顔見世の売上はどのくらい?歌舞伎の楽しみ方やみどころを知りたい!NHK【古典芸能への招待 師走の恒例・京都南座での顔見世歌舞伎からお届け!】

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今年は大ヒット映画『国宝』の影響もあり、歌舞伎への注目がとても高まっていますね

今回、NHKで『古典芸能への招待 師走の恒例・京都南座での顔見世歌舞伎からお届け!』が放送されます。

先日、京都南座での顔見世が千穐楽(せんしゅうらく、最終日の意味)を迎えました。

今年は映画の影響もあり、チケットが連日売り切れだったよう。

特に、春から始まった尾上菊五郎・菊之助親子の襲名披露公演でもあり、ひときわ注目を集めました。
人気の高まっている歌舞伎の顔見世の様子がNHK番組で見られるのは、とても楽しみですね!

連日チケット売り切れ続出だった顔見世の売上が気になって、調べてみました

また、歌舞伎の楽しみ方やみどころも、初心者の私としてはもっと知りたいと思い、併せて調べてみました。

皆さん、一緒に見ていきましょう!

顔見世とは?

顔見世(かおみせ)とは、歌舞伎において新年度の出演俳優を披露するお披露目興行のことです。

江戸時代、歌舞伎役者と劇場(芝居小屋)の雇用契約は11月から翌年10月までの1年契約でした。

そのため、毎年11月に「これから1年間、このメンバーで上演します」と新しい顔ぶれを観客に紹介したのが「顔見世」のはじまりなのです。

現在では、当時の契約制度はありませんが、年中行事として定着しており、人気スターが揃う華やかな特別興行となっているので、大変人気があります。

京都の南座の「吉例顔見世興行(きちれい かおみせ こうぎょう)」は毎年12月に開催。
劇場の正面に役者の名前が書かれた看板「まねき」が挙げられる様子は、京都の師走の風物詩として有名で、毎年ニュースにもなります。

東京の歌舞伎座の「吉例顔見世大歌舞伎」は、毎年11月に開催されています。

2025年も例年通り開催され、京都の南座では「當る午歳 吉例顔見世興行」が開幕しました。
八代目尾上菊五郎尾上菊之助による奉納舞なども行われ、大変な人気だったよう。

今回、NHKの番組でその様子が観られるのは、とても楽しみですね!

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気になる顔見世の売上は?

顔見世単独の売上金額を調べてみましたが、公開されていませんでした。

運営会社である松竹株式会社の決算資料やチケット価格から、推測してみました

興行規模の推測

南座の「吉例顔見世興行」を例に推測しました。

11月下旬~12月下旬までの、約1ヶ月弱の開催期間です。

  • 座席数1,080席
  • 2025年チケット料金
    • 特別席 28,000円
    • 一等席 26,000円
    • 二等席A 13,000円
    • 二等席B 10,000円
    • 三等席 8,000円
    • 四等席 6,000円
  • 概算
    • 昼夜2部制で23日開催
    • チケット収入だけで約10億4,328円前後と推測
    • さらにグッズ・飲食の売上、スポンサー収入を含むと11億円を超える売上と推定

2025年は、襲名披露興行だったので、例年よりも高めの価格設定となっていました。

全体の約半数以上が1等席(1階席と2階正面席)で占められているので、最も一般的な価格帯は26,000円となります。

2025年度の松竹の業績は非常に好調だそうで、グループ全体の最終損益は40億円の黒字に転換する見通しだそう。

歌舞伎公演の復調や、歌舞伎座での襲名披露興行・南座の顔見世・新橋演舞場での話題作(人気ゲームが原作の新作歌舞伎作品『刀剣乱舞』など)が前期を上回る成績だったことも、収益に大きく貢献したそう。

これだけ大きなお金が動いている歌舞伎界って、本当に規模が大きいですね!

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コロナ禍による規制からの復活と顔見世の売上

2020~2024年までの京都南座の顔見世のチケット代について、調べてみました。
コロナ禍での制限と、赤字からの復活の様子がみられました。

歌舞伎興行を担う松竹の演劇事業は、2020~2021年にコロナウィルスによる制限があり、大幅な減収で最終赤字となりました。
2022年までは赤字だったそうです。

顔見世のチケット代と、チケット代の推定売上は、以下の通りです。

  • 2020年:コロナで「三部入替制」で「前後左右1席空け」、一演目ごとの上演時間が短縮され、チケット料金は低く設定。南座の推定売上概算は2.5億~3.5億円(満席想定で3.5億円)。
    • 特別席 12,000円
    • 一等席10,000円
    • 二等席6,000円
    • 三等席3,000円
  • 2021年:コロナで「三部入替制」は継続。「座席制限」はやや緩和され、価格は低めの設定だが前年よりアップした。南座の推定売上概算は5億~6億円
    • 特別席 19,000円
    • 一等席 17,000円
    • 二等席 9,000円
    • 三等席 5,000円
  • 2022年:3部入替制で、コロナの影響が継続。ただし、座席制限の緩和と料金改定が複合的に影響して、価格は前年度よりも高くなった。南座の推定売上概算は7億~8.5億円
    • 特別席 20,000円
    • 一等席 18,000円
    • 二等席 10,000円
    • 三等席 6,000円
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  • 2023年:南座での顔見世では市川團十郎白猿襲名披露で、例年より高めの価格設定。南座の推定売上概算は10.3億円(物販等も含むと12億円規模)で、コロナ禍以降の最高売上を記録したよう。
    • 特別席 27,000円
    • 一等席 25,000円
    • 二等席A 12,000円
    • 二等席B 10,000円
    • 三等席 8,000円
    • 四等席 6,000円
  • 2024年:2023年や2025年のような大規模な襲名披露がなかったので、通常の顔見世興行の価格帯の設定。南座の推定売上概算は7.1億円(物販等を含むと8~9億円)。
    • 特別席 20,000円
    • 一等席 18,000円
    • 二等席 10,000円
    • 三等席 6,000円

2023年には規制が大幅に緩和され、顔見世で市川團十郎の襲名披露演目が上演されるなどし、大きな話題を呼びました。

2023年顔見世では、チケット価格は例年より高めでかつ、南座の座席はフル稼働。
チケット収入だけで8億8,000万円前後に上った可能性があります。

「伝統の灯火を消さない」ことが目標だったコロナ期間でしたが、市川團十郎の襲名披露演目は、歌舞伎界の救世主ともなる程だったのではないでしょうか。

2023年は黒字転換(約54億の純利益を計上)し回復の兆しとなりました。

そして、2024年は映像事業(映画)の不振や運営コスト上昇が響き最終赤字だったようですが、2025年は大幅な黒字拡大(42億の営業利益)に至り、通年でも最終損益が40億円の黒字に転換する見込みだそう。

ちなみに、2025年10月には、市川團十郎の特別公演が南座で行われるなど、精力的な活動で舞台に立ち続けておられます

歌舞伎界の未来を担う象徴として注目されている市川團十郎さん
歌舞伎の宗家としての成田屋市川團十郎さんの演目を、歌舞伎座や南座で観てみたいですね!

2025年の顔見世は、八代目尾上菊五郎および六代目尾上菊之助親子同時襲名披露
音羽屋(尾上家)の重要名跡である「菊五郎」の大襲名披露という極めて大きな節目であったため、2023年をさらに上回る最高価格帯(特別席28,000円)が設定されました。

注目度や重要度に応じてチケット代も変動するのですね。

今回のNHK番組で大襲名披露の様子が観られるのが楽しみですね!

顔見世は、スターが一同に介する舞台。
注目度もスゴイですね!

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