ブレイキンがよくわからない人必見!BBOYって何?ルールや用語の解説、プロ選手の年収まで!【世界ブレイキン選手権2025久留米】

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2025年12月12・13日に世界ブレイキン選手権2025久留米」が開催されます。
2024年のパリ五輪で正式種目となり、その格好良さに魅了された方も多いのでは。

今回、年に一度の世界一決戦が、初めて日本で行われます。

正直、ブレイキンって何?
格好いいけどルールってどんな感じ?

そう思っている方、意外と多いのでは。

皆さん、一緒に見ていきましょう!

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ブレイキンとは

ブレイキンブレイクダンス)は、アメリカ発祥のスポーツで、
試合は音楽に合わせて交互にダンスを披露する1対1の「バトル」形式で行われます。

ブレイクダンス、という言葉の方がなじみのある方も多いかも知れません。

その発祥は、1970年代初頭のアメリカ・ニューヨークの貧困地区にあります。

ギャングの縄張り争いを「暴力ではなく音楽と踊りで解決する」という考えから生まれ、ヒップホップ文化の四大要素の一つとして発展しました。

アクロバティックな動き即興性が特徴です。

日本には、1980年代半ばに伝わり、風見しんごさんの楽曲などで注目を集めました。

「涙のtake a chanse」という楽曲では、当時の日本ではまだ誰もやっていなかったブレイクダンスをニューヨーク修行で体得して、バックダンサーを率いて踊りまくりながら歌い、話題となりました。

競技としてのブレイキンは、技術や表現力を複数の審判が判定し、勝敗が決まります。

2024年のパリ五輪で、新競技に採用されました。
(その前進として2018年ブエノスアイレス ユースオリンピックで登場しています)

若者の関心をオリンピックに呼び込むため、ストリートカルチャー発祥のブレイキンが追加され、パリ五輪では初代王者B-boy/B-girlが決定しました。

オリンピック初代王者B-girlは、”AMI“こと湯浅亜実(ゆあさ あみ)さんで、今回放送の「世界ブレイキン」の放送解説も務めておられます。

もう一人の今回の番組での解説者 ISSEI堀 壱成(ほり いっせい)さんは、世界最高峰の1on1ブレイキンバトル「Red Bull BC One World Final 2016」で、19歳の時に日本人初の世界王者になられた方です。

今回出場の ”ISSHIN” 菱川一心(ひしかわ いっしん)さんも、Red Bull BC One(2025年11月開催)で優勝されています。

Shigekix(シゲキックス)” 半井 重幸(なからい しげゆき)さんも、Red Bull BC One(2020年)では日本人として初優勝されたことをはじめ、国際大会で50回以上優勝されています。

Bgirlは、パリ五輪代表の”AYUMI”こと福島あゆみ(ふくしま あゆみ)さんや、
今年2月の全日本選手権で優勝した”AYANE”こと半井彩弥(なからい あやね)さんらが出場!

すごい方々が解説に入っておられますね。
選手も凄腕の方々ばかり!

それもそのはず、ブレイキンにおける日本は、世界でもトップクラスの強豪国

男女とも世界で活躍する選手が多く存在、選手層も厚いのです。

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ブレイキンのルールは?

ブレイキンの競技には、様々な形式があります。

その一つが、即興ダンスによるバトル

即興ダンスによるバトルのルールを見ていきましょう。

ブレイキンのルール

  • DJが流す音楽に合わせてB-Boy/B-Girl(ダンサー)が交互に即興でパフォーマンス(ムーブ)を披露
  • 「技術性」「多様性」「完成度」「独創性」「音楽性」といった5つの基準でジャッジ(審査員)が勝敗を決める1対1のバトル形式が基本
  • 相手のムーブに触れてはいけない、音楽に合わせて即興で踊る、キャラクターやスタイルも重視されるなど、カルチャーとスポーツの要素が融合

バトルの流れ

  • 形式: 1対1のバトルが基本で、DJ、MC(進行役)、3〜5名のジャッジで構成
  • 先攻・後攻: ボトルスピンなどで決めたり、雰囲気で決めたりされる
  • ラウンド: 1ラウンド(スローダウン)につき、先攻・後攻がそれぞれ1分程度のパフォーマンスを交互に行う(3ラウンド制が多い)
  • 判定: ジャッジが5つの基準(技術性、多様性、完成度、独創性、音楽性)で採点し、勝敗を決定

主な評価基準(ジャッジポイント)

  • 技術性 (Technicality): フットワーク、パワームーブ、フリーズなどの技の難易度や精度。
  • 多様性 (Diversity): 技の種類や動きのバリエーションの豊富さ。
  • 完成度 (Completeness): 技のクオリティ、流れの良さ。
  • 独創性 (Originality): 他にない独自のムーブやスタイル。
  • 音楽性 (Musicality): DJの選曲と音楽のビートにどれだけ合わせられているか。 

