家・篠原一男さん(1925-2006)の建築についての根幹となる理念や思想は、「住宅は芸術である」という言葉に集約されます。

篠原一男さんが1962年に発表した論文の中で、「住宅は芸術である」と断言しました。

当時の主流であった「住宅は住むための機能である」という機能主義に異を唱えた篠原一男さん。
住宅は実用的な道具である以上に、人間の精神に働きかける芸術作品であるべきだと主張しました。

数学を専攻していた経歴から、篠原一男さんは建築を単なる幾何学的構成(正方形など)に還元し、伝統的な日本の空間の特質を「抽象」として再構成しました。

著名な建築家である篠原一男さんの作品が普段から見れる熊本。
今度行ったらぜひ訪れたいです!

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熊本中央警察署の建築費用は?

熊本中央警察署の単体での建築費用は、熊本県のホームページでの情報によると、総工事費として2,521百万円、と記載されていました。

2,521百万円って?と思って、計算し直してみました。

2,521 × 1,000,000(百万) = 2,521,000,000

となり、25億2100万円となります。

詳細情報

  • 名称: 熊本中央警察署(旧 熊本北警察署)
  • 竣工: 1990年11月
  • 設計: 篠原一男+太宏設計事務所
  • 施工: 竹中工務店・増永組・三津野建設共同企業体
  • 構造: 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造
  • 規模: 延床面積 8,695平方メートル、地下1階、地上5階

建築家の篠原一男さんの設計であることもあり、一般的な警察署建築費用より高額な可能性があると推察されましたが、

1980年代後半に施工された一般的な警察署クラス(延べ床面積5,000~8,000㎡規模)の場合、本体工事費だけで15~25億円程度、その他設備や外構を含めると30億円に達する事例が見られるようです。

警察署の建物のみ(外構は含まない)で25億2100万円、という意味であると推察されました。

1980年代~1990年代は、建設費にバブル景気に伴う価格の高騰がみられた時代です。
同規模の建物でも1980年代と比較して1.2倍~1.5倍に膨らむ傾向にあったこの時期の大型施設としては、熊本中央警察署は、案外妥当な費用で抑えられたとみて良いのかもしれません。

現代との比較としては、2024年~2026年現在の鉄筋コンクリート構造の建築単価と比較すると、当時は額面上の単価は半分~3分の2程度でしたが、当時の物価水準からすると、警察署の設備は自治体にとって非常に大きな投資プロジェクトであったことは間違いありません。

高額の投資をしても、著名な建築家が手がける建造物を公共機関に盛り込んだ熊本県の「心の豊かさ」に対する取り組みの本気度を感じますね。

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くまもとアートポリスとは?

日本の近代化の過程でどの街も似たようなありふれた建物で埋め尽くされた印象があることに対し、物の豊かさだけでなく、心の豊かさを求める象徴として、1988年(昭和63年)にアートポリス事業が始まったそう。

熊本県は、環境デザインに対する関心を高め、都市文化と建築文化の向上を図ると共に、文化情報発信地としての熊本を目指して、構成に残る文化的資産を創造するため、「くまもとアートポリス」を推進しています。

現在進行形のプロジェクトで、これまでも複数の公共施設がこのアートポリス事業の一環として建築されました。

くまもとアートポリスとして熊本県のホームページで紹介されているプロジェクト一覧での件数は、なんと121件!

公衆トイレや「みんなの家」も含まれるため、警察署のような大きな規模ばかりではありませんが、建築に力を入れているのは、とても興味深いですね!

以下、写真は熊本県ホームページより引用。

様々な規模の公共施設がこのくまもとアートポリスで建設されています。

街の景観を良くする、文化的資産としての公共施設が、このような取り組みで継続されているのは、素晴らしい取り組みだと思いました!

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まとめ

Xで見かけて奇抜な形の建造物だと思った熊本中央警察署は、著名な建築家・篠原一男さんの設計でした。

昼の姿だけでなく、夜の姿も美しい熊本中央警察署。

熊本中央警察署は、くまもとアートポリス事業の一環として竣工されましたが、建築費用がスゴイのではと思い調べてみましたが、25億2100万円でした。
建物だけの金額とは思いますが、費用は思ったよりも妥当だったと言えそうです。

熊本県は、くまもとアートポリス事業を継続しており、老朽化した建物を文化的資産として残せるよう建て替えのプロジェクトを推進しています。

熊本に行ったら、ぜひ様々な建物を鑑賞してみたいですね!

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