バトルの特徴

  • 即興性: 事前に曲を知らされないため、流れる音楽に合わせて即興で踊る能力が重要。
  • カルチャー要素: スポーツとしてだけでなく、個性(キャラクター)やスタイル、表現力も重視される。
  • 禁止事項: 基本的に相手のブレイカーに触れてはいけない。 

様々なバトルの形式

  • ソロバトル
  • チーム(クルー)バトル
    • チーム同士の対戦。
    • チーム人数は2人から10人以上などさまざま!
    • ポニー&クライド(男女ペアの2on2)」
    • トリック(基本の動き)が限定された「トップロックバトル」「フットワークバトル」なども

バトル以外

  • ショーケース: 事前に曲と振り付けを決めて披露する形式で、観客を楽しませるのが目的です。
  • サイファー: 円(サークル)を作って、その中で即興で自由に踊り合う形式です。 

競技の採点方法など基準がありますが、格好良くて、見ていて楽しめたり、スゴイ!と感動できるのが、ブレイキンの最大の魅力なのかも知れませんね!

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ブレイキンに関するコトバを知ろう!

ブレイキンに出てくるコトバって、なじみがない方も多いかも。
用語がわかれば、100倍楽しめる?!

  • BBOY/BGIRL
    • ヒップホップ文化におけるブレイクダンス(Breakin’)を踊るダンサー。
    • ヒップホップの「四大要素」(ラップ、DJ、グラフィティ、ブレイクダンス)を愛好し、そのスタイルや精神性を持つ人を意味します。
  • 「B」
    • ブレイキンにおける「B」は、Break(ブレイク)やヒップホップ発祥の地ニューヨークのBronx(ブロンクス)に由来。

ブレイキン用語(参照:BREAKING STREET)

  • キープ
    • 一定の姿勢で止まり続けること。
    • 主にフリーズで使われる。
  • スイッチ
    • 回転方向を途中で切り替えること。
  • スタイラー
    • 主にトップロックやフットワーク、パワームーブ以外のフロアムーブを主体とするブレイカーのこと。
  • ドロップ
    • トップロックからフットワークに入るための動きのこと。
    • 技をつなぐ役割がある。
  • パワームーバ
    • 主にパワームーブを主体とするブレイカーのこと。
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ダンスの基礎用語

  • アイソレーション
    • 首や肩、胸など、体の一部だけを別々に動かすこと。
  • イントラ
    • インストラター(教える人)の略。
  • クルー
    • グループやチームのこと。
    • 仲間を指すことも。
  • フリ
    • 与えられた時間の中で、自由に踊ること。
  • ムーブ
    • ある動きや技を始めたところから止まるところまでの、一連の流れを意味する。
    • ブレイキンの1ムーブは、エントリー(立ち踊り)~フリーズまでの踊りのことが多い。
  • ルーティーン
    • 複数名で決まった振り付けを行うこと
  • ワンエイト
    • ダンスのカウントでは8拍でひと区切りとなることが多く、この区切りを指す。
    • ツーエイト、スリーエイト・・・と増えていく。

知っている言葉が多いですが、ブレイキンでの意味がわかるともっと楽しめますね!

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プロ選手の年収は?

ブレイキン選手の年収が気になり,調べてみました。

スポンサー・賞金・レッスン・イベント出演など、実力や活動形態により大きく異なるようです。

  • トップ選手はスポンサー契約や賞金で高収入を得ることが多く、数千万円レベルのことも。
  • 多くの選手はレッスン講師やイベント出演で生計を立てる
  • 平均的なダンサーの年収は200~600万程度
  • 世界大会で優勝すれば賞金100万円獲得のチャンス!
  • パリ五輪代表選手などは、講演会やメディア出演でも収入あり。

ブレイキン選手の年収の特徴です。

  • 二極化:世界レベルで活躍するトップ選手と、その他多数の選手との間の収入差はとても大きいそう。
  • 不安定さ:安定した収入源を確保するには、実力だけでなくメディア露出やブランディングも重要。
  • 競技化・プロ化の進展:パリ五輪以降、競技としての注目度アップ! 賞金やスポンサーの機会が増加傾向。

Shigekixさんは、カシオ・ナイキ・コーセー・ベンツ・みずほフィナンシャルグループと、スポンサーが多く、パリ五輪後に億超えの年収も予想されていたりします。

まとめ

今回、世界ブレイキン選手権2025久留米」が開催されるにあたり、ブレイキンについての基本的なことを調べてみました。

スゴイ動きで人を魅了する競技、ブレイキン。

日本人の方が多数活躍されているこの競技、2025年の優勝は誰になるのか、楽しみですね!

